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土屋アンナ インタビュー

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Special Interview 土屋アンナ

―― 那須町に着いて車を降りるなり「那須町最高!」とおっしゃっていましたね。

まだ何も見ていない、食べていない状態だったのですが、目の前に広がる美しい紅葉を見ながら新鮮な空気を吸っただけで、この言葉が出てきました。天皇家の御用邸もありますし、みなさんが避暑地として行かれる人気スポットとは知っていましたが、冬もきっと心地いい寒さで、素敵だと思います。一瞬で那須町が好きになりました。

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―― その新鮮な空気のなか、那須町を巡っていかがでしたか? まずは、ザ・ビートルズの世界観の「BAKERY & CAFE PANNY LANE」で、人気の「モーニングプレート」を味わっていただきました。

まず「こんなに広いパン屋さんがあるんだ!」とびっくりしました。私も音楽が好きなので、音楽をコンセプトにしたお店は好きです。BGMはもちろん、各所にビートルズ・グッズもあふれていて。広いテラスでおいしいパンをゆったり食べる時間は本当にハッピーになれました。平和を願ったザ・ビートルズという存在ととてもマッチした空間だったと思います。お土産にパンもたくさん買いました(笑)。

―― カフェでコーヒーを飲むアンナさんを見ていると、そこがイギリスに見えました。

たまには「日本を脱出したい」と思う人も多いと思うのですが、「日本にも自分が知らないだけで、素敵な場所がたくさんある」と思いますね。パン屋さんに行って、音楽を聴きながら外のカフェで食べて、お土産を買って帰るだけでこんなに幸せになれるんですから(笑)。

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―― 地元の人に愛されるお店は、行ってみるべきですよね。

テーマパークももちろん楽しいけど、地元の人に愛されている場所の素晴らしさに触れると「この場所は大事にされているんだな」と感じるし、訪れた人の反応で地元の人たちも「ここを大事にしなくちゃ」とさらに思うんじゃないかな。素晴らしい場所はそういういいサイクルが作られているんでしょうね。

―― 「那須高原HERB’s」では、アロマミストを作っていただきました。

もうマイバッグに入っていますよ(笑)。香りのものは大好きなんです。自宅では朝起きたらまずお香を炊いていたんですが、今日久々にアロマオイルに触れて、明日からはアロマにしようかなと。お土産にローズ、イランイラン、セージのオイル、ルームスプレーとバスソルトも買いました。

―― アーティストなどクリエイティブな仕事をする方は、香りにこだわられますね。

香りは、自分の気持ちを落ち着かせるサポートをしてくれます。忙しい日々の中で、家の中は一番安心ができる場所。そこをさらに自分がリラックスできる環境にするためには、香りが必要なんです。香水も大好きだけど、家で使うものは自然の香りが多いですね。

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「おいしい」「キレイ」って自然に口に出ることが本当の幸せなんだと思う
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―― 「那須ステンドグラス美術館」内の「セント・ラファエル礼拝堂」にも行っていただきました。

私はクリスチャン系の小学校出身で、聖歌隊に参加したり、日曜礼拝に行ったりしていたので、まずは「懐かしい」と思いました。窓から降り注ぐ陽と美しいステンドグラスが作り上げる優しい光と空気があふれる教会で、心が安らぎました。実は最近、ちょっと疲れ気味だったんです。でも、その疲れがスッと消えていきました。ステンドグラスに描かれたイエス様や天使たちのお顔もすごく優しくて。子どもたちを連れて来て見せたら、彼らもきっとそう感じると思います。でも教会で駆けまわった瞬間、「外でてろ!」と言わなくちゃならなくなるかもですが(笑)。

―― 結婚式を挙げていたカップルに「おめでとうございます」と声をかけていましたね。
おふたりには一生の思い出になると思います。

紅葉が舞う中を歩く新郎新婦のおふたりは、絵のようでとても素敵でしたね。人の手が加わらずに出来上がった自然と、人が心を込めて作った建物が調和した偉大な場所で祈りを捧げる。お幸せになっていただきたいです。

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―― 最後に行った「NASU 661 WINE HILLS」ではワインの試飲をしていただきましたが、迷わず「赤ワイン」でしたね。

「赤、辛口、重め、酸味少なめ」が好きです。白ワインももちろん好きですが、赤ワインの「私、赤です!」っていう主張の強さが好きなんですよね(笑)。赤ワインの葡萄の濃厚な香りと深さは料理を支える飲み物ではなく、メインメニューだと思っています。いただいた「ブルーベリーワイン辛口」は飲む前は「ジュースっぽいのかな」と思っていたんですよ。でも辛めだけどさっぱりしていて、飲みやすい。ワイン好きな人は絶対これ好き。

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―― 日本のワインもたくさんおいしいものがありますよね。

「海外のワインで有名なものはおいしい」みたいな先入観がある人も多いと思いますけど、実際に口にしてみたら日本にもおいしいワインはたくさんあるんですよね。こんなふうに試飲ができるところはいいですね。今はコロナ禍で減ってしまいましたが、私、試食コーナーが大好きなんです(笑)。お店の方に情報を聞きながら食べるのって楽しいですよね。

―― ワインを買っているときも、スタッフの方と話がはずんでいましたね。

レジのお母さんが「私、那須町出身だけど、ここの町はすごくいいのよ」って言ってくれて。行く先々でみなさんが優しくしてくれました。そこに暮らす方々の幸せが表情や言葉にあらわれているのを感じると、私もそこが大好きな場所になるんです。

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体験したのとしないのでは、人生が変わってくる。一生旅をして生きていきたいくらい(笑)
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―― アンナさんにとって、旅はどんな存在のものですか?

社会に出たらいろんな嫌なことでも対応しなくてはいけないし、常に鎧を着て生きていかなくてはならないですよね。そんな自分を、偽りのない本来の姿にしてくれるものです。子どもの頃は海や山に囲まれたところで過ごしてきたので、自然は大好き。自然の偉大さを目のあたりにしたとき、人間の小ささを感じて「よし、頑張ろう」と思えるんです。そして、その土地その土地の人がいろんなアイディアを出して、自然を楽しんでもらえる工夫をしているということも、素晴らしいことだと思っています。

―― 次は、どこに旅に行きたいですか?

今回の旅が最高すぎて、「近いうちもう一度このルートで那須町をめぐりたいね」とみんなで言っていたんです。「次はお子さんもご一緒に」と言ってくださったんですが、いえいえ、そこはやっぱり女子だけでのんびりと(笑)。2泊くらいしたいですね。いろんな方におすすめの場所を教えていただいて、リサーチして、その次は子どもたちも連れて来たいですね。とにかく今回のルートは最高です!

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―― この「旅色」を見て那須町に旅をしようと思っている方、アンナさんとお会いするかもしれませんね。

 「旅色」が素晴らしいのは完璧なおすすめルートを教えてくれるだけではなく、動画もあるし、何らかの理由で旅に行けない人でも「こんな場所があるんだ」と楽しませてくれるところ。仕事とはいえ、本当に日々をリセットさせていただきました! 那須町は、また足を運びたくなる大好きな場所になりました。

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「日本にも素敵な場所がたくさんある」と旅をしながら、肌で実感できる
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土屋アンナ
土屋アンナ
Profile

3月11日生まれ、東京都出身。1998年にモデルとしてデビューし、雑誌、テレビ、広告、ファッションショー、TV-CMなど幅広く活動。2004年には映画『下妻物語』に出演し、日本アカデミー賞新人賞・助演女優賞、ブルーリボン賞最優秀新人賞など、8個の賞を受賞。ミュージシャンとしては、2002年ロックバンド「Spin Aqua」のボーカルとしてデビュー。2005年にソロデビュー。2022年は映画『ALIVEHOON アライブフーン』、CM「BOAT RACE 振興会『アイ アム ア ボートレーサー』などに出演。ライフワークとしては、さまざまなチャリティー活動にも参加。子どもたちを応援する「フリー・ザ・チルドレン・ジャパン」や「東京グレートサンタラン」のアンバサダーを勤めている。

衣装協力

エコムートンジャケット47,300円(ジャッキー|ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム03-3401-5001)、ニット19,800円(プロヴォーク|ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム03-3401-5001)、デニム17,050円(ローラス|ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム03-3401-5001)、ジップトップス13,750円(メゾンスペシャル|メゾンスペシャル 青山店03-6451-1660)、バッグ、シューズすべてスタイリスト私物

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制作依頼

栃木県那須町

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編集長

播磨雄介

編集

阿部大亮、細淵佳奈子、石川 葵、福田桃子
大熊静香、吉川綾乃、白田麻依子、松澤都呼

アドバタイジング

町野紗里奈

デザイナー

松田 洋(ヒストリアル)

HTMLコーダー

ヒストリアル

発行人

井上秀嗣

発行元

株式会社ブランジスタメディア

東京都渋谷区桜丘町20番4号ネクシィーズスクエアビル

03-6415-1183

土屋アンナさんが案内する 那須町デイトリップ

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