【町おこし企画第二弾】“小麦とバーベキューの町”嵐山町で焼きたてパンの試食会開催

埼玉県

2023.01.23

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【町おこし企画第二弾】“小麦とバーベキューの町”嵐山町で焼きたてパンの試食会開催

嵐山にもっと多くに人に足を運んでもらいたい!という思いから、 紅葉の名所としても知られる「嵐山渓谷バーベキュー場」を会場に、LIKESメンバー限定のプレイベントを実施しました。嵐山町の役場職員の方と、町で人気の「ぱん工房たろたろ」さんと一緒に、嵐山の特産品のひとつである小麦を使った特製パンをつくる貴重な体験! プロの仕事を間近で見ながら、自らも体験してきた様子をご紹介します。

目次

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イベント協力は地元の人気パン屋「ぱん工房たろたろ」

参加で終わらず、今後の参考に皆で語らいました

大事なのは一過性ではなく“継続”。継続にも“意味”を持たせること

参加者全員で品定め中

どれも大きくて新鮮な野菜

多くの人が購入した人気のカラー人参

武蔵嵐山駅で待ち合わせて、まず向かったのは「嵐山農産物直売所」。パンのみならず、地元の野菜も蒸して、新鮮な野菜の旨味を味わってもらおうと訪れました。参加者の皆さんは大きな野菜をイベント用と、お土産用の2つずつ手に取っていました。後ほど、これを食べられることに期待感が増している様子。

ぱん工房たろたろ 新井規久さん

参加者の皆さん、真剣に話を聞いています

イベント協力は地元の人気パン屋「ぱん工房たろたろ」

バーベキュー場に到着してからは、主にぱん工房たろたろの新井規久さんが進行を担当。テレビ番組に取り上げられるなど人気店舗が今回協力してくれた理由は、店舗で使用している小麦にあります。実は嵐山町で栽培されている「農林61号」という小麦は、種子の流通が途絶え栽培が難しくなった小麦を復刻栽培したもので「幻の小麦」ともいわれているのだとか。濃厚な風味が特徴で、うどんのほか、クッキーなどにも使われ嵐山の味として使用されています。今回は、そんなストーリーのある小麦を使用してパンを作ります。

◆ぱん工房たろたろ
住所:埼玉県嵐山町むさし台3-6-1-14

パン作りに欠かせないことは、なんといっても安定した火力。ということでまずは参加者の皆さんで火起こしから始めます。ほとんどがアウトドア初心者ということもあり、恐る恐るの様子でしたが少しずつ時間とともに慣れ、最終的には積極的に炭の管理を行ってくれるほどに成長(!?)。「興味はあったけど、なかなか機会がなかった」と参加者は、こういった“非日常”の体験に、価値を感じてくれている様子です。

BBQでのパンづくりはこのダッチオーブンを使います。パン生地は一次発酵までは店舗で行い、ちょうど良いタイミングでBBQ場に持ち込んでくれました。店舗では一定の湿度や温度を保てるのですが屋外ではそうはいきません。イベント進行は想定している時間内で進めていくことが非常に大事。ちなみに、このダッチオーブンはBBQ場の楽しみ方を増やそうと、町が昨年たくさん購入したものだそうです。レシピの幅が各段に広がります。ちなみにこのダッチオーブン、バーベキュー場の楽しみ方を増やそうと昨年町が新たに導入したもの。会場利用者はレンタルでき、料理のほかにパンも焼けるとなれば、利用しない手はありません。町の方によれば、さらに多くの人に利用してもらうための準備も行っているのだとか。

参加者全員でクープ入れ後に焼き上げへ

火の準備ができたら、パン生地をダッチオーブンに入れていきます。このタイミングでクープ(生地に入れる切り込み)入れを体験。入れ方ひとつで仕上がりに差が出てしまうようなので、皆さん真剣。

野菜のチョイス、センスいいですよね⁉

野菜に合いそうな味噌だれなども合わせて購入

パンが焼きあがるまでの30分の間に購入してきた野菜たちも別のダッチオーブンに投入! こちらの仕上がりも気になるところ。
30分後のパンの仕上がりは......コチラ!

どうですか⁉ いい仕上がりですよね! ふっくらとした仕上がりで見た目もいい感じ。念には念を入れてということもあり、火入れは長めにとっています。何よりも焼きあがる直前から周囲にはパンの香ばしい香りが漂い、全員がどんどん興奮していく様子が見て取れました。表面は固めですが、中はもっちりとして口に入れてからも小麦の風味が素晴らしいです!

皆さん、写真を撮るのに必死

こちらもいい具合に蒸されています!

皆さん、予想以上の出来に興奮気味! 一緒に蒸していた野菜もとてもおいしそう

参加で終わらず、今後の参考に皆で語らいました

残った炭火の温かさに包まれながらの語らい

今回参加してみてどうだったか?
・今回のイベントがあるから嵐山町に初めて行ってみようと思った
・現地の人と、密に話せるイベントは貴重な体験につながる
・違う季節にも町に訪れてみたいと思った
・お店の人と会話しながら体験できるのが楽しかった
・もっと深く体感できるようなイベントでも良いかも

大事なのは一過性ではなく“継続”。継続にも“意味”を持たせること

今回のイベントを受けて嵐山町の方とは後日このような話し合いを行いました。

「プレイベントを実施してみて、参加者の方が想像以上に積極的で驚きました。今までバーベキュー利用者をゲストとして扱いすぎていたのかなと感じました」。もてなす気持ちはもちろん大事だけども、それ以上に参加者はイベントに対してより深い体験を求めているように感じました。11月に福島県いわき市で実施した農業旅イベントにも参加していたメンバーからは「地元の人ともっと関わり、貢献できたら嬉しい」という声も。

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例えば、野菜は直売所で購入するのではなく、生産者の話を聞きながら、地元の畑で収穫するところから体験するなど、さらに広がりを持たせたイベントも考えられそうです。また、小麦の種まき体験から成長観察、収穫、パンづくりと、パンが完成するまで年間通して嵐山町を訪れ、体験できる継続的なイベントにできれば「小麦とバーベキューの町」という地域のブランディングもできるはず。
今回のプレイベントを通して、町の方にとっても新たな気づきの場になったようです。今後、町が自発的にさまざまな企画を立ち上げていくことを楽しみにしています。

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#旅 #体験 #イベント #旅色LIKES #嵐山町

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