開運祈願! 初詣に参拝したい九州最強の5つの神社
熊本在住の旅色LIKESライターかっきーが発信する九州の魅力。今回は、初詣に参拝したい九州最強の神社をご利益ごとに5社ご紹介します。さらにその神社を参拝したらやりたいことも一緒にご提案! 1年の始まりは九州で開運旅に出かけてみませんか?
目次
【開運】光の道で運を開く「宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)」/福岡県福津市
2023年の始まりは開運へと導く神社から。「何事にも打ち勝つ神様」として信仰される宮地嶽神社は、神功(じんぐう)皇后が朝鮮半島遠征に行く際、この地で祈願したところ遠征に成功して帰国することができたのが始まりとされています。この開運や勝負運にあやかろうと多くの人が参拝に訪れます。参道は約1キロメートル先の海までまっすぐ続き、延長線上に年に2回だけ夕陽が重なり「光の道」が現れることでも有名です。また、大注連縄(おおしめなわ)、大鈴、大太鼓の3つが日本一の大きさを誇り、どれも一見の価値ありです。
宮地嶽神社に参拝したらやりたいこと「奥の宮八社巡り」
宮地嶽神社の奥には「奥の宮」があり、様々なご利益のある神社が八社祀られています。一社一社お参りすれば大願が成就するといわれています。参拝される方は是非、奥の宮の八社にも参拝されることをおすすめします。地下には日本最大級の巨石古墳があり、出土した内の20点が国宝に指定されたことから「地下の正倉院」ともいわれています。
◆宮地嶽神社
住所:福岡県福津市宮司元町7-1
電話:0940-52-0016
アクセス:福岡空港から車で約45分、 JR鹿児島本線福間駅から車で約10分
参拝時間:7:00~19:00(授与所)
駐車場:有(無料)
【学問】言わずと知れた学問の神「太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)」/福岡県太宰府市
学問の神といわれる菅原道真のご墓所に建立された太宰府天満宮には、受験生をはじめ年間約1,000万人もの参拝者が訪れます。京都府にある北野天満宮とともに、全国に約1万2,000社あると言われる「天神社」の総本社です。ご本殿の横には「飛梅」という樹齢1,000年以上と言われる梅の木があります。この木は、争いに敗れた藤原道長が突然左遷されてしまい、その後を追って京より1日で飛んできたと言い伝えられています。それから約1,000年、今も菅原道真のご墓所の側で人々に春の訪れを告げています。
なお、太宰府天満宮は令和5年2月から約3年間かけてご本殿の改修工事に取り掛かるそうです。今のご本殿を参拝できるのは来年5月までですので、参拝をお考えの方はお早めに。
太宰府天満宮に参拝したらやりたいこと「焼きたての梅ヶ枝餅を味わう」
太宰府天満宮の参道にはたくさんのお店が立ち並んでいます。中でもおすすめは「梅ヶ枝餅」。あんこをお餅の生地で包み鉄板で焼き上げた、太宰府では定番のおやつです。程良い甘さが染みわたり、さらに初詣で冷えた身体に焼きたて熱々の梅ヶ枝餅がほっこりと癒してくれます。お店によって味が少しずつ違ってくるので、食べ比べをして自分好みの味を探してみてはいかがでしょうか?
◆太宰府天満宮
住所:福岡県太宰府市宰府4丁目7-1
電話:092-922-8225
アクセス:福岡空港から車で約30分、西鉄太宰府駅から徒歩約5分
開門時間:春分の日より秋分の日まで6:00、その期間以外6:30
閉門時間:4月・5月・9月・10月・11月 19:00、6月・7月・8月 19:30、12月・1月2月・3月 18:30
駐車場:無(近くに有料パーキング有)
【恋愛】日本で唯一の恋の神様「恋木神社(こいのきじんじゃ)」/福岡県筑後市
恋木神社は九州二大天満宮のひとつである水田天満宮の末社として鎌倉時代より鎮座し、御祭神である恋命(こいのみこと)を祀っています。恋命を祀っているのは全国でもこの恋木神社一社だけです。御神紋は猪目紋と呼ばれるハート型で、境内にはたくさんのハートが散りばめられています。拝殿も鮮やかなピンク色でなんともかわいらしい神社。来るだけで運気が上がるような気がします。参道などには、この地域で作られる水田焼を使ったハートの陶板が用いられており、淡いパステル調の色合いも非常に素敵です。
恋木神社に参拝したらやりたいこと「幸福の一位の木で幸せの願掛け」
参道右手には、ご神木である「幸福一位の木」があります。この木を左・右・左に3周回ると幸福が訪れるといわれています。また、その開始位置はその年の恵方から。木の周りに今年の恵方が示してありますので、ご確認の上願いを込めて周ってみてください。
◆恋木神社
住所:福岡県筑後市水田62番地の1
電話:0942-53-8625
アクセス:福岡空港から車で約1時間20分、鹿児島本線羽犬塚駅から車で約5分
参拝時間:8:30~17:00(授与所)
駐車場:有(無料)
【安産】全国から参拝者が訪れる平家ゆかりの地「全国総本宮 水天宮」/福岡県久留米市
安産祈願といえば水天宮が有名ですが、総本宮は久留米市にあります。そのため全国から参拝者が訪れ、私が参拝した日も平日にも関わらず県外ナンバーの車やレンタカーがずらりと並んでいました。水天宮という名前の通り、九州で一番長い川である筑後川の真横に鎮座しており、古来水の神としても信仰されてきました。この水天宮の御祭神である安徳天皇は壇ノ浦の戦いにて、わずか8歳という若さでその生涯を閉じられたといわれています。しかし水天宮では、崩御なさったのではなく、官女の按察使局伊勢(あぜちのつぼねいせ)に守られ、生きてこの地で秘かに行幸※1されたという伝承があります。安徳天皇の恋仲が椿の花を愛でられていたことから、水天宮の御神紋となり、境内でもたくさんの椿の花を見ることができます。
※1 天皇が内裏(=皇居)から他の場所へ移動すること
全国総本宮 水天宮に参拝したらやりたいこと「水神社の肥前狛犬を撫でて快気祈願」
水天宮の奥には水神社という、水徳の神様と安産の神様をお祀りする小さな神社があります。この神社の狛犬は、自分の痛いところを撫でればその痛みがとれるということから「撫で狛犬」ともいわれ、崇敬されています。その証にこの狛犬には角が無く、柔らかな見た目をしており、これまでたくさんの人々が撫でてきたことがうかがえます。
◆全国総本宮 水天宮
住所:福岡県久留米市瀬下町265-1
電話:0942-32-3207
アクセス:福岡空港より車で約50分、JR久留米駅水天宮口より徒歩約10分、西鉄久留米駅より車で約10分
参拝時間:9:00~17:00(社務所)
駐車場:有(無料)
【金運・商売繁盛】自然と調和しながら「祐徳稲荷神社」/佐賀県鹿島市
日本三大稲荷神社のひとつである祐徳稲荷神社は、九州にある神社の参詣者数第2位を誇る人気の神社です。その魅力は何といっても山の緑に映える朱色が鮮やかな御本殿。その広大で美しく立派な建物は、鎮西日光(九州の日光東照宮)と称されるほど。併設する日本庭園や境内には四季折々の花々が咲き、年間を通して楽しむことができます。本殿の奥には鳥居が立ち並び、そのまま山道や階段を約30分ほど歩くと奥の院がある山頂に到着。奥の院からは有明海へと続く雄大な景色を見ることが出きます。ぜひ歩きやすい靴・服装でお越しの上、奥の院も目指してみてください。
祐徳稲荷神社に参拝したらやりたいこと「エレベーターに乗って運気も上昇」
祐徳稲荷神社の本殿の舞台造りは清水寺を超える高さがあり、そのため何段もの階段を登らなければなりません。足腰の悪い方や体力に自信の無い方には敬遠されていましたが、2016年にエレベーターが設置されました。このエレベーターは有料(300円)ですが、エレベーター乗車後にはパワーストーン付きの開運おみくじを頂くことができ、運気も上昇すると話題に。何のパワーストーンが入っているかは開けてからのお楽しみ! エレベーター横の休憩スペースも眺めがいいので必見です。
◆祐徳稲荷神社
住所:佐賀県鹿島市古枝乙1855
電話:095-462-2151
アクセス:佐賀空港より車で約50分、肥前鹿島駅より車で約10分
参拝時間:24時間
駐車場:有(無料)
おわりに
いかがでしたでしょうか? 九州にある初詣に参拝したい神社を5社紹介しました。これらを巡ると2023年もきっと素敵な1年を過ごすことができるでしょう。ちなみにご紹介した5つの神社は大変人気で、特に初詣の時期は多くの参拝客が訪れます。時間の余裕をもって参拝してみてください。来る新しい年もみなさまにとっていい1年になりますことをお祈りいたします。