- 1泊2日
- 1日目
倉敷で民芸に触れる旅 レトロな町並みを散策
倉敷(岡山県)
予算:20,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。
更新日:2022/06/28
白壁の土蔵が立ち並び、趣ある景観が楽しめる倉敷美観地区。「倉敷ガラス」をはじめとした工芸が発展した土地でもあり、民芸とのつながりが深い場所です。今回は、「大原美術館」や「倉敷民藝館」でじっくりと作品に触れ、散策も楽しみつつ、今この時代に作られている民芸品を巡ります。

大原美術館

倉敷珈琲館

倉敷民藝館

融(とをる)民藝店

民芸茶屋 新粋(しんすい)

倉敷国際ホテル
大原美術館

大原美術館

敷地内

芹沢氏がベンガラを塗った紅一点の蔵
倉敷の文化発展に貢献した事業家・大原孫三郎(まごさぶろう)によって1930年に設立された、日本初の私立西洋美術館。国内外の名画などを展示した本館のほか、工芸館では浜田庄司、バーナードリーチ、富本憲吉(とみもとけんきち)、河井寛次郎の陶芸、棟方志功(むなかたしこう)の木版画、芹沢銈介(けいすけ)の染色を中心とした工芸品を展示。

竹内万貴のおすすめポイント
- ★ 工芸館は、作家ごとに部屋が分かれているユニークな展示方法。栗の木で作られた木煉瓦(もくれんが)の床も見事です
- ★ 工芸館は古い蔵が改装されたもので、多くは白い壁ですが、赤い壁が一つあります。これは染色家の芹沢銈介氏がベンガラ(赤色顔料・研磨剤)を塗ったそうです
- ★ 展示内容は幅広く豊か。時間と心にゆとりをもって訪れることをおすすめします

竹内万貴のおすすめポイント
- ★ 美観地区のにぎわいを忘れてしまうほど、店に入るとゆったりとした空気が流れていて、くつろぐことができます
- ★ おすすめの「琥珀の女王」は、水出しコーヒーにリキュール、蜂蜜、ミルクを加えた冷たい珈琲。店員さんおすすめの飲み方は、決して混ぜないで飲み進めること。一口めから最後まで、味がどんどん変化していくという、初めてのおいしさでした。10~6月の期間限定メニューです

竹内万貴のおすすめポイント
- ★ 初代館長の外村吉之介(とのむらきちのすけ)さんは、かごの収集をされていたため、かごだけの展示室があります。世界各国のさまざまな用途をもつかごは、とても見応えがありますよ
- ★ 倉敷市発祥の民芸品で日本遺産でもある「倉敷ガラス」。実は、外村吉之介さんの指導の下、 ガラス工芸作家の小谷眞三(こだにしんぞう)さんが、民藝館の所蔵品を参考にしながら作成したガラスが、のちに倉敷ガラスとして確立されたそう。こちらの展示も見逃せません

竹内万貴のおすすめポイント
- ★ 1971年に創業した店主は、2021年に引退し、後継者に選ばれたのは元写真家の山本尚意さん。2022年に新たなはじまりを迎えました
- ★ 私がこちらのお店を知ったのは、沖塩明樹(おきしおはるき)さんの焼き物がきっかけでした。岡山で作陶されていた沖塩さんの作品は、すでに取り扱いがないかもしれませんが、地元とつながりの深い作品に出合えるお店です

竹内万貴のおすすめポイント
- ★ 醤油を使わず、出汁だけをしみ込ませたおでんは、お店名物の一つ。好きな具材を選べるスタイルです
- ★ 倉敷美観地区内で唯一の造り酒屋「森田酒造」の地酒も味わえます

竹内万貴のおすすめポイント
- ★ 館内の至るところに飾られている工芸品を、ゆっくり見てまわるのもいいですね
- ★ 棟方志功さんによる壁画は、ホテルの開業に合わせて制作を依頼されたもの。棟方さんが手掛けた作品の中で最も大きく、木版画としては世界最大といわれています
- ★ 美観地区とも近いので、チェックイン前に荷物を預けて、身軽に散策に出かけるのもおすすめ
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