絶景プロデューサー・詩歩さんに聞きました! 春に行きたい日本の絶景4選

『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景』の著者である、絶景プロデューサー・詩歩さんから、春だからこそ行きたい日本の絶景スポットを教えていただきました。この時期にしか見られない日本の絶景を、ぜひ堪能してくださいね。
Photo:詩歩
目次
小湊鉄道から見られる「石神の菜の花畑」(見頃:3月)

千葉県市原市を走っている小湊鉄道の養老渓谷駅を通過するときに見られるのが、一面の菜の花畑です。車窓からの風景も見ごたえがありますが、駅から約10分のところに人気の撮影スポットがあります。
詩歩さんコメント
「この日はたまたま予定が合った友達と車で行きました。撮影をした場所は有名なスポットなので、菜の花が咲いている時期には多くのカメラマンさんが来ています。菜の花畑を撮影するときに電車も一緒に入れることで、より菜の花が映えるように意識しました」。
◆石神の菜の花畑
住所:千葉県市原市石神225
アクセス:小湊鉄道・養老渓谷駅から徒歩約10分
展望台から一面の梅が見られる「いなべ市農業公園」(見頃:3月)

三重県いなべ市にある「いなべ農業公園」では、春になると梅の花が満開に。100種類・4500本以上の梅が咲いているので、色とりどりの梅の花を見て楽しむことができます。
詩歩さんコメント
「色んな品種の梅が育っています。私は展望台から梅の木を見下ろすように撮影をしました。この写真は梅の木をズームして撮影しましたが、引きで撮ると背後にはまだ雪を被った鈴鹿山脈も一緒に撮影することもできます。写真に写っている緑色の屋根(休憩所)も入れることで、梅林の規模感が伝わるように工夫しました」。
◆いなべ市農業公園
住所:三重県いなべ市藤原町鼎3071
電話番号:0594-46-8377
営業時間:9:00~16:00(梅林公園のみ)
富士山と桜を同時に楽しめる「龍巌淵」(見頃:4月)

静岡県が地元という詩歩さんが、春に行きたい桜のスポットに富士宮市の「龍巌淵」を挙げました。普段は何もない河原が、春になると桜と富士山を見ることができる特別な場所になります。
詩歩さんコメント
「富士山と桜をきれいに見ることができる場所の一つが龍巌淵なのでは。桜が満開なことはもちろんですが、富士山は晴れていないと見ることができないので、この景色はいつでも見られるわけではありません。過去に2回行ったことがあるのですが、初めて行ったときはこの景色を見るために3時間くらい待ちました。普段は何もない普通の河原なので、春にこそ行きたい場所です」。
◆龍巌淵
住所:静岡県富士宮市山本897
アクセス:JR身延線・入山瀬駅から徒歩約10分
圧巻の雪壁が見られる「雪の大谷」(見頃:4月~6月)

最後に紹介する場所は、富山県室堂にある「雪の大谷」。春なのに雪? と思う方もいると思いますが、ここは除雪車が通ってできた、春になると通ることができる道です。
詩歩さんコメント
「春なのに雪が見れるんだ! ということが一番の驚きですね。冬は立ち入りができないくらい雪が積もっているのですが、春になるとGPSを搭載した除雪車が道路の場所を見つけながら除雪するので、きれいな道ができるというのが面白いと思います。雪の高さは積雪量によって毎年変わりますが、毎年10m以上は積もるので、圧巻だなと思います」。
◆雪の大谷
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂11
アクセス:富山側/立山駅で駐車し立山ケーブルカーに乗車。
信濃大町側/扇沢で駐車し、関電トンネル電気バスに乗車。
絶景写真はどのようにして撮影しているのでしょうか?
以上、詩歩さんがおすすめする「春に行きたい日本の絶景」を4つ紹介しました。日本には春を満喫できるさまざまな絶景スポットがありますね! まだまだお出かけが難しい状況ではありますが、感染状況が落ち着いたらぜひ行ってみてくださいね。
詩歩さんからは春に行きたい絶景スポット以外にも、撮影する時に工夫していることも教えてもらいました。こちらは3月24日(水)に公開します。お楽しみに!
◆詩歩

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」プロデューサー。静岡県・浜松市観光大使。静岡県出身。世界中の絶景を紹介するFacebookページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」を運営し、SNSのフォロワー数100万人以上。昨今の”絶景”ブームを牽引し、流行語大賞にもノミネートされた。現在はフリーランスで活動し、旅行商品のプロデュースや自治体等の地域振興のアドバイザーなどを行っている。主著に 『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』 (三才ブックス)、『絶景を旅するシンプル英会話50』(KADOKAWA)などがある。