目的地は絶景! 自分の足で出合いに行くべきスポット
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ランニング旅は、山あり坂あり……実は大変な道のりを通る場合も。でもそんな時、素晴らしい絶景に出合うと走ってきた達成感が倍増するんです!
そこで今回は、私がランニング旅で今までに出合ってきた“絶景スポット”を紹介していきたいと思います。
絶景スポット①:小田原の海
細い道を抜けて浜辺を降りて行くと出合える、太平洋を望むキラキラとした小田原の海。
この場所をランニングする前は正直、小田原の海がこんなにも綺麗だとは思っていませんでした。ところが実際に見て驚愕! 水平線がなだらかな弧を描き、スケールの大きいこと! 地球の丸さも感じました。天気のいい日には伊豆大島も見えるそうですよ。
浜辺でのランニングは砂浜に足を取られる感じがあるけど、それでも海が綺麗なのでその海を眺めながらどんどん足を伸ばしたくなります。
昔は海があまり好きではなかったんですが、上京して色んなところに出かけたりランニング旅で海の絶景を知ってから、大好きになりました。今では海は、自分の必要のないものをサーっと持って行ってくれてマインドをクリアにしてくれる場所。走っていると、波の音も心地よいです。
絶景スポット②:文京区の日本庭園
続いての絶景は、都内でほっと一息がつける隠れたオアシスのような日本庭園!
文京区は日本庭園が数多くありますが、ランニング旅で訪れたのは初めましての「肥後細川庭園」。都内に住んで10年ほどなのに、知らない場所もまだまだあるものです。住宅街を走っていると現れる趣のある空間に癒されます。手入れされたお庭の緑と空の抜けが気持ちいい~!
庭園の中にある「松聲閣」でブレイクタイムも可能です。
窓からの眺めがとっても素敵で、このランニング旅のときはここでお抹茶とお茶菓子をいただきました。熊本の「加勢以多」というお茶菓子がでてきましたよ。
こちらの庭園が肥後細川藩主の下屋敷でもあったことから、熊本のお菓子を提供しているそうです。カリン羊羹がサンドされていて甘酸っぱく、上品な味わい。白い部分はもち粉でできたおぼろ種です。ほろ苦いお抹茶もいただいて、きれいなお庭を眺めながらの贅沢な時間。ここが東京なんだということを忘れるくらいでした……。
アクティブに走るのも好きですが、反対にボーッと何もせず過ごす時間も大好きなんです。ランニングの途中で和に包まれて、ゆったりとした時間のなか絶景を感じられる日本庭園、ものすごくおすすめです。
絶景スポット③:鎌倉の「祇園山見晴台」
最後は鎌倉です! 鎌倉に名所は沢山ありますが、寺社と海を一度に望める穴場スポット「祇園山見晴台」が本当に素敵なんです。登ると、とても気持ちのいい眺めを堪能することができます。
八雲神社の脇が入口で、ハイキングコースになっているのでランニングは少しお休み。というのも、見晴台までは15分程で到着しますが険しい坂や階段の続く道なんです。短い時間でしたがハードな道のり(笑)
登りきると……
鎌倉市内と由比ヶ浜が一望! こう見ると、豊かな自然に囲まれて鎌倉があるんだなーと実感できます。見えている景色のなかにあちこち寺社もあって、そのなかに観光客がたくさんいるんだと思うと、いま自分のいる静けさとは相反するものがあり、なんだか不思議な気持ちになりました。鎌倉の絶景に出合うことで、今まで知らなかった鎌倉の一面も知れた気分。
下山したあとは、そこからさらに足を伸ばし海岸へラン! 海沿いの道を走り、この時ゴールに選んだのは「小坪飯島公園」。何気ない公園ですが、ヤシの木と海のコラボレーションがまるで海外のよう。晴れた日は富士山も見えるんだとか。
私が行ったのは夕日の沈む時間だったのですが、夕日の美しいこと。
隠れた夕日スポットですよね。海に沈む太陽は、なんだかいつもより近くて大きく感じる。ランニング旅のゴールにふさわしい絶景でした。
……絶景ってなぜ心奪われるんでしょうね。ランニング旅で出合う絶景は、体の疲れを忘れさせてくれるパワーがあります。ただ、それは車でピューっと出かけてその景色に出合ったからでなく、自分の足で道を進んで到達した景色だから格別なのかな~とも思います。
みなさんも山を越え、谷を越え、自分の足で絶景に出合いに行くのはいかがでしょうか?