【開催間近!】市の一大イベント「川開き観光祭」と合わせて巡りたいスポットを九州在住ライターがご案内

九州在住の旅色LIKESライター・かっきーが発信する九州の魅力。2024年5月25日(土)~26日(火)は大分県日田市の「日田川観光祭」。筑後川水系の鮎漁解禁と鵜飼いシーズンの幕開けに合わせて行われ、地元の人も楽しみにしているイベントのひとつです。今年は東京ディズニーリゾート®スペシャルパレードも行われるそう。今回は、お祭りと合わせて巡りたい、日田の魅力をご紹介します。
目次
「日田川開き観光祭」って?

大花火大会は両日19:40~21:00予定。
日田市に初夏の訪れを告げる「日田川開き観光祭」が5月25日(土)・26日(日)に開催されます。筑後川水系の鮎漁解禁と鵜飼いシーズンの幕開けに、1937年にスタートしました。今年で77回目を迎え、例年12万人もの観光客が訪れる日田最大のイベントです。2日間で合わせて約1万発を打ち上げる大花火大会や、歌あり、踊りありのどんたくパレードなどイベント目白押し! なかでも今年は「東京ディズニーリゾート®スペシャルパレード」があります。東京ディズニーリゾートを飛び出したディズニーの仲間たちが、日田市にやってくるのが楽しみです。
●第77回日田川開き観光祭
場所:日田市三隈川周辺、JR日田駅南広場、中央公園及びパトリア日田
せっかく日田に来たんやき、日田でゆるっとして行きない!
ここからは、せっかく日田に来たならばゆっくり観光して行ってほしい! ということで、ぜひとも足を運びたい観光スポットや、祭りに行くか迷っている方へ、日田のその他の観光スポット等をご紹介していきます!
お散歩するなら歴史を感じる「豆田の町並み」

小鹿田焼の専門店や、町屋をリノベしたカフェなど魅力的な店舗が集う。
1601(慶長6)年に永山城(旧称:丸山城)の城下町として栄えた豆田の町並みは、かつて商人の屋敷や役所が集まる場所でした。江戸幕府の直轄地である「天領」として栄え、九州の経済の中心として商人たちが集まる街として発展を遂げます。町並みは現在でも残っており、白壁の古い家屋が軒を連ねる九州の小京都として、外せない観光スポットです。国の重要伝統的建造物群保存地区や、日本遺産にも選定されています。
◆豆田の町並み
住所:大分県日田市豆田町
お土産は民芸品の「日田げた」を

ゆかたにもピッタリ!
風情のある豆田の町並みを散策していると、よく目にするのが「日田げた」です。げたを円形に並べて乾燥させる様子は、豆田の町並みの名物でもあります。特徴は、杉材を焼き、木目を生かした「神代焼仕上げ」です。この焼き目は一旦表面を全て焼いてから磨く仕法で、硬い木目はそのまま残り、柔らかい木目の間の部分は削られて、特徴的な焼き目模様が作られます。焼き目を施した木目の凹凸が足当りよく、通気口も兼ねています。また、無塗装で仕上げており、木の本来の調湿作用もそのまま生かしており、木が呼吸することで夏でも蒸れることなく非常に履き心地がいいです。「天領日田はきもの資料館」の売店「足駄や」では下駄の台と鼻緒のデザインをオーダーして作ることができます。
◆天領日田はきもの資料館
住所:大分県日田市豆田町3-11
電話:0973-28-6064
時間:10:00~17:00
作者の出身地で作品に浸る「進撃の巨人 in HITA ミュージアム」

18歳未満は入場無料!
大人気漫画『進撃の巨人』の作者である諌山(いさやま)先生は、日田のご出身。高い山々に取り囲まれた盆地にある日田の景色から、高い壁の中での生活を強いられる物語の着想を得たそうです。「進撃の巨人 in HITA ミュージアム」は、道の駅 水辺の郷おおやま内にあります。諌山先生ゆかりの品や巨人のオブジェ、マンガの原画やセル画、実際の進撃の巨人執筆デスクなどが展示されており、進撃の巨人好きにはたまらない品々ばかりです。隣接する道の駅でしか買えない進撃の巨人グッズも多数。ほかにも地元の食材を取りそろえる直売所や、九州の果物を使ったジェラートショップ、日田焼きそばの店もあり、日田の魅力が一堂に集まっています。
◆道の駅 水辺の郷おおやま
住所:大分県日田市大山町西大山4106
電話:0973-52-3630
時間:平日 9:30~16:00、土日祝日 9:30~17:00
≪進撃の巨人 in HITA ミュージアム≫
入場料:おとな 500円、こども(18歳未満)無料

日田駅南広場にはリヴァイ兵長がいます!
ほかにも、大山ダムや日田駅前に進撃の巨人のキャラクターのリアルな銅像が建てられ、日田市の新たな観光の拠点になっています。また、進撃の巨人デザインのラッピング自転車も登場! 各スポット巡りにぜひご活用ください。
泉質の違いを楽しむ「天ケ瀬温泉」

玖珠川を挟むようにして温泉宿が軒を連ねています。
阿蘇山脈や九重連山などの活火山に囲まれた盆地のため、温泉もたくさんあります。温泉県としても有名な大分において、「豊後3大温泉」の一つに数えられる天ケ瀬(あまがせ)温泉。開湯約1,300年という歴史を持ち、奈良時代の豊後国風土記にも記されています。宿の泉源によって泉質が異なることが特徴のひとつで、概ね単純泉、硫黄泉、食塩泉の3つの泉質に分けられます。お得な「天ヶ瀬温泉パスポート」を使うと1,200円で3つの温泉にはいることができるので、お湯の違いを楽しんでみてください。
ランチはソウルフードの「日田やきそば」

豚骨スープもついてきます!
あらかじめ茹でた太めの麺を固めにカリっと焼き、たっぷりのもやしなどの野菜と細切れの豚肉を加え、店それぞれこだわりのソースで仕上げた日田市民のソウルフード。麺は鉄板でラードを使って焼くため、バリバリ感とモチモチ感を同時に味わうことができます。さらにもやしのシャキシャキ感まで! それらをまとめるソースは、サラッとした液状で、甘辛さと程よいスパイスがより一層食欲を駆り立てます。日田市のラーメン店には必ずといっていいほど日田焼きそばがあり、焼きそばとともにラーメンのスープが出てくるのも日田焼きそばならではです。私も大好きで、日田焼きそばを食べるためだけに、片道1時間半の道のりを走るほど。とくにおすすめのお店は「みくま飯店」です。
◆みくま飯店
住所:大分県日田市隈1-5-21
電話:0973-22-7261
営業時間:11:00~18:30(月曜は14:00迄)
さいごに
いかがだったでしょうか? 日田の地元の方も心待ちにしている日田川開き観光祭をきっかけに日田を旅してみてください。