南国ならではのフルーツから、ここでしか手に入らない特産品まで、
食卓を華やかにしてくれる食材が揃います。
奄美大島で育ったアップルマンゴーは、太陽の力でしっかり熟成されるため、甘さが濃厚で上品な香り。実は栄養価も高く、ビタミン類やミネラル、カロテンも多く含んでいるそう。生食はもちろん、ジュース、プリン、ゼリーなど、いろんなデザートに使いやすいのも人気の理由。常温で保管し表面が照り輝いてきたら食べごろです。
中南米産のサボテンの一種であるドラゴンフルーツ。独特のビジュアルは知ってはいるけど食べたことがない人も多いのでは。果肉はやわらかくすっきりした甘さで、キウイのような舌触り。農家さんは大きな花が咲くのを合図に、泊まり込みで受粉作業をして丁寧に育てるんだとか。夏から秋にかけてしか収穫できない旬の味はぜひ実食を。
黒糖焼酎は、奄美群島のみで製造が許可されている焼酎。黒糖が原料とはいえ、蒸留工程により、糖質はゼロに。ほんのり甘く口当たりもまろやかで、ふだん焼酎を飲まない人でも飲みやすい味わいです。龍郷町で黒糖焼酎を製造している蔵元は町田酒造、山田酒造、奄美大島酒造の3つ。それぞれの飲み比べを楽しむのも一興。
奄美群島は食材の宝庫。龍郷町のドラゴンフルーツ、マンゴー、たんかん、南国野草の月桃、バタフライピーの青色を生かしたチョコミント、喜界島の白ごま、沖永良部島の天然塩、コーヒー豆など、奄美の素材をふんだんに使ったジェラートは、特別な日のデザートに。冷凍庫から出してすぐより、少しやわらかくなってから食べるのがおすすめです。
ミネラルが豊富で美容にも健康にもいいといわれるもずく。奄美大島には低水温、北風、潮の流れを利用した浮き流し方式という独自の手法で養殖したもずくのほか、ひとつかみずつ手摘みした天然ものもあります。奄美もずくはとてもコシが強く歯ごたえがいいので、三杯酢などで食べるだけでなく、鍋や麺類、吸い物の具材としてもおいしく味わえます。