[長崎県]軽い・コンパクトな五島列島・新上五島町のお土産5選
五島列島の北部に位置する長崎県新上五島町(しんかみごとうちょう)へは、長崎港または佐世保港から船で渡ります。非日常感がある船旅にワクワクすることは間違いありませんが、絶対に気を付けねばならないのが、荷物のサイズと重さ。ジェットフォイルや高速船では航海の支障にならないよう、手荷物の重量やサイズに制限があるんです。そこで「軽くてコンパクト」な、新上五島町のお土産を探しました。
目次
探した場所はここ! 新上五島町観光物産センター
純粋つばき油(30ml)820円
「「純粋つばき油」は、新上五島町内で自生するつばきだけを使用した純度100%のつばき油。つばき油といえば、ちょっと重めのテクスチャーでどのように使えばいいのか……とかつて私は思っていました。実は良質なつばき油は、髪はもちろん、顔や体にも使えるので、荷物を減らしたい旅先で重宝するんです。この「「純粋つばき油」は、さらっとしたテクスチャーでのびがよく、匂いもさほどありません。しかも翌朝にしっとり感が残り、性別問わず、喜ばれる品です。容器は瓶ですが、箱入りなのでそこまでデリケートに扱う必要がないのもうれしいポイントです。
おむすび専用塩 塩結(えんむすび)40g 540円
海に囲まれている新上五島町では、たくさんの種類の塩が販売されています。塩は賞味期限がないため、なかなか会わない人へのお土産に最適です。例えば、矢堅目の塩本舗の「おむすび専用塩」。サイコロ型のかわいいボックスは紙、そのなかのパッケージはビニールなのでとにかく軽いんです。肝心の味といえば、近海の海水100%を原料に、蒸発法などで水分を飛ばして塩分を凝縮した海水塩に、天日干しにした長崎県産の海藻(芽ひじき)を一緒に煮詰めてそのミネラルを詰め込んだ藻塩がブレンドされているので、まろやか。海藻のうまみによる減塩効果もあり、ほかのお料理にも使えます。
かんころ餅 各170円~
原材料がサツマイモ、もち米、三温糖、すりごまという潔いおやつです。スライスして天日干ししたサツマイモを、もち米に混ぜてつくというシンプルな製法で、古くから保存食として食べられてきました。これが素朴な甘さでおいしいんです。むっちりとした食感で食べ応えはありますが、腹持ちがよく、余計なものが入っていないので健康的。ベーシックなものはようかんのようなサイズで、薄く切って軽くあぶって食べるのですが、ひとり暮らしの友達のお土産には小ぶりなサイズがおすすめ。電子レンジで数秒加熱してから、トースターで軽く焼くとほくほく。ちなみに小ぶりなサイズにはあんこが入っているので満足度が高いです。
ステンドグラスマスキングテープ 各484円
新上五島町には、キリシタン弾圧に耐え抜いた信者が信仰の自由の証として建てた教会が29あります。どこも暮らしに寄り添った慎ましい雰囲気で、どこかかわいらしい建築です。特徴的なのはステンドグラス。レトロな模様や色合いは見ているだけで穏やかな気持ちになります。そんなステンドグラスの模様のマスキングテープです。マステのちょっと透けた感じがステンドグラスに似ていて、かなりの再現度! 訪れた教会のものを集めたくなります。
ISLA de CAMELIA(イスラ デ カメリア)各500円
新上五島町の名物として五島うどんと並んで外せないのが、海産物。島内で味わったおいしさを、とお土産にしたくなるはずです。町であがる魚介類を使った干物や出汁パックも見逃せませんが、さらにコンパクトなものを……と見つけたのが、魚介の燻製です。
刺身にできるほどの、五島列島産の朝獲れ魚介を、五島に自生する椿と桜の自家製ブレンドチップでスモークしています。「燻製」と聞くと、ちょっとぱさついたもの想像しませんか? でも実際は想像の3倍以上しっとりして脂がのっています。そして香りのよさといったら! パッケージ越しに鼻を寄せるとほのかに燻された香りがするくらいです。ちなみに魚介以外の、燻製づくりに必要な材料(燻製チップ・塩・炭)は全て手作りというこだわりぶりで、保存料や着色料はいっさい使用していません。上五島産のブリのほか、数種類展開していますが、人気なので全部揃っているのを見たことがありません。見かけたら即買いをおすすめします。
ピッカラ あおさ塩味(6袋入り) 972円
気軽に渡せるバラマキ菓子もひとつほしいですよね。それならば、お米のスナック「ピッカラ」の限定味を。そもそも、私はピッカラを知りませんでしたが、絶妙な甘じょっぱさは全員好きなはずです。矢堅目の塩と五島列島さんのあおさを使用しているそうで、新上五島町にある「矢堅目の駅」では、バラ売りをしていました。
重さとかさばりを超えなければならないときもある
帰り道や日常に戻ってからお土産を渡すときのシチュエーションを考えて、「重さ」「かさばり」を重視してピックアップしてきましたが、そんなことが関係なくなるときもあります。例えば、五島列島初の焼酎酒造として誕生した「五島灘(ごとうなだ)酒造」の芋焼酎は、サツマイモも新上五島町内で育てた“完全町内生産”。また新上五島町の海で育てられた魚介の数々。これはいっそ、ネットに頼りましょう。重さやサイズも気にしないとなれば、お土産のジャンルは無限。「月刊旅色2024年7月号」では尾野真千子さんと新上五島町を巡る旅を特集しています。お土産にぴったりな名品を紹介しているので、ぜひご覧ください。