【北陸新幹線延伸】金沢もいいけど小松にも来てね! 小松市出身のLIKESメンバーがニュースポットから地元民御用達の町中華まで推しスポットを巡る

石川県

2024.08.11

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【北陸新幹線延伸】金沢もいいけど小松にも来てね! 小松市出身のLIKESメンバーがニュースポットから地元民御用達の町中華まで推しスポットを巡る

今年の3月に北陸新幹線が金沢から敦賀まで開通し、小松市にも新幹線が通るようになりました。金沢や富山に比べてまだまだ穴場なイメージの小松。そんな小松が故郷の旅色LIKESメンバー・きゅうさんは、地元の魅力を再発見。50種類以上の伝統工芸体験ができる施設や、小松市民なら誰もが知っている町中華のお店など、これから活気づくであろうまちのおすすめスポットを紹介します。

目次

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北陸新幹線の延伸により金沢~敦賀間のアクセスが便利に!

駅構内は小松市の伝統を味わえるスポットに生まれ変わり

日本に1台ずつしかない建設機械は必見! 「こまつの杜」

小松市民で知らない人はいない!? 老舗の町中華「餃子菜館 勝ちゃん」

加賀の伝統を体験するテーマパーク「加賀伝統工芸村 ゆのくにの森」

奈良時代から現代にまで伝わる「那谷寺(なたでら)」

歌舞伎「勧進帳」の舞台としても知られる「安宅(あたか)の関」

これからの小松市にますます注目!

◆この記事を書いたメンバー

北陸新幹線の延伸により金沢~敦賀間のアクセスが便利に!

小松駅の駅舎。北陸の霊峰・白山の山並みをイメージしたデザイン

小松駅の駅舎。北陸の霊峰・白山の山並みをイメージしたデザイン

新幹線12番ホーム(福井・敦賀方面)。金沢~小松間は新幹線約11分、普通電車約34分で移動可能

新幹線12番ホーム(福井・敦賀方面)。金沢~小松間は新幹線約11分、普通電車約34分で移動可能

北陸新幹線が金沢から敦賀まで開通し、ついに我が故郷・小松市にも新幹線が通るようになりました。高校時代、古びた汽車(当時はそう呼んでいたような……)で金沢まで通学していたことを思うと、隔世の感があります。今回は北陸新幹線の延伸を機に帰省し、久しぶりに小松市の観光地を巡ってみました。今回ご紹介するスポットはほんの一部ですが、少しでも小松市に行ってみたくなる方が増えると嬉しいです。

駅構内は小松市の伝統を味わえるスポットに生まれ変わり

改札内には木場潟(きばがた)に打ち上がる花火をイメージした絵皿が展示されている

改札内には木場潟(きばがた)に打ち上がる花火をイメージした絵皿が展示されている

駅構内には打ち上げ花火をイメージした、地元作家による九谷焼作品が展示。九谷焼の発祥はお隣の加賀市ですが、原料となっている陶石の産地は小松市で、窯元も多くあります。到着早々、小松市の伝統工芸品に触れられます。

2023年にオープンした商業施設「Komatsu 九(ナイン)」の中にある「小松土産店(とさんてん)」

2023年にオープンした商業施設「Komatsu 九(ナイン)」の中にある「小松土産店(とさんてん)」

駅構内に、おしゃれなお土産屋さんがオープンしていました。土地(とち)の産物(さんぶつ)を紹介することから「こまつとさんてん」と読むそう。建物内には観光案内所やカフェなどがあり、平日にもかかわらず賑やかな様子です。

 “KOMATSU”Tシャツの販売も

“KOMATSU”Tシャツの販売も

店内には初めて見た “KOMATSU”Tシャツが(笑)。デザインは後ほど紹介する「安宅の関」の松をイメージしているのかな? 小松市ならではのデザインです。

店内にある「九谷焼はしおき」のガチャガチャは2種類ある

店内にある「九谷焼はしおき」のガチャガチャは2種類ある

ガチャガチャは1回500円

ガチャガチャは1回500円

「九谷焼はしおき」のガチャガチャ発見。試しにやってみました。なかなかのクオリティです。お土産にもいいですね。

◆小松土産店
住所:小松市土居原町13-18
電話:0761-21-8208
営業時間:8:00~20:00(12月31日~1月3日は9:00~18:00)

さて、そろそろ駅から離れて小松市内の観光地へ行ってみましょう。

日本に1台ずつしかない建設機械は必見! 「こまつの杜」

超大型ダンプトラック「930E」と超大型油圧ショベル「PC4000」。日本には1台ずつしかなく、主に海外の鉱山地域で活躍。それにしても大きい!

超大型ダンプトラック「930E」と超大型油圧ショベル「PC4000」。日本には1台ずつしかなく、主に海外の鉱山地域で活躍。それにしても大きい!

世界で約2,000台が稼働している超大型ダンプトラック「930E」

世界で約2,000台が稼働している超大型ダンプトラック「930E」

超大型油圧ショベル「PC4000」。3階建ての建物と同じくらいの高さだそう

超大型油圧ショベル「PC4000」。3階建ての建物と同じくらいの高さだそう

小松駅から徒歩約3分、東口からすぐのところにある「こまつの杜」は、小松市が発祥の建設機械大手メーカー「コマツ」が運営する体験施設。超巨大な建設機械が展示されているだけでなく、運転席の搭乗も体験可能。また、創業から100年の歴史を紹介する歴史館も併設されています。建設機械マニアにはたまらないですね!

新幹線のホーム窓からの風景

新幹線のホーム窓からの風景

冒頭で紹介した新幹線12番ホーム窓からの景色です。新幹線のホームからもこのサイズ感で見えているということは、展示されている建設機械がどれほど大きいものか、よく伝わると思います。遠くに見える山々は白山連峰。北陸新幹線で小松市に訪れた際には、ぜひホームからの景色も楽しんでみては。

◆こまつの杜
住所:小松市こまつの杜1
電話:0761-24-2154
休館日:日・月曜日、第5土曜日
入場料:無料
※建設機械の搭乗時間は事前確認が必要

「こまつの杜」公式HPはこちら

小松市民で知らない人はいない!? 老舗の町中華「餃子菜館 勝ちゃん」

「餃子菜館 勝ちゃん」の外観

「餃子菜館 勝ちゃん」の外観

昼食は小松駅から徒歩約5分のところにある、地元の人気町中華に行きましょう。3代続く町中華の老舗「餃子菜館 勝ちゃん」です。小松市民なら誰もが知っているソウルフード。とにかくおいしいので、小松市に来たらぜひ食べてほしいです!

ランチは酢豚・ホイコーロー・レバニラ炒め・麻婆豆腐・油淋鶏・野菜炒めの6種類から選べる(各1,000円)

ランチは酢豚・ホイコーロー・レバニラ炒め・麻婆豆腐・油淋鶏・野菜炒めの6種類から選べる(各1,000円)

6種類あるランチメニューの中から、今回はレバニラ炒めを注文。ご飯とスープもついていてボリューム満点です。ほか、レギュラーメニューも多数揃っているので、何度来ても飽きることはありません。

人気No.1の焼き餃子(500円)とNo.2の塩焼きそば(700円)

人気No.1の焼き餃子(500円)とNo.2の塩焼きそば(700円)

人気No.1の焼き餃子は、皮パリパリで餡はジューシー。No.2の塩焼きそばは、もちもちの太麺にシャキシャキ野菜。昔から変わらぬ味! 久しぶりに食べるとホッとします。

◆餃子菜館 勝ちゃん
住所:小松市土居原町395
電話:0761-22-4077
営業時間:11:00~14:00(LO13:30)、17:00~21:00(LO20:30)
定休日:水曜日、第3火曜日

「餃子菜館 勝ちゃん」公式HPはこちら

加賀の伝統を体験するテーマパーク「加賀伝統工芸村 ゆのくにの森」

体験だけではなく、自然や歴史も触れられる小松市の人気スポット

体験だけではなく、自然や歴史も触れられる小松市の人気スポット

13万坪もの広大な敷地で50種類以上の伝統工芸体験が可能

13万坪もの広大な敷地で50種類以上の伝統工芸体験が可能

小松市内の観光には車があると便利です。ぜひ車移動で市内を巡ってみてください。ここは小松駅から車で約30分。九谷焼や輪島塗などの伝統工芸を体験できる「加賀伝統工芸村 ゆのくにの森」です。敷地内には江戸~明治時代の古民家が移築されていて、里山風な景観も堪能できます。

手すき体験が楽しめ、併設された施設でそば打ち体験もできる「和紙の館」

手すき体験が楽しめ、併設された施設でそば打ち体験もできる「和紙の館」

金箔を使った化粧品や縁起物のお土産などが揃う「金箔の館」

金箔を使った化粧品や縁起物のお土産などが揃う「金箔の館」

人間国宝・川北良造氏らの伝統工芸師の作品も多数展示販売する「山中漆器の館」

人間国宝・川北良造氏らの伝統工芸師の作品も多数展示販売する「山中漆器の館」

沈金彫の職人技を実際に見られる「輪島塗の館」

沈金彫の職人技を実際に見られる「輪島塗の館」

11の館で50種類以上の体験ができ、食事処も充実しているので、一日過ごしても退屈しません。家族や友人、誰と来ても楽しめること間違いありません。

金沢名物の金箔ソフトクリーム

金沢名物の金箔ソフトクリーム

金沢名物の金箔ソフトクリーム(980円)も。金沢市に行かなくても、小松市内で食べられることが嬉しいです。

「彩り長屋」前の ”アンブレラスカイ” はSNS映えスポットとして人気

「彩り長屋」前の ”アンブレラスカイ” はSNS映えスポットとして人気

伝統だけではなく、映えスポットもあるのがユニークですね。“アンブレラスカイ”は3月上旬~11月下旬にしか見られないので、機会がある方はぜひ訪れてみてください。

◆加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森
住所:小松市粟津温泉ナ3-3
電話:0761-65-3456
入場料:大人550円(体験は別途料金が必要)

「加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森」公式HPはこちら

奈良時代から現代にまで伝わる「那谷寺(なたでら)」

「山門」には阿吽の仁王像がある

「山門」には阿吽の仁王像がある

参道では四季折々さまざまな景色が広がる

参道では四季折々さまざまな景色が広がる

「加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森」から車で約5分のところにある「那谷寺」は奈良時代に創建されたと伝えられ、歴史ある白山信仰のお寺として人気の観光地です。約16万㎡の境内には数多くの重要文化財があり、見応えたっぷり。4月になると桜が、11月には紅葉が見られ、一年を通して素晴らしい景観が楽しめます。

「奇岩遊仙堺・稲荷社」は、巨大な奇岩霊石にいくつもの穴。遠くから見ると怪獣の顔に見えなくもない。国名勝に指定されている

「奇岩遊仙堺・稲荷社」は、巨大な奇岩霊石にいくつもの穴。遠くから見ると怪獣の顔に見えなくもない。国名勝に指定されている

「大悲閣(本殿)」の中は岩窟になっていて、母親の胎内に見立てた「胎内くぐり」が体験できる。「この世の罪を洗い流し、再び母の胎内より新たな自分に生まれ変わる」という意味を持つパワースポット

「大悲閣(本殿)」の中は岩窟になっていて、母親の胎内に見立てた「胎内くぐり」が体験できる。「この世の罪を洗い流し、再び母の胎内より新たな自分に生まれ変わる」という意味を持つパワースポット

展望台へとつながる「楓月橋(ふうげつきょう)」

展望台へとつながる「楓月橋(ふうげつきょう)」

展望台から見た「奇岩遊仙堺・稲荷社」は荘厳そのもの

展望台から見た「奇岩遊仙堺・稲荷社」は荘厳そのもの

全て周るとだいたい30~40分程度、特別拝観の3カ所も周るとさらに15分ぐらいかかります。どこも見どころが詰まっているので、時間がある方は全て巡ってみては。

「花山亭」のみたらし団子

「花山亭」のみたらし団子

最後に、境内入口前のお土産店「花山亭」で一息。みたらし団子がやわらかくておいしいです。

◆那谷寺
住所:小松市那谷町ユ122
電話:0761-65-2111
拝観料:大人1,000円、小人300円

◆花山亭
住所:小松市那谷町ユ122-8
電話:0761-65-2366
営業時間:8:30~16:30

「那谷寺」公式HPはこちら

歌舞伎「勧進帳」の舞台としても知られる「安宅(あたか)の関」

「安宅の関跡の碑」がある「安宅の関」

「安宅の関跡の碑」がある「安宅の関」

小松駅から車で約10分。市の景勝地で、歌舞伎の十八番の一つ「勧進帳(かんじんちょう)」の舞台として知られる「安宅(あたか)の関」です。

義経、弁慶、富樫の像

義経、弁慶、富樫の像

「勧進帳」とは、対立する源頼朝から逃れ奥州平泉に向かう源義経と武蔵坊弁慶が、「安宅の関」を弁慶の機転と関守・富樫左衛門泰家の温情で無事通ることができたという物語。この海に面した松林の中に3人の銅像が建っています。左から源義経、武蔵坊弁慶、富樫左衛門泰家。台石にはそれぞれの心情を表す「智・仁・勇」の文字が刻まれています(智は弁慶の知恵、仁は富樫の情け、勇は義経の勇気)。

海をバックに3つの「A」が並んでいる

海をバックに3つの「A」が並んでいる

海の方に目をやると、Aが3つ並ぶ不思議なモニュメントが。実はこれ、Aの間で「T」と「K」のポーズを取ると「ATAKA」と読める仕掛けになっていて、密かに映えスポットとして人気を集めているらしい。

夕日が沈む様子がみられる絶景スポット

夕日が沈む様子がみられる絶景スポット

地元民もよく訪れる

地元民もよく訪れる

日が沈むころになると、どこからともなく地元の人たちが海を見に現れます。この景色、ボーっと見ているだけで癒されますよね。一本松と海のコントラストが最高です。

◆安宅の関
住所:小松市安宅町タ17
電話:0761-22-2404

これからの小松市にますます注目!

久しぶりに周ってみると新しい発見もあり、改めていいところだと感じました。小松にはまだまだ魅力あるスポットがたくさんありますし、新幹線延線キャンペーンも実施中です。能登半島地震の復興にはさらに時間がかかると思いますが、より多くの人が石川県を訪れることが、復興の近道になると信じています。石川県を訪れる際は北陸新幹線を利用して、小松まで足を延ばしてみてください。

◆この記事を書いたメンバー

きゅうさん

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東京都在住。近場のお手軽旅やキャンプが好きです。旅のちょっとした情報や感想を発信できるようになりたいです。

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#石川県 #小松市 #絶景スポット #寺社仏閣 #北陸新幹線 #伝統工芸

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