道内有数の農業地帯・空知では、名産の味を気軽に味わおう。北海道在住の地域プロデューサーおすすめのテイクアウト店5選
広大な北海道でも欲張りに色々楽しみたい。そんな時の心強い味方、テイクアウト。今回は空知地方を舞台に活躍する旅色の地域プロデューサー・松本さん(北海道札幌市在住)が、現地を巡ったからこそ知り得たおすすめのお店を5つ紹介します。空知は北海道中央部の西側に位置し、札幌や旭川からのアクセスもよく、ドライブでよりみちするのにぴったり。道内有数の農業地帯で、農業に関連した観光が楽しめるほか、自然公園などが随所にあるエリアなんです。
目次
地域プロデューサー・松本のプロフィール
札幌市在住の24歳。最近は出張先で1人飲みすることにはまっています。ご当地グルメを堪能しつつ、1人飲みできる環境が幸せです。来年までに、道内を巡りきるのが目標!
北海道で鉄板の乳製品スイーツを満喫「あいすの家とエトセトラ」
北海道旅で外せないのが、乳製品を使ったスイーツたち。なかでも、搾りたての牛乳を使ったソフトクリームは、北海道スイーツの王道です。そんな王道をあますことなく楽しむなら、夕張は長沼町にある「あいすの家とエトセトラ」へ。バニラやチョコレートが人気のソフトクリームやジェラートは、季節ごとのフレーバー入れると約40種類と豊富なラインナップ。ウィンナーなどの加工食品も好評で、特に自社製モッツァレラチーズに味付けした「COW'S KITCHEN」が、アイスクリームと並ぶ人気商品です。
1994年に長沼町で創業し、2022年7月に同じ町内に移転して新装オープンした同店。巨大な牛舎のような、かわいいピンク色の建物は天井が高く開放的です。新たにベーカリーも併設され焼きたてのパンも並ぶので、お土産に買って帰りましょう。
内陸の地でその日にとれた魚介をいただく「居酒屋 光進丸」
お米の生産地として有名な深川市。明治時代から稲作が行われ、生産量は道内2位を誇ります。そんな田園風景広がる内陸の深川市で、日本海の海の幸を味わえるお店がこちら。JR深川駅から徒歩約7分。マスターの遊漁船「光進丸」でその日にとれた新鮮な海鮮を提供しています。大きなホタテやタコが並び、盛り付けもダイナミックなので、まるで海沿いの町にいるような感覚に包まれること間違いなし。
マスターや女将の人柄も人気のお店は、毎日通いたくなるくらいアットホーム。メニューで注目なのは「お通しの域を超えている」と評判のお通し。常連客もその内容を聞いてからメニューを注文するそうで、訪れた際は同じようにオーダーしてみては。
道内屈指の米どころで、北海道定番のグルメを「スープカレーせんどう」
深川市と並び北海道屈指のお米の収穫量を誇る岩見沢市では、北海道発祥のグルメとして今や定番のスープカレーとともにお米を味わいましょう。北海道深川市と岩見沢市に店舗を構える、スープカレーのお持ち帰り専門店「スープカレーせんどう」。松本さんは「深川市産の米と空知産の食材が豊富なスープカレーのほかに、『大豆ミートのチキン風スープカレー』は高タンパク、低カロリーで野菜も多く脂質が少ないので女性はもちろん、ダイエットや筋トレ中の人などにも嬉しい栄養満点の一品」と太鼓判を押します。
道央自動車道岩見沢ICから車で約4分の場所にあるこちらでは、道の駅「ライスランドふかがわ」で販売している「深川ザンギ」も購入できます。ドライブのお供や、宿での食事と一緒に味わってみては。
「パンのまち」で見た目も味も大満足なパン「ぱん屋 緒花」
小麦の生産量も日本一の北海道では、パンも見逃せません。岩見沢市は人口とパン屋数の比率が全国平均の2倍近く多いんです。そんな「パンのまち」に、2023年4月にオープンした「ぱん屋 緒花」。見た目から楽しめるをモットーにしたパンは全て手作りで、冷蔵庫に入れても硬くならず、しっとりもちもちの食感をキープ。
JR岩見沢駅から徒歩約3分のところに位置する同店。岩見沢特産のお米と小麦を、とびきりのパンで試してみませんか。
社交場として日々賑わうまちで絶品の串焼きを「串焼・創作居酒屋 乙」
札幌市と旭川市の間に位置し、主要都市へアクセスのしやすいベッドタウン・滝川(たきかわ)市。緑豊かなまちですが、滝川駅から徒歩15分ほどに位置する歓楽街「三楽街」も有名です。そこで店を営む「串焼・創作居酒屋 乙」では、種類豊富な串焼きや新鮮なお刺身、炭焼き料理などをいただけます。
店内は居心地の良い和の空間で、個室としての利用が可能な小上がり席を完備。おひとり様からグループ旅行までさまざまなシーンで重宝します。
さらに、乙の味を気軽に味わってほしいとの思いからオーナーの福井さんは焼き鳥とピザのテイクアウト専門店「Yakitori Pizza otsu」を2023年6月にオープン。生粋の飲み屋飯を手軽に堪能してみては。
おわりに
空知エリアは実は温泉の宝庫だったり、いくつもの名作映画が撮影されたスポットがあったりと見どころがたくさん。様々なところを巡るには、ホテルで、移動中にとテイクアウトで食べたくなるタイミングもあるはず。そんな時は、松本さんイチオシグルメを楽しんでみては? 空知エリア、美唄市の魅力は『月刊旅色7月号』の誌面でより知れますよ。