日本国内でも有数の人気を誇る黒川温泉は、阿蘇くじゅうの緑豊かな自然に囲まれた温泉街です。30の旅館が軒を連ねており、一つ一つの旅館と小径が風情のある温泉郷全体の景観を形作っています。黒川温泉観光旅館協同組合「風の舎」では、露天風呂めぐりができる名物「入湯手形」を販売しています。なお、2022年で37年目を迎える入湯手形が6月26日からリニューアルし、露天風呂のほか飲食やお土産にも利用できるようになりました。情緒あふれる温泉街を歩きながら、ゆったりとした時間の流れに身をまかせてみませんか。

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住所：熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺黒川

1274年の元寇の役の際に北条時定が建立した満願寺。このエリアにある温泉地が満願寺・扇・蔵迫温泉です。地域を流れる満願寺川には温泉が湧いており、「川湯」として地域住民に親しまれています。この温泉は、入浴以外にも、地元住民の米研ぎや野菜洗いのための炊事場としても利用されているのが特徴です。また、国指定天然記念物のオキチモズク（糸状の藻類）発生地としても知られています。こちらのエリアには、旅館のほか貸別荘やキャンプ場などもあり、さまざまな宿泊スタイルを楽しめるのが魅力です。

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住所：熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺

黒川温泉の西側に位置し、筑後川の源流である田の原川沿いに立ち並ぶのが、田の原温泉。開湯は鎌倉時代にまでさかのぼる、歴史ある温泉地です。細川藩の時代には武士の湯治場として栄えました。周辺には、「熊本県平成の名水百選」に認定された夫婦滝や、絶景スポットとして知られる小萩山稲荷神社などもあり、自然が織りなす優美な景色も魅力。さらに、もう一つの魅力は初夏に舞うホタルです。この時期には露天風呂に浸かりながら幻想的な雰囲気を楽しむことができるでしょう。

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住所：熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺田の原

南小国町中央部の東側に位置する小田温泉は、1975年頃に開湯。温泉街の中心を流れる小田川は平家ボタルの生息地でもあります。ホタルの時期は6月下旬ごろ。日本に生息するホタルの中でも点滅回数の多い平家ボタルが乱舞する光のショーは圧巻です。小田温泉は豊富な湯量を誇り、美肌成分と言われている「メタケイ酸」を多く含む良質な温泉が楽しめます。家庭的な雰囲気の温泉で癒され、身も心も元気を満タンに補給しましょう。

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住所：熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺小田

白川温泉は1996年頃に開湯した比較的新しい温泉地。南小国町東部に位置し、周辺には杉林や田園風景が広がり、秘境と呼ぶにふさわしいエリアです。温泉地としての歴史は浅いですが、全室離れの高級旅館や立ち寄り湯としても利用できる和モダンの旅館、全室露天風呂付き源泉かけ流しの宿など、人気の高い宿泊施設が点在しているのも魅力。都会の喧騒を忘れて、川のせせらぎや鳥のさえずりを聞きながら、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

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住所：熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺白川