絶景に感動! 四万十川のほとりで地元の味を堪能するホテルステイ
高知県四万十市にある「新ロイヤルホテル四万十」は、四万十川からほど近い場所にあり、四万十観光にとても便利なホテルです。今回お試しステイに行ったのは旅色LIKESメンバーのさっかさん。四万十の味を満喫できる食事と温泉を楽しむだけでなく、ホテルが貸し出している自転車を使って絶景の四万十川を見てきた様子をレポートしてくれました。
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◆この記事を書いたメンバー
沖縄の離島が大好き。 かつては年の4分の1ほど石垣島に滞在していました。 47都道府県制覇を目指して、絶景をめぐったりサイクリングしたり、アクティブな旅をしてます。各地の魅力について情報交換したいです。
四万十川すぐそばの便利なホテル
四万十市は昨年の9月に予定していたけど、台風の接近で断念した旅先。今回は念願の訪問でした。高知市方面からレンタカーで向かいます。山や田畑、海などの豊かな景色を見ながらしばらく走ると商業施設が立ち並ぶ市街地に到着。そのなかに「新ロイヤルホテル四万十」があります。ホテルから歩いて5分以内にコンビニがあり、ちょっとした買い物に便利。飲食店も多数あり賑わっていました。
快適できれいな館内
手入れが行き届いた非常にきれいな館内。もともとはビジネス目的の方向けのホテルだったようですが、間接照明がおしゃれな雰囲気を演出してくれていて、女性も過ごしやすく快適な空間です。また外国観光客へスタッフの方が流暢な英語で対応されていました。
宿泊したのは9階のツインのお部屋。室内も手入れがいき届いていてとてもきれいです。ベッドの上のオブジェがおしゃれ。広い机に大きめの電気ポットもあるので、コーヒを飲みながらワーケーションなんてのもよさそうです。フロントでの貸出品もさまざまなものがあります。私はホテルで加湿器を使いたくなります。フロントに相談してみるとすぐに部屋に届けてくれました。
大浴場では、四万十川を望む小高い山の頂きにある温泉地・新安並(しんやすなみ)温泉のお湯が楽しめます。アルカリ性でつるつるとした感触の優しいお湯が、つるつるとした感触。優しいお湯が長旅の疲れを癒してくれます。入浴時間は男女入れ替え制のため、夕食の時間との兼ね合いには注意です。夜だけでなく朝も男女それぞれ大浴場を利用できる時間が設定されていたので、朝風呂派にもうれしいですね。また夜限定でサウナスペースを利用できます。
翌日の観光情報収集もバッチリ
夕食まで時間があったので、1Fのロビーをブラブラ。四万十エリアを中心とした周辺施設のパンフレットがたくさん置かれたコーナーがあります。また、四万十川などのすてきな写真も飾られていて、翌日の観光へ期待に胸がふくらみました。到着の日はあいにくの雨でしたが翌日の天気は回復予報。頼む! 晴れてくれ(笑)! ほかにも、お土産のコーナーや翌日の川遊びのグッズ調達できるmont-bellまで入っています。
四万十を堪能できる夕食のおもてなしをお酒とともに
夕食はホテル1階にある「レストランふじ」でいただきました。私は食事にお酒は欠かせないのですが、ホテル内だと食べた後はお部屋に戻るだけなので安心して飲めます。たくさんのドリンクメニューがあるなか、私が選んだのは「Bu酎ハイ」。“禁断の果実”といわれる「四万十ぶしゅかん」はすだちなどの仲間です。ほどよい酸味と独特の風味がとても飲みやすく、さっぱりとした感じが料理に合います。
ほどなくしてお料理が運ばれてきます。ご当地のメニューの数々。
高知といえばカツオのたたきが有名です。昼間に「ひろめ市場」によってカツオのたたきをいただきました。高知市周辺では一般的にカツオに塩を振って火であぶっていますが、四万十市中村では「中村伝統の塩たたき」という異なる味付けのカツオのたたきがあるのです。ポン酢に似たような酸味のあるたれにつけこまれており、さっぱりとした味わい。ふるさと納税でカツオのたたきの返礼品を選ぶほど大好きなので、1日で2種類もいただけて幸せでした。
そしてアユの塩焼き。四万十川といえば日本最後の清流ですが、清流にはアユが多くいます。身が大きく引き締まったアユがいい塩味で焼かれ、お酒もすすみます。最初はそのまま、次にレモンをしぼって酸味を足していただきました。
どのお料理もおいしかったなかで、私が気に入ったのが、青佐海苔の天ぷらと川海老のカラッと揚げ、そして柳川鍋です。青佐海苔の天ぷらは、外がカリっと中はいい具合にしっとりしていて、ちょうどいい揚げ具合! 磯の香りが口の中に広がります。川海老のカラッと揚げは、パリッと感が楽しくいい塩加減。お酒がいくらでも飲めそうです。
柳川鍋はすごくほっとする味。淡泊な味のウツボがふんわりとした卵でとじられています。だしがきいていて甘さとしょっぱさのバランスも絶妙です。日本人が懐かしさを感じる家庭の味。お酒に合うものが多すぎて飲みすぎてしまいそう……。
お米が大好きな私は、ごはんを食べてみてびっくり。甘みと粘り気がちょうどよく今までの人生の中で一番おいしいごはんでした。お米に感動したのは私だけではなかったようで、近くの席の方もお米についてスタッフに尋ねていました。どうやらホテルの近隣の農家さんがつくっているお米だそうです。ロビーに置かれていた高知の観光パンフレットでも、お米は取り上げられていました。いい水のあるところではいいお米が育つんですね。
晴れた! これぞ四万十川!
ホテルでもらったサイクリングマップを見ながら、約30分ほどで佐田(さだ)沈下橋に到着。四万十川にはいくつもの沈下橋がかかっていますが、一番長いのが佐田沈下橋。ここには広い駐車場があって、大型観光バスも来ていました。自転車を駐輪場に止めて、徒歩で沈下橋を渡ります。低い橋なので川が近く、澄んだ水の中に魚が泳いでいるのが見えました。
◆佐田沈下橋
住所:高知県四万十市佐田
駐車場:無料
一度ホテルに戻って車に乗り換え、四万十川を上流へ向かってドライブします。だんだんと天気がよくなってきました。少し車を走らせると三郷(みさと)沈下橋に到着。澄んだ川が美しいです。
◆三郷沈下橋
住所:高知県四万十市三里
駐車場:無料
さらにゆっくりドライブしながら向かったのは、勝間沈下橋。近くに駐車場とトイレがあります。完全に晴れ渡り、夏も感じさせるようなきれいな青空。澄んだ四万十川に空と山が映ります。これぞ四万十川。この景色を見るために飛行機とレンタカーでここに来ました。うぐいすの声だけが聞こえてきます。
◆勝間沈下橋
住所:高知県四万十市鵜ノ江
駐車場:無料
近くにカヌーを体験できる施設もあり、勝間沈下橋までカヌーで来ていました。気持ちよさそう。次回はカヌーを体験しようと再訪を誓った旅でした。