豊かな自然の恵みにより、名産品が豊富な西川町。その味は滋味深く、心にも栄養が染み渡るよう。現地ではもちろん、旅の思い出話と一緒に持ち帰れば自宅で旅気分が出る名産品を集めました。
写真/鈴木 新(go relax E more) 文/合津玲子(ランズ)
豊かな自然の恵みにより、名産品が豊富な西川町。その味は滋味深く、心にも栄養が染み渡るよう。現地ではもちろん、旅の思い出話と一緒に持ち帰れば自宅で旅気分が出る名産品を集めました。
写真/鈴木 新(go relax E more) 文/合津玲子(ランズ)
西川町には県内で唯一、日本酒、ビール、ワインという3種のお酒の醸造元があります。まろやかな日本酒を醸す「設楽酒造店」、水と100%麦芽にこだわった月山ビールをつくる「月山銘水館地ビール工場」、サクランボやブドウといった県産の果実で本格的なワインを醸造する「月山トラヤワイナリー」で、それぞれ名水百選にも選ばれた月山の湧水を使い、独自の製法と技術でここにしかない味わいを実現しています。現地でしか購入できない幻のお酒もあるという噂もあるので、現地で確かめてみましょう。
月山の伏流水で大切に育てられたお米は、西川町の特産品のひとつ。なかでも注目は、ふっくらとつややかな炊きあがりが特徴の「つや姫」。山形県が10年の歳月をかけて開発したブランド米。粒が揃い、しっかりしているため口当たりがよく、甘みがあるのが特徴です。ほかにも、雪若丸、はえぬき、山形95号など、さまざまなお米が作られているので、食べ比べて自分の好みを探すのもおすすめです。
山形県は言わずと知れたフルーツ王国。西川町でもさまざまなフルーツがつくられており、なかでも皮が柔らかく糖度の高いサクランボは、県内のみならず全国でも高い人気を誇ります。6~7月の旬の時期を心待ちにしているファンもいるほど。また、キウイフルーツに似た在来の果実「こくわ」も西川町の特産品。さわやかな酸味と甘みが特徴です。ほかにも、リンゴ、ラフランス、桃など季節に合わせたフルーツが楽しめます。
月山和牛とは、水と空気のきれいな西川町内の牧場で丹精込めて育てた黒毛和牛。ストレスのかからない環境で、一頭一頭細かいところまで観察しながら丁寧に育てられています。約36ヶ月と、通常より長い期間肥育することで、上品でキメが細かい肉質となり、口の中でとろけるようなおいしいお肉になります。すき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキなど、さまざまな調理方法で味わってください。
万年雪に覆われた月山。その雪解け水は長い時間をかけて適度にミネラルを含み、麓の西川町で湧き出しています。このおいしい水をセラミックフィルターでろ過除菌し、非加熱処理をした自然のままの名水が「月山自然水」です。口当たりは柔らかく、すっきりとした味わいで、飲用にはもちろん、素材の味を引き立たせるのでさまざまな料理に使えます。