武雄市のテッパン土産、地元民が推す9選[佐賀県]
「ととのうアイス」「レモングラス」「甘納豆」。小京都のような雅やかなこれらの品々、すべて佐賀県武雄市の人気のお土産。せっかくならばおいしくて、話題のものを見つけたいお土産は、地元の人に聞くのが一番! ということで、武雄市役所営業部商工観光課の川浪さんにおすすめの9品を選んでもらいました。
写真/佐野円香
目次
紹介してくれたのは、武雄市役所営業部商工観光課の川浪 愛(かわなみ・あい)さん
武雄温泉物産館に併設の武雄市観光協会でもお仕事していて、「さが・武雄の方言マグネット・キーホルダー」の発案などユニークなアイデアで武雄を盛り上げています。長崎の出身でちゃんぽんには自信があったものの、武雄のちゃんぽんを食べて「こんなにおいしいなんて!」と衝撃を受けた過去があるそう。
1. たけおどら(1個190円)
「おいしいうえに、楼門が描かれたパッケージがかわいくて、人気の商品です」と川浪さんが太鼓判を押すのが、地元の老舗菓子店「ユキタヤ菓子舗」の名物。上白糖・薄力粉・ハチミツ、そして卵がふんだんに使われているので、洋菓子風の柔らかな生地で、餡は定番の小倉、上品な甘さの白あん、栗入りのつぶあん、変わり種のゆず、抹茶の5種。
一つずつも購入できますが、すべての味がセットになったものは「武雄温泉楼門」のイラスト入りのかわいい紙袋入りで、お土産にもぴったりです。
2.ゆアガリにととのうアイス(250円)
佐賀県は大豆の産地としても全国トップクラス。佐賀大学で育成されたオレイン酸含有率の高い国産大豆、佐大HO1号が大規模に栽培されています。血中の悪玉コレステロールの低下に効果的といわれているこの大豆の豆乳を使ったアイスキャンディーは、優しい甘み。川浪さんも「素朴な味わいで季節を問わず、食べられる方が多いですね」とイチオシです。
3.はちみつきなこ飴(180円)
同じく、高オレイン酸大豆のきなこを使った飴は、武雄の飴屋「岸川製菓」によるもの。「昔ながらの製法で丁寧に飴を作っていらっしゃいます。個人的にも大好き。どこか懐かしい味で、栄養豊富でおすすめです」(川浪さん)。しっかりした食感、素朴で懐かしい甘みで、着色料や香料、保存料などの食品添加物も入ってないのもうれしいポイントです。
4.佐賀牛100%ハンバーグを塩で食す。(2個入り 1,512円)
「これ、本当においしいんです! おもたせにもいいですよ」と川浪さんが教えてくれたのは、佐賀牛100%のひき肉、玉ねぎにつなぎと調味料だけで作られたシンプルなハンバーグ。佐賀空港でも販売されている商品です。柔らかな触感で、佐賀牛の旨味を生かすために、肉汁をソース代わりにかけるのがポイントです。1つ140gとボリューム満点です。
5.レモングラスオイル&アロマストーンセット(2,500円)
「武雄では、オーガニック栽培のレモングラスを作っています。アロマストーンは武雄焼なので、旅の思い出にもなります」(川浪さん)。国内精製のレモングラスは珍しいのでは? 武雄レモングラスは普通のものよりも少し香りが強く、アロマストーンは武雄焼「東馬窯」さんのもの。なにより、アロマストーンがセットなので旅先でも楽しめるのがうれしいセットです。
6.武雄レモングラス ティーバッグ/3g×10袋(990円)
武雄市産の有機レモングラスを使い、カップやポットに入れるだけで手軽にレモングラスティーが楽しめます。「レモングラスティーのほか、緑茶や紅茶をブレンドしたものもあります。個人的には緑茶ブレンドものが飲みやすくておすすめです」(川浪さん)。軽くてかさばらないので、お土産にもいいですよ!
7.武雄茶(1,080円)
「お茶で有名な嬉野の隣なので、武雄でもお茶は名産。香り高く、まろやかな味わいで年齢問わず、好まれます」(川浪さん)という武雄茶は、武雄市内にある「原製茶園」さんのもの。お茶畑と、製造卸問屋としての工場を持ち、佐賀県内では珍しくお茶の栽培管理から製造、出荷までを担っています。
8.和グラッセ(各594円)
創業80年の老舗和菓子店・光武製菓の甘納豆。川浪さんも、「これ、大好きなんです。抹茶あずき、黒豆、唐芋の3種類あり、西九州新幹線の開業記念デザインのおしゃれなパッケージで贈り物としても人気です」というとおり、地元の人からも支持を得ている、郷土の味です。
9.楼門コーヒー(5個セット700円)
「武雄温泉楼門そばにある、コーヒーショップ喜蔵(きぞう)さんのもの。パッケージがかわいいですよね。もともとお酒を扱うお店のなかでコーヒーを扱っていたのが、専門店として独立されたんです」(川浪さん)。そんなこだわりのコーヒーは、4種の豆をブレンド。豆ごとに別々に最適の焙煎をしてブレンドしてるそう。焙煎したてのコーヒー豆をチョコレートでコーティングしたコーヒービーンズも人気です。ちなみに、パッケージは、武雄市在住の染色家・緒方義彦さんのデザイン。
購入できるお店:武雄温泉物産館
武雄市観光協会が併設され、武雄のお土産が一同に揃う物産館です。近郊の地元農家から毎朝届く新鮮な野菜も揃うので、旅の始めと終わりに立ち寄るのがおすすめです。
住所/佐賀県武雄市武雄町大字昭和805
電話/0954-22-4597
営業時間/8:30〜17:00
休館日/年中無休 ※元日を除く
おわりに
住んでいる人だからこそ知る、老舗の味、注目のアイテムは貴重な情報ですね。佐賀県武雄市を取り上げた「月刊旅色2023年4月号」を読んで、武雄市を訪ねてテッパンお土産を入手してくださいね。