浅田政志の宿旅

旅の目的は、あの宿に泊まること―。スキップしたくなる宿泊体験を切り取る写真連載。第42回は、おもちゃ箱のなかのようなホテル。子どもと元子どもが主役です。
浅田政志の宿旅
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おもちゃ箱へお邪魔します!

Vol.42「レゴランド®・ジャパン・ホテル」愛知県名古屋市

レゴ®モデルとは思えないような温かさのスタッフがロビーでお出迎え。恐れず挨拶を交わしましょう。
レゴランド®・ジャパン・ホテル
レゴランド®・ジャパン・ホテル
レゴランド®・ジャパン・ホテル
レゴランド®・ジャパン・ホテル
夜になると動きます
客室は、海賊船さながらの「パイレーツ」をはじめ、5つの物語をテーマにしています。壁にはレゴ ブロックで作られた動植物が。アメニティもレゴ ブロックをモチーフにしているので、持ち帰られる方がほとんどなのだとか。
レゴランド®・ジャパン・ホテル
レゴランド®・ジャパン・ホテル
最高峰の子ども部屋
全客室に子ども部屋を完備。テレビではレゴ ムービーが流れ、もちろんレゴ ブロックも完備。客室内の謎を解くと宝物がもらえるトレジャーボックスは人気で、大人でも苦戦するほどです。
レゴランド®・ジャパン・ホテル
レゴランド®・ジャパン・ホテル
トレードしない?
ショップには、パーツが自由に選べて自分好みのレゴ モデルを作ることができるコーナー(3体1,600円)も。そこで作ったり、自宅から持ってきたりしたレゴ モデルは、スタッフにお願いすると名札や館内のレジなどに並ぶレゴ モデルと交換できます。スタッフはレアパーツを持っている場合もあるので、わらしべ長者を目指してトレードしましょう。
レゴランド®・ジャパン・ホテル
レゴランド®・ジャパン・ホテル
料理は味も、本物です。
遊び疲れたら、レストランへ。本格的な食事ができるスカイライン・バーは、遊び心は残しつつ、地場産の野菜や肉を厳選して仕上げられた逸品揃い。有名ホテルの厨房に勤めていた堀田ヘッドシェフの料理の数々は、ここがホテルレストランであることを思い出させてくれます。
7584体=ナゴヤシ
フロントには、たくさんのレゴ モデルが並びます。その数、7584体! 名古屋市(ナゴヤシ)の語呂に合わせています。フロント前の巨大なレゴ ブロックのプールも人気。大人が遊ぶと普段使っていない部分の脳が動き出します。
超大作
レゴランド内やホテル館内の装飾などは実際にレゴ ブロックで制作されているので(接着されています)、まさか外観も……。そう思えるほど完璧な世界観です。チェックイン後は向かいのレゴランドへ行く以外ありえません。

レゴランド®・ジャパン・ホテル

レゴ ブロックの世界観はそのまま、「子どもが主役」のホテルです。全室に子ども部屋を完備し、「キッズプレイエリア」も拡充。子どもがミニフィギュアのトレードをスタッフに頼んだり、子ども部屋で初めて1人で寝ようとしたり、ブロックで想像力を養ったり、成長のきっかけはふんだん。もちろん、大人も楽しめるほどディテールにこだわっていて、あらゆる世代のあらゆる可能性を創造するホテルです。スカイライン・バーのバースデー演出は必見です。

住所/愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2-1
電話/0570-05-8605(受付時間 9:00-17:00)
料金/1泊朝食付 1室2名40,000円~
https://www.legoland.jp/hotel/

浅田政志
Masashi Asada浅田政志
1979年三重県生まれ。2007年に写真家として独立。2008年、写真集『浅田家』(赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2020年、『浅田家!』として映画化された。著書に『NEW LIFE』(赤々舎刊)、『家族新聞』(幻冬舎刊)、『浅田撮影局 まんねん』(青幻舎)など。また、国内外で個展やグループ展を精力的に開催している。
http://www.asadamasashi.com/