いま必要なのは ととのう旅

武雄温泉に行きたい4つの理由

2022年9月、長崎駅から武雄温泉駅を結ぶ西九州新幹線が開通し、武雄温泉へのアクセスが以前よりぐっと便利になりました。また、博多駅から武雄温泉駅までは特急リレーかもめ号で約1時間。在来線でのんびり電車旅を楽しみながらアクセスできます。今回武雄温泉を訪れたは米倉涼子さんは、普段から体を温めることを心がけているそう。美肌効果も期待できる武雄温泉は「今の気分にぴったり」なのだとか。温泉を堪能するだけでなく、グルメやパワースポットを巡り、武雄温泉の魅力を再発見しました。

撮影/佐野円香 スタイリング/野村昌司 ヘアメイク/奥原清一 文/若宮早希

今、武雄温泉に行きたい理由

歴史と新しさが同居する開湯1300年の名湯だから

透明で柔らかな湯ざわりが特徴の武雄温泉は、奈良時代初期に編纂された『肥前(ひぜん)風土記』に登場する古湯。記録によると、宮本武蔵や伊能忠敬、伊達政宗といった歴史の偉人たちにも愛されてきたといいます。泉質はアルカリ単純泉が主で、保温性に優れ、肌なじみがいいことから、美人の湯と呼ばれています。大正時代に建設された共同浴場・武雄温泉は平成15(2003)年に復原され、内部の見学や日帰り入浴が可能です。古き良き温泉街の風情を楽しめるだけでなく、御船山(みふねやま)楽園ホテルでは現代アート集団・チームラボとの期間限定コラボなど、注目のイベントも開催されます。

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健康&美容にもうれしいグルメがあるから

蓬莱山(ほうらいさん)の山麓に位置する自然豊かな武雄市では、大豆の生産が盛ん。武雄市でだけ生産されている、オレイン酸が多く含まれる「からだにうれしすぎる大豆」は健康や美容にいいといわれる健康食として注目されています。温泉とともに、温泉湯豆腐や豆乳スイーツなどのヘルシーな大豆グルメを楽しみましょう。さらに武雄市では近年、オーガニックのレモングラスも栽培され、新たな名産品として注目を集めています。そして佐賀で絶対に食べたい「佐賀牛」や武雄のブランド豚「若楠ポーク」も人気です。

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心もととのうパワースポットがあるから

武雄温泉を訪れたら、まずは地元の神様にご挨拶。御船山の山麓に鎮座する武雄神社は、縁結びの夫婦杉や大楠で知られています。神聖な雰囲気の漂う境内で、旅の安全や健康を祈願しましょう。ご神体である大楠は樹齢3000年を誇り、山中に悠々と根を張る様は息を飲むほどの美しさです。さらに武雄市内には、ほかにもふたつの楠の巨木が。古くからまちを見守ってきた大樹からパワーをいただきましょう。

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古くから受け継がれる伝統クラフトが素敵だから

武雄市の陶芸の歴史は古く、安土桃山時代末期まで遡ります。豊臣秀吉が朝鮮に出兵した文録・慶長の役の際に、武雄領主に同行し来日した朝鮮陶工たちが、内田・黒牟田地区に窯を築いたのが始まりと伝わっています。その伝統が現代にも脈々と受け継がれ、市内には現在90数ヶ所の窯元が。それぞれに個性のある作品を制作しており、陶器や磁器などさまざまなスタイルがあるのが特徴です。

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