周辺スポットも充実! 編集部おすすめの泉質別ローカル温泉3選
だんだんと気温が下がってきましたね。この冬は、ほっと安らげる温泉旅にでかけ、年末にかけて疲れを癒やしませんか。今回は、いままで旅色FO-CALで特集してきた温泉を泉質別に紹介。あわせて楽しむ周辺スポットも一部紹介します! 温泉旅の満足度を上げる詳しい旅行プランは、各旅色FO-CAL特集を参考にしてみてください。
目次
どんな泉質の湯に癒されたい?
【1】 単純温泉
肌触りが柔らかく、肌への刺激が少ないのが特徴。
自律神経不安定症、不眠症、うつ状態への効果が期待できます。
【2】 塩化物泉
塩分が主成分で湯冷めを防ぐのが特徴。
きりきず・末梢循環障害・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症への効果が期待できます。
【3】 炭酸水素塩泉
皮膚の角質を軟化するのが特徴。
きりきず・末梢循環障害・冷え性・皮膚乾燥症への効果が期待できます。
【1】単純温泉
美肌伝説の湯/鳥取県鳥取市 吉岡温泉
日本一大きな池「湖山池」のほとりに湯けむりをあげる、ホタルの里「吉岡温泉」。遡ること1000年以上前、とある父親が娘の顔にできた悪瘡を治すために祈願したところ、お告げがあり田を掘ると薬師如来像と共にお湯が湧き出て、その湯で娘の顔を洗うと、元の美しい姿になったという伝説が。以降、源泉温度53℃、100%かけ流しの天然温泉は、「美肌伝説の湯」と呼ばれています。
温泉の前には、鳥取砂丘をファットバイクで走り抜けたり、“砂で世界旅行”がテーマの「砂の美術館」で、砂像作品の精巧な仕上がりに引き込まれたり……。お腹が空いたら、日本海でとれたての海の幸がまるごと味わえる海鮮丼や鳥取和牛のすすぎ鍋など、アクテビティからグルメまで100%鳥取を遊ぶ、選りすぐりのスポットを多数紹介しています。
【2】塩化物泉
色が変わる⁉ /島根県大田市 温泉津温泉
地下2~3mから自然湧出する源泉は、本来は透明ですが、空気に触れることで薄い赤茶や季節や時間によって、黄金色やエメラルドグリーンっぽい色に変化します。「薬師湯」の淵には、溢れ出た湯の花が付着し、溶岩のよう。温泉津は、かつて港や銀山で働く人を癒やす湯治場だったのだとか。温泉地として、全国唯一国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
入浴の前後におすすめなのが、「薬師湯」に隣接する旧館「震湯カフェ 内蔵丞」。深煎りのイタリアンコーヒーやシフォンケーキに石見銀山の歴史にまつわる地元食材を使った「温泉津の奉公飯」などを大正ロマンの木造洋館で味わえます。
【3】 炭酸水素塩泉
星空に癒される/鹿児島県伊佐市 湯之尾温泉
1810年、現在も稼働中の菱刈金鉱山の採掘中に湯之尾温泉は噴出しました。「旅館 早水荘」では、総檜造りの透明でやわらかな内湯が体を深部から温めます。露天風呂では川内川のせせらぎをききながら「日本の星空百選」北薩の星空を眺められるのが魅力。夜ご飯は囲炉裏で黒毛和牛や川魚の炭焼きを中心とした郷土料理がいただけます。
宿でゆったりと過ごした翌日は、ノスタルジックな木造校舎を写真に収めに、「布計小学校跡」へ。1979年の廃校後、子どもたちがかつて使っていた木の机やイス、ピアノなどが残っており、懐かしく感じます。お昼ごはんのおすすめはキャンプ上でのピザ作り体験。生地作りからトッピング、窯焼きまで、香り高いできたてのピザは格別!
おわりに
自身の悩みにアプローチした泉質を求めて、足を運ぶ温泉旅はいかがでしょうか。FO-CALには紹介した温泉以外にも、おすすめの温泉がたくさんあります!本誌で紹介されているプランを参考に、ほっと温まる温泉旅を楽しんでみては。