【九州】夏場でもじっくり浸かれる!ぬる湯が楽しめる温泉宿10選

時計アイコン2024.04.22

【九州】夏場でもじっくり浸かれる!ぬる湯が楽しめる温泉宿10選

九州には、阿蘇山や桜島などの活火山があり、比較的雨量が多く地下水も豊かで温泉湧出にいい条件が揃っています。九州の温泉は、日本全体で比較しても源泉数3分の1以上、湧出量4分の1以上となっていて、九州が温泉天国といわれる理由が伺えます。

九州各地の温泉は、周辺の観光地と合わせて年間を通して楽しめ、四季に合わせて楽しめるさまざまな温泉が九州各地にあります。特に、暑い夏場であってもじっくりと浸かれるぬるめの湯、「ぬる湯」が楽しめる温泉宿が数多くあります。ここでは、夏場でもじっくりと浸かれる、ぬる湯が楽しめる九州各地の温泉宿10選を厳選してご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

夏の九州旅行に最適!ゆったりゆかれるぬる湯温泉特集

画像はイメージです

鹿児島の桜島

阿蘇山火口

九州は、その中心部に熊本県から大分県に跨る阿蘇山や、南部には噴煙を吐き続けている活火山の桜島などがあり、九州全域で豊富な源泉が湧き出ています。九州旅行の際には、特に夏場においてじっくりと浸かれる「ぬる湯」の温泉があり、冬場の熱々の温泉と違って、夏場独特の心地よさがあります。ここでは、夏の九州旅行に最適な、ゆったりと浸かれる九州のぬる湯の温泉宿を厳選して紹介します。

こちらの情報は2024年2月時点のものです。実際に行く前に温泉宿の公式HPなどで最新の情報を確認することをおすすめします。

ぬる湯の魅力を紹介

画像はイメージです

体の芯まで温まる

温泉といえば、暑い湯というイメージがありますが、湯音が摂氏40度以下の「ぬる湯」というのがあります。ぬる湯は、じっくりと入浴することによって、湯の中に溶け込んでいる炭酸ガスが皮膚や呼吸を通じて浸透し、血管を広げ血行を良くします。そのため副交感神経が活発化しリラックス効果を高め、温度が低いにもかかわらず体の芯まで温まります。

心臓に負担がかかりにくい

「ぬる湯」の入浴時間の目安は、約30分から1時間程度なので急激な体温変化もなく、心臓に負担がかかりにくく誰でも安心して利用できます。周辺の景色を眺めながらじっくりと湯船に浸かり、ちょっと湯船から出て身体を冷ましたりなど、リラックスした状態でゆったりとした時間を楽しめます。

のぼせやすい人からも人気

「ぬる湯」は、時間をかけて体を温めるのでじわじわとした保温効果があり、温まり過ぎてのぼせやすい人にも人気があります。ぬる目のお湯なので、抵抗なく浸かることができ、じっくりと浸かることにより、じわじわと体温が温まるため頭に血がのぼることもありません。

温泉と一体化する独特の感覚

「ぬる湯」は、湯と体温に差がないため、何の違和感もなく温泉と一体化する独特の感覚があります。お湯からちょっと身体を出すとひんやりとしますが、時間をかけて浸かることにより、温泉と身体が一体化し心地よい空間を味わうことができます。

ぬる湯のおすすめの入り方とベストシーズン

画像はイメージです

30~1時間ほどゆったり浸かり癒やされよう

ぬる湯の入浴時間は、30分から1時間ほどのゆったりとした時間が適当とされています。長めの時間をかけてゆったりと浸かることにより、ぬる湯の成分が体の中に浸透し血管を広げ血流を促進させます。徐々に温まっていくので、よりじっくりと時間をかけて温まるようにすることで温泉効果が現れます。

夏と冬が特におすすめ

ぬる湯は、体温の調整が難しい夏場や冬場が特におすすめです。冬場は寒いため、とにかく熱い湯に浸かりたいと思いがちですが、ぬる湯で時間をかけて浸かることにより体の芯から温まります。また夏場は逆に、ぬる湯に浸かることにより、火照った身体を鎮めて血流をよくし心身ともにリラックスさせる効果があります。

【長崎】夏でもじっくり浸かれる九州のぬる湯温泉①ホテル南風楼

眼前に広がる上質なオーシャンビュー

九州の中でも長崎を代表する温泉地、島原温泉。その島原半島の海岸近く、有明海を望む一角にある「ホテル南風桜」には、地形を活かした上質なオーシャンビューが望める露天風呂付客室があります。碧く輝く有明海の海と広大な日本庭園を望む絶好のロケーションに佇むホテルです。

海に浮かぶ絶景露天風呂

極上の専用露天風呂付き客室からは有明海の海が一望でき、水平線から昇る美しい朝日は格別です。絶景の露天風呂は、まるで海に浮かんでいるかのような錯覚を覚えるほど。ほかにも純白のお湯に包まれるシルキーバス海に浮かぶ貸切露天風呂”海音”など、さまざまな湯処を完備しており、ゆったりとした「ぬる湯」で癒やしのひと時を堪能できます。

【佐賀】夏でもじっくり浸かれる九州のぬる湯温泉②御宿 竹林亭

神聖な御船山の麓に佇む静かな温泉宿

九州の佐賀県の西部に位置する武雄市にある武雄温泉は、1300年の歴史をもつ名湯として人気の温泉です。「御宿 竹林亭」は、その武雄温泉の近くにある神聖な山としてあがめられてきた御船山の麓にある静かな宿。15万坪の広々とした敷地に、ひと部屋ごとに間取りや造りを工夫し、わずか11部屋ながらも自然と一体化した癒やしの空間の温泉宿です。

大自然に溶け込む露天風呂と大浴場

歴史ある武雄温泉の湯は、”美人の湯”とも称され、弱アルカリ単純泉でさらりとした柔らかな湯ざわりで、美肌効果に優れています。「御宿 竹林亭」の露天風呂と大浴場の湯船にゆったりと身を沈めると身も心も癒やされます。

【佐賀】夏でもじっくり浸かれる九州のぬる湯温泉③佐賀大和温泉ホテルアマンディ

佐賀の嵐山、川上狭にある温泉ホテル

「佐賀大和温泉ホテルアマンディ」は、駐車場340台を備え、長崎自動車道佐賀大和インターチェンジから車で1分、福岡からも車で約50分で来れる好立地にある佐賀県の嵐山、川上狭にある温泉ホテルです。「古湯・熊の川温泉郷」の嘉瀬川下流の熊の温泉側にあり、温泉の泉質は、ラドンを含む単純弱放射能泉。無味無臭で癖のない泉質となっており、低温で肌触りのいい「ぬる湯」として人気です。

効能豊かな天然炭酸泉温泉

地下1300メートルから湧く源泉は、5分も浸かると血流が普段の4倍にもなるといわれる天然炭酸泉で、古来から病の治癒に効くとされ、多くの湯治客が訪れます。清流のせせらぎと木々の緑に囲まれた露天風呂で、100パーセント掛け流しの「ぬる湯」に浸かると体の芯まで温まります。

【佐賀】夏でもじっくり浸かれる九州のぬる湯温泉④嬉野観光ホテル大正屋

もてなしの心と洗練された和空間を提供する宿

大正14年に創業された「嬉野観光ホテル大正屋」は、九州の中でも人気の高い佐賀嬉野温泉にある老舗の温泉ホテルです。美肌の湯として知られる嬉野温泉の「ぬる湯」が湧き出る露天風呂にじっくりと浸かったあとは、地元佐賀ならではの、特選佐賀牛や有明海の魚介類を存分に堪能。歴史と伝統が活きる老舗の宿ならではの繊細なもてなしの心と洗練された和空間を提供します。

名建築家による珠玉の空間

大正屋の建築を手掛けたのは、皇居新宮殿、国際文化会館、八ヶ岳高原などの数ある有名建築物の設計に携わった日本を代表する建築家・吉村順三氏です。吉村氏が生前に残した言葉、”優れた建築には心地よい驚きがある”という言葉のとおり、大正屋の各客室には、本館、東館、離れといった3種類の客室があり、それぞれに異なる意匠と温泉街の中心地とは思えぬ静寂な風情が楽しめます。

【大分】夏でもじっくり浸かれる九州のぬる湯温泉⑤無相荘

由布岳麓のハイクラスな大人の隠れ家

大分県由布岳の麓にある湯布院温泉郷は、湧出量、源泉数ともに全国2位の豊富な湯量を誇る九州を代表据える温泉郷です。無相荘のキャッチフレーズ、奥湯布院高原リゾートの名のとおり、温泉歓楽街の喧騒とはかけ離れた広々とした山間部の敷地にあり、風情の異なる12の客室と由布岳を望む露天風呂など、すべてがハイクラスな大人の隠れ家的な温泉宿です。

全7室の貸切風呂と自慢の露天風呂

無相荘には、全室ウッドデッキと休憩室を完備した全7室の貸切湯があり、炭酸水素塩泉の100パーセント天然温泉となっており、由布岳の景色を眺めながら「ぬる湯」にじっくりと浸かれるプライベートタイムを満喫できます。そして無相荘自慢の露天風呂にゆったりと浸かると、由布岳の幻想的な景色とともに大自然の中に体と心が溶け込みます。

【熊本】夏でもじっくり浸かれる九州のぬる湯温泉⑥アーデンホテル阿蘇

観光とレジャーに絶好のロケーション

森と川に囲まれた阿蘇火の山温泉は、阿蘇山の登山口にある雄大な大自然が魅力の温泉地です。外輪山で囲まれた一帯は、かつては湖だった場所で、豊かな水資源のある南阿蘇の一大温泉地に変貌しています。
アーデンホテル阿蘇は、熊本インターチェンジから車で約40分の距離にあり、阿蘇山をはじめとする観光やレジャーに絶好のロケーション。九州阿蘇の大自然をイメージした庭園付きの露天風呂からの眺めは圧巻です。

ゆったりぬる湯の美人の湯

アーデンホテル阿蘇にある西日本最大級の面積を誇る”どんどこ湯”は、阿蘇の大自然をイメージした庭園付きの露天風呂です。”どんどこ湯”と専用の浴場の泉質は、日本三大美人泉質のひとつ硫酸塩泉で、通称”美人の湯”と呼ばれています。ゆったりと「ぬる湯」に浸かることで、疲労回復と肌に潤いをもたらします。

【熊本】夏でもじっくり浸かれる九州のぬる湯温泉⑦五岳ホテル

天然温泉付きビジネスホテル

阿蘇温泉郷のひとつ阿蘇内牧温泉は、阿蘇山の麓に位置し、広範囲に和風旅館から大型スパリゾートホテルまであらゆるニーズに対応した約80の源泉と30近い宿泊施設が田園風景の中に散らばっています。五岳ホテルは、内牧温泉のなかでも唯一の天然温泉付きビジネスホテルとして人気があり、24時間いつでも源泉の「ぬる湯」が楽しめる露天風呂と貸切風呂があります。

24時間入浴可能の源泉掛け流し

五岳ホテルの温泉は、24時間入浴可能の源泉掛け流し。泉質は弱アルカリ単純泉でじっくりと「ぬる湯」に浸かることで体の芯まで温まります。ホテル内での食事は、黒毛和牛や馬刺しなど、地元阿蘇の食材を使った料理が充実しており、会席料理や鍋料理に満足できます。

【熊本】夏でもじっくり浸かれる九州のぬる湯温泉⑧旅館 翠嵐楼

翠豊かな球磨川沿いに佇む老舗旅館

熊本県人吉市の球磨川沿いにある老舗の「旅館 翠嵐楼」は、人吉インターチェンジやJR人吉駅から車で約10分という好立地な距離にあり、周辺への観光・レジャーにアクセスしやすい拠点です。翠嵐楼という名前の由来は、当時の内閣総理大臣”桂太郎”が”翠(みどり)が嵐のように降り注ぐ楼”という意味を込め命名されました。翠嵐楼では、翠豊かな木々や草がある球磨川のほとりに佇み、川のせせらぎに耳を傾けながら移りゆく四季の景色を存分に楽しめます。

豊富な3種類の源泉掛け流し湯

泉源に恵まれた翠嵐楼はすべて源泉掛け流しの湯で、明治43年の最初に湧出した第1号源泉の”御影の湯”、男風呂の”翠河の湯”と女風呂の”翠山の湯”に分かれる第2号源泉、貸切風呂”みどりの湯《雲》”と女湯専用”みどりの湯《空》”の第3号源泉の3種類の源泉に分かれています。泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉とナトリウム塩化物泉の関節痛や筋肉痛、神経痛に効能があるとされる「ぬる湯」です。

【熊本】夏でもじっくり浸かれる九州のぬる湯温泉⑨地獄温泉 青風荘.

阿蘇カルデラの南部に佇む温泉旅館

阿蘇カルデラの南部、阿蘇五岳と外輪山に囲まれた南郷谷にある「地獄温泉 青風荘.」は、阿蘇の大自然が生み出す3種類の源泉の湯が楽しめる温泉旅館です。新しさと歴史が融合する本館と阿蘇の大自然を満喫できる半露天風呂が付いた3棟の離れがあり、ゆったりとした「ぬる湯」に浸かりながら寛ぎの時を楽しめます。

3種の源泉で異なる泉質を楽しむ温泉

「地獄温泉 青風荘.」には、足下湧出の”すずめの湯”、高温で湧く”たまごの湯””元地獄”の3種類の源泉が湧き出ており、それぞれ異なった泉質を体感できます。特に足元から湧く”すずめの湯”は、加水もせず生まれたての湯にそのまま浸かる究極の掛け流しスタイルです。老若男女すべての人が楽しめるように旅館専用の着衣をつけて入る混浴式となっています。

【鹿児島】夏でもじっくり浸かれる九州のぬる湯温泉⑩ホテル京セラ

霧島連山と桜島を望むリゾートホテル

「ホテル京セラ」は、地上13階に聳える本館と8階のアネックス別館のある本格リゾートホテルです。霧島連山と桜島を望む鹿児島県霧島市の市街地にあり、JR鹿児島本線隼人駅から車で約5分、九州自動車道の溝辺鹿児島空港インターチェンジから車で約15分という九州の鹿児島・霧島観光やレジャーに最適のロケーションです。

温泉大浴場”湯の花づくし”でリフレッシュ

「ホテル京セラ」には、ホテル直下1,050メートルの源泉を持つ温泉大浴場と室内温水プールやスポーツジムまで完備したリラクゼーション空間、極上の癒やしを提供するリラクゼーションサロンがあり、心地よい安らぎと癒やしのひと時が楽しめます。温泉大浴場の”湯の花づくし”では、地下1,050メートルから湧き出る塩化物泉の「ぬる湯」でじっくりと浸かりながらゆったりとした贅沢な時間を楽しめます。

大浴場や貸切風呂、露天風呂で絶景を見ながらリラックスしよう

画像はイメージです

九州には、阿蘇山や雲仙、霧島などの大自然とともに数多くの温泉が各地にあり、周辺の九州の観光地と合わせて楽しめます。それぞれの旅館や温泉宿には、九州の大自然から湧き出る源泉を取り入れた露天風呂や貸切風呂があり、身も心も温まる贅沢なひと時を過ごせます。九州旅行の際には、大浴場や貸切風呂、露天風呂などで、それぞれの九州の絶景を見ながらリラックスしてみてはいかがでしょう。

旅色編集部 おおもり

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 おおもり