“海の街”で風を感じながら走る とびっきり爽やかな伊豆・下田
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こんにちは! 鈴木ちなみです。
寒さが和らいできた今日この頃。ランニングも楽しい季節がやってきました。今回は、そんな季節にぴったりな、おすすめの“ランニング旅”スポットのひとつを紹介していきたいと思います。
伊豆・下田の“旅ラン”
さて、連載第2回目では、伊豆・下田の“旅ラン”を振り返っていきます。私は日差しが眩しい7月に走ったのですが、海がすぐそこに! 海の街ならではの景色を存分に楽しむことができました。これからの季節、“ランニング旅”に絶好のスポットなんですよ。
まずは下田駅からスタート! 黒船のモニュメントが印象的です。
走り始めると、海遊びにぴったりな浮輪を売る商店や港に停泊する船など、海を楽しむ街ならではの景色が広がります。
「ペリー艦隊来航記念碑」の近くで地元の方と出会い、おすすめの海岸を教えてもらったので、さっそく向かうことに! “旅ラン”はコースが自由にカスタマイズできるというところが嬉しいポイント。その街に住む人だからこそ知る穴場スポットへも、気軽に足を伸ばすことができます。
下田公園の海側の道を進んでみると……道も舗装されていて、交通量も少なく、走りやすい~! 海沿いは波の音や潮の香りがして、癒される~。ランニング中は音楽を聴きながら走ることが多いですが、この日は自然の波の心地よい音がランニングミュージック。
気分よく走っていると、「下田海中水族館」を発見!
カメに遭遇~!
こちらの海中水族館、オープン前だったのですが、エントランスの外でカメを見ることができました。100円で餌やりができるそうで、私もやってみることに。エサのキャベツを差し出すとムクっと水面から顔を出すカメが可愛かったです。下田から見える海のどこかにもカメがいるのかなぁ~と想像すると、なんだか楽しい気持ちになりました。
風の音、波の音、すべてが爽やか
曲がりくねる海岸をぐんぐん進みます。汗が止まらなくなってきますが、海からの涼しげな風が体を冷やしてくれて、気分は爽快!
そうこうしているうちに、地元の方に教えてもらった「鍋田浜海水浴場」に到着。まるでプライベートビーチのような空間で、小さな湾の中に砂浜が広がっていました。釣りをする地元の人や、朝の浜辺を散歩する観光客。海の周りには色んな人が集まってきます。程よい波の高さに、ファミリーで海遊びする人たちの姿が。楽しそうな声に誘われて、私も足だけ海に浸かってみることに……ヒンヤリ、冷たいー! 暑さを忘れる気持ち良さ! 一気に汗も引きました。砂浜と波を足で感じ、気分もリフレッシュできましたよ。
歴史ある場所にも立ち寄りやすい“ランニング旅”
海水浴場に別れを告げて、次は下田の街の中心へ向かいます。
街に出たので、黒船でやってきたペリー提督が歩いたとされる“ペリーロード”と呼ばれる道をランニングすることに。小さな川が流れていて、その脇には昔ながらの風景が残っています。風に吹かれる柳の木がとてもいい感じでした。
ペリーロードを走っていると、不思議なツボが置いてありました。よーく見ると“下田温泉”の文字が。
なんと、天然温泉とのこと! アツアツの温度でしたがそっと手にかけると、肌がツルっとして効能も感じられました。ここは“手湯”ができる場所でしたが、別の場所では無料の足湯スペースもあるそうで、街全体で旅人を癒すような雰囲気がありましたよ~。夏だけでなく冬の旅ランにもピッタリな気配がしました。
手湯のすぐそばには、美味しそうなアイスクリーム屋を発見! スイーツは外せません!
チョコレートアイスの中にチョコチップとラム酒で漬けたレーズンが入り、程よい大人な甘さが最高でした。火照った体に内側から染み渡ります……。じっくり食べたいところでしたが、アイスが溶けてしまいそうだったので急いでいただきました(笑)
さぁ、ランニングの再開です。
魚屋さんに乾物屋さんに……さまざまなお店が並ぶ街並を抜けて、再び海沿いに出ました。近くに見つけた「まどが浜海遊公園」を走ることに。ここからは港が一望できます。今は穏やかな景色の広がる場所ですが、昔、ペリー提督の大きくて立派な黒船が最初に入港したときは、下田に住む人々驚いただろうな~なんて考えながらランニング。そんな風に思いを馳せていると、少しだけ当時の人たちと繋がったような気がしました。
ハリスの小径に入り、景色の気持ちよい場所でゴール! 伊豆・下田の“旅ラン”は、海との距離が近い場所をずっと走ることができて、波の音、さわやかな潮風、開放的な海の景色を存分に感じました。
さてさて、次のランニング紀行もお楽しみに!