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大野いとインタビュー

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Special Interview 大野いと

今回訪れたのは、横に長い島根県の真ん中あたりに位置する大田市。世界遺産の鉱山遺跡・石見銀山があり、そのふもとには江戸時代、鉱山町として栄えた趣のある町並みがあります。縄文時代の森の化石が残るミュージアムもあり、時代を行き来する非日常感が味わえます。

▪  ▪  ▪
―― 大野さんが出演している映画『高津川』は島根県が舞台でしたね。
   撮影のため島根に滞在されたそうですが、
   そのときの思い出を教えてください。

私が撮影で訪れたのは、山口県寄りの益田市です。たくさんの地元のエキストラの皆さんに協力していただきました。皆さん温かくて、朝からおにぎりを作って差し入れしてくださったり……。錦織良成監督が島根県出身で、地元の方にすごく愛されているんだなと感じましたし、作品も愛していただけて。島根は私にとって大切な場所になりました。

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―― 今回の撮影で楽しみにしていた場所はありますか?

私、海が好きなんです。地元の福岡に住んでいた頃は毎年海水浴に行っていたので、楽しい思い出がいっぱいあるんです。大人になってからも海沿いを通りがかっただけで、わぁ~ってテンションが上がるくらい。だから琴ヶ浜が楽しみでした。こんなにキレイな砂浜があるなんて! 水も透き通っていたし、とびきり美しい海ですね。お天気にも恵まれて、大正解の風景が見れたし、とても気持ちよかったです。
砂浜にポツンと扉があるのも印象的でした。何かちょっと小芝居をはじめたくなるような(笑)。「行ってきます」とか「じゃあまたね」とか言って出ていく、みたいなこともしちゃって。写真もたくさん撮りました。

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―― 琴ヶ浜は、砂浜を歩くとキュッキュと音が出る
   鳴砂が有名ですが、歩いてみた感想は?

おもしろかったです。鳴砂の音を鳴らすのが上手なスタッフさんがいて、歩くたびにキュッキュキュッキュ鳴っていたので、楽しい気持ちになりましたね。

―― 撮影中、しゃがんで砂を触ってらっしゃいましたね。

私、砂を触るのが好きなんですよ。あんまり共感してもらえないんですけど(笑)。砂場で遊ぶのも好きでした。砂だけじゃなく、サラサラした手ざわりのものが好きみたいです。

―― では琴ヶ浜の近くにある『仁摩サンドミュージアム』で
   体験した砂絵も楽しめましたか?

はい。砂絵は小さい頃に遊んだ記憶はあるんですけど、大人になってからは初めてです。色を選ぶのに夢中になりました。砂絵を体験した仁摩サンドミュージアムは、1トンもの砂が入った大きな砂時計が名物なんですよね。目の当たりにすると、その大きさに圧倒されました。案内してくださったスタッフの方の説明がすごくわかりやすくて、興味深かったです。

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―― 世界遺産である石見銀山のふもとにある大森町も散策しました。

趣ある美しい町並みでしたね。玄関先にお花を飾っているおうちが本当に多くて。昔からあるものが残っているのも素晴らしいことですが、今、住んでらっしゃる方がこの町を大切に思っているのが伝わってきて、なんて豊かな場所なんだろうって感動しました。
有馬光栄堂でいただいたお煎餅「げたのは」は香ばしくておいしかった。サクサク軽くて、1袋すぐ完食しちゃいそうでした。「げたのは」の写真を琴ヶ浜で撮ってみたんですけど、すごく上手に撮れて。今回の旅のなかでのベストショットなんじゃないかなって思ってます。

―― もうひとつのレトロな町、温泉津(ゆのつ)温泉では、
   震湯カフェ 内蔵丞にも行きました。

世界観がすごく素敵でした。大正ロマンな内装で、レトロでおしゃれ。カプチーノをいただいたんですけど、コーヒーカップもシュガーポットも高級感があって大人な落ち着いたイメージでしたが、カプチーノの泡にはポップな温泉マークが描かれていてとてもかわいくて、新鮮な組み合わせに胸が躍りました。この界隈を歩いていると「昔は、有名な作家さんが遊びに来ていたのかも」ってイメージが浮かんできて、想像力がかきたてられる町並みでした。

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―― 大田市は歴史を感じるスポットがたくさんありましたね。
   さんべ縄文の森ミュージアムには、縄文時代の森が残っています。

隠れパワースポットなんじゃないかと思うくらい、神聖な空気を感じました。縄文時代の森が残っているというのは事前情報としては知っていたけど、実物を目の当たりにして、やっと頭の整理ができた感じです。今、私がいる場所で縄文時代の人々が生活していたと想像すると、おもしろいですよね。木の香り、土の香りがするのでリラックスできて、すごく落ち着きました。

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―― 大田市は日本海に面しているので海の幸が豊富です。
   お気に入りのグルメはありましたか?

穴子がすっごくおいしかったです。天ぷらと蒸したものと焼いたもの、いろいろいただいたんですけど、それぞれ全然違う味が楽しめて全部おいしい。大田市の穴子は肉厚で弾力がありました。もともと穴子が大好きなんですけど、今まで食べてきたものと全然違いました。骨せんべいもいただきましたが、すごくカリカリで日本酒に合いそうだなって思いました。地元のお酒とセットにして友達へのおみやげにしたら喜ばれそうですね。

―― 大田の穴子は「一日漁」といわれる日帰りの漁で獲り、
   翌日に流通するから鮮度がいいそうです。

鮮度が違うんですね。そういった情報は知りませんでしたが、すごくおいしかったです。のどぐろのおいしさにも感動しましたし、お魚はふだん食べているのと味も鮮度も全然違う! 大田市ってすごい! 全部揃っていてなんかずるいな~って思っちゃいました(笑)。

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―― 今回の旅を振り返って、大田市の印象を教えてください。

訪れた場所はぜんぶ景色がすごくキレイ。美しい場所は日本各地にたくさんあると思いますが、大田市で見た風景は心地よく酔わせてくれるというか、不思議な気持ちになりました。いろんな時代背景が見える場所が多かったのでタイムスリップしたような気分も味わえるし、映画の世界に迷い込んだような錯覚にさせてくれる場所だなって思いました。ゆっくりとした時間が流れていて、日々の忙しさを忘れることができる非日常感が魅力だと感じました。プライベートであらためて訪れて、もっと時間をかけて各スポットを巡りたいですね。

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―― プライベートの旅についても聞かせてください。
   どんなときに旅に出かけたくなりますか?

気持ちをリフレッシュさせたいときですね。旅の目的はその都度違っていて、観光名所を目指すときもあれば、おいしいものを食べに行くときもあります。名所や名物は事前にしっかり調べるタイプです。でもいっしょに行く友だちのほうが、情報収集が上手だと任せちゃいますね。

―― 最近はどこか旅には行きましたか?

親友と日帰りで木更津に行きました。おいしいおそばがあると聞いて、天ぷらそばを食べに行ったんです。海沿いをドライブできたので、プチ旅行気分でした。以前は年に1回くらいのペースで国内外を旅行していました。

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―― 宿泊先はどうやって決めますか?

ホテルでも温泉宿でもどんなタイプでもいいんですが、SNSなどで旅した人が撮った写真をヒントにします。写真は撮った人の気持ちも一緒に写り込むと思っているので、写真から明るい気持ちが伝わってくると、きっと素敵な場所だったんだろうなって。写真って、目についたもの、心惹かれたものを撮るから、たくさんの人がいいと思って撮影している場所は訪れてみたいなと思います。

―― 旅のスタイルのこだわりは?

アクティブに動きたいので、ヒールがある靴は履かず、スニーカーかぺたんこのパンプス。カジュアルなファッションが多いですね。体温調整ができるようにカーディガンは持っていくようにしています。それぐらいかな。友達のなかには、宿でアロマを焚いたり、いつも着ているパジャマを持参したり、自分らしい過ごし方をしているので、そういうのにも憧れますが、私は旅先の環境に身を任せています。だから荷物も少ないほう。1泊するときでも、普段の外出と変わらないくらいの量。ただお土産を買い過ぎてしまうので、いつも旅先帰りは、行くときに持っていた荷物の2倍くらいの荷物を持って帰ってきます。

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大野いと
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Profile

1995年7月2日生まれ、福岡県出身。2010年『Seventeen』の専属モデルとして活動をスタート。翌2011年に映画『高校デビュー』でスクリーンデビュー。2013年、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』ではGMT47のメンバーとして出演し話題に。2015年には『馬子先輩の言う通り』(フジ系)で初主演を果たす。以降、ドラマや映画、CMで活躍。島根県にある清流・高津川を舞台とした映画『高津川』では主人公の娘・七海役として出演。(全国順次公開中)。現在、TBS金曜22時スタートの「インビジブル」に事件を追うWebニュース記者としてレギュラー出演中。

衣装協力

1日目/カーディガン110,000円、Tシャツ36,300円、パンツ63,800円(すべてエルマンノ フィレンツェ|ウールン商会 03-5771-3513)、バッグ38,500円(ヴァジック|ヴァジックジャパン 03-6447-0357)、ネックレス21,780円(リズリーク|ロードス 03-6416-1995)、イヤカフ*右耳12,000円、イヤカフ*左耳11,000円(共にイロリエール|ロードス 03-6416-1995)、リング*右手薬指サークルデザイン14,300円、リング*右手薬指10,450円(共にジュゲ|ロードス 03-6416-1995)、リング左手人さし指6,200円(ルメル|ロードス 03-6416-1995)、ブーツ(スタイリスト私物)

2日目/ワンピース24,970円(エレンディーク 03-6853-0100)、バッグ136,400円、スニーカー51,700円(共にトリー バーチ|トリー バーチ ジャパン 0120-705-710)、イヤカフ*右耳7,700円、イヤカフ*左耳13,200円(共にイロリエール|ロードス 03-6416-1995)、リング*右手薬指6,200円、リング*左手人さし指6,200円(共にルメル|ロードス 03-6416-1995)、ベルト(スタイリスト私物)

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取材・撮影協力

島根県大田市

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編集長

播磨雄介

編集

細淵佳奈子

アドバタイジング

中原崇行

デザイナー

尾崎淳子(ヒストリアル)

HTMLコーダー

仲村友也(ヒストリアル)

発行人

井上秀嗣

発行元

株式会社ブランジスタメディア

東京都渋谷区桜丘町20番4号ネクシィーズスクエアビル

03-6415-1183

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