ヘアメイク/徳永 舞 文/若宮早希
「まちに、泊まる」をテーマに、西野さんと訪れたのは熊本県の黒川温泉。足湯を楽しんだり、名物グルメのあるお店に立ち寄ったりして、温泉街を丸ごと楽しみました。
黒川温泉街の印象はいかがですか?
黒川温泉は小道がたくさんあって、宿やお店がぎゅっと集まっていて、歩くのが楽しい街でした。いろいろな効能の温泉があって、湯ざわりも全然違うんです。ゆっくり九州を訪れたことがなくて、熊本も今回が初めて。温泉も久しぶりだったので、温泉街の雰囲気が嬉しいなと思いながら楽しみました。硫黄の香りも温泉! という感じがしていいですよね。
特に印象深かったものを教えてください。
実は熊本に来られるということで、馬刺しが食べられるかもと思ってすごく楽しみにしていたんです。馬刺しが大好物なので、そのことばかり考えていました(笑)。昨日いただいたんですけど、やっぱりすごくおいしかったです。
あと今回、泊らせていただいたり、撮影で訪れたりした宿が、本当に私の好みでした。置いてあった家具も全部可愛くて、将来ここに住みたいと思ったくらい。レトロな雰囲気が非日常的で、普段あまり触れられないものはやっぱりいいなって。日帰り温泉でも十分楽しめるけど、泊まれるとなったら、素敵な宿がたくさんあるから迷っちゃうだろうな。
非日常感! 旅ならではの体験ですね。
そうなんです。「お宿 のし湯」のカフェでコーヒーをいただいたんですけど、カフェインがあまり得意ではないんですけど今日はなぜか飲める気がしました(笑)。普段はインドア派なのに、旅だと外に出るのが苦じゃないっていうのと一緒かな。旅っていうマジックにかかっているんだと思います。やっておかないと損! という気持ちになるんですよね。黒川温泉の入湯手形もぜひやりたいです。
旅先ではアクティブになりますか?
旅行のときは割とアウトドア派かもしれません。電動バイクやバギーに乗ったり、ダイビングしたり。でも、宿でゆっくり過ごすのも好きですし、こうしようって決めているわけじゃないんです。いつも、無理しない旅。旅行だからって予定を詰め込みすぎると疲れてしまうので、オンとオフをいいバランスで楽しんでいます。
旅行のときのファッションはどんな感じですか?
歩きやすいスニーカーが基本です。海外旅行が好きで行くときは、毎日コーディネートを考えていました。持っているアイテムや着回せるアイテムを書き出して、スケジュールを見てこの日はこれ、というふうに、場所によって決めていました。あれこれ考える時間も楽しいんですよね。あと、日本では着られないちょっと派手な服も、海外だと思い切って着れちゃう不思議がありますよね。あれってなんでだろう? それで余計にテンションがあがっちゃうんです。
では、メイクはどんな感じですか?
メイクはかなりナチュラルで、日焼け止めだけのときが多いです。何度も塗り直すので、メイクできないんです。ハワイやオーストラリアに行ったときは紫外線が強そうだったので、サプリも。日焼け対策だけは気合い入れてます。
プライベートの旅行は身軽で楽しむという
西野さんですが、旅先でお土産は買いますか?
あまりたくさんは買わないですね。数よりも、これと思ったものだけを買いたいタイプです。でもお土産屋さんに行くと、お店の棚を端から端まで全部見ます(笑)。あと、あまり見かけないんですけど、すごーく小さいご当地の置物があったら絶対に買っちゃう。うちには沖縄のシーサーとか北海道の木彫りの熊とか、ほんとに親指の先くらいの小さい置物が並んでます。
予定はしっかり立てますか?
旅先ではどんなふうに過ごすのが好きですか?
実はホテルの予約からスケジュール作りまで、いつも一緒に旅行に行く友達がやってくれるんです。コーディネート料を払いたいくらいです(笑)。これからどこに行くのか知らないこともあるんですけど、楽しみだなって思いながらついて行きます。お互い遠慮がない関係なので、そういう友達と旅行ができるってありがたいことだなといつも思います。
あと、私はガイドブックに載っているような有名な観光地よりも、海外だったら電車やバスに乗ってみたり、現地の雰囲気を楽しむのが好きです。地元の人しか行かないようなレストランに入っておいしかったりすると、すごく嬉しくなります。
今後行きたいところはどこですか?
まだ行ったことのないところに行きたいです。スタンプラリーみたいに、行ったところを増やしていきたいな。日本だったら、新潟でスキーとスノボをしてみたい。どっちもできないので怖いけど、やってみたいんです。誰か教えてくれる人いないかな? あと、山口にある秋芳洞。「洞窟」という言葉に冒険心をくすぐられます。
誰かと旅行に行くと、帰ってきてからも楽しかったことを思い出したりして、一緒に行った友達に「また行こうよ」って連絡したくなります。旅は、行く前と帰った後も楽しいんですよね。