- 日帰り
鎌倉でハイキング!神社仏閣を巡る日帰り観光モデルコース
鎌倉(神奈川県)
予算:2,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。
更新日:2024/08/06
武家の古都と呼ばれる鎌倉。実は“天然の城塞都市”と称されており、迫力ある山に囲まれているのはご存知でしょうか? 今回はそんな鎌倉の代表的な「天園ハイキングコース(鎌倉アルプス)」をご紹介。人気のパワースポットや神社仏閣、知る人ぞ知るグルメも巡り、鎌倉の魅力を丸ごと堪能します!

土庄雄平のおすすめポイント
- ★ 舞殿から続くように佇む本殿は、豪壮な建築が見応えあり。ハイキングを始める前に、今日一日の安全を祈願しておきましょう
- ★ 一番はじめに立ち寄れば、混み合う前に参拝することができますよ。なお本宮の奥にある「丸山稲荷社」も穴場スポット。「鶴岡八幡宮」が建立される以前から存在すると伝わり、商売繁盛のご利益があるとされています
建長寺
鎌倉五山の第一位、臨済宗建長寺派の大本山。日本で最初の禅宗の専門道場として知られる。鎌倉幕府の第5代執権である北条時頼が中国(宋)の高僧・蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)を迎えて創建した。

土庄雄平のおすすめポイント
- ★ 正面に佇む三門(山門)は高さ30mを超え、威厳ある佇まい。仏殿や法堂も見応えがあり、禅宗寺院らしい静謐で荘厳な雰囲気を味わうことができますよ
- ★ 法堂の天井に描かれた「雲龍図」も必見! 日本画家の小泉淳作氏が奉納した作品で、その迫力には圧倒されます。天井の龍は、修行僧に仏法の恵みをもたらし、また火災から寺院を守る、という二つの意味を持つのだそう
半僧坊
半僧坊
ミステリアスな雰囲気を高める天狗の像(現地にて撮影)
天狗に目線を合わせると山から海まで一望できる(現地にて撮影)

天気が良ければ富士山の姿も
天園ハイキングコースの案内(現地にて撮影)
建長寺の鎮守として、半僧坊大権現を祀る。明治23(1890)年に建長寺235世・霄貫道師(あおぞらかんどうし)が静岡県の「奥山方広寺」から勧請した。境内から裏山へ上ると、天園(てんえん)ハイキングコースに合流する。

土庄雄平のおすすめポイント
- ★ 「建長寺」の奥宮である半僧坊に、ハイキングコースの入り口があります。高台にあるため、ウォーミングアップにちょうど良いですよ。石段と自然が調和した風景は趣があって素敵
- ★ 天狗のパワースポットとしても知られるこちら。境内に12体もの天狗像が点在しており、ミステリアスな雰囲気が漂っています。火災を起こすといわれる天狗ですが、その天狗の守護を受ければ火災に遭わないと伝えられています
- ★ また、境内には富士見展望台も! 山裾が広くどっしりと佇む美しい富士山に、思わず見惚れてしまうはず

土庄雄平のおすすめポイント
- ★ 半僧坊の裏手を進めば、建長寺の境内を見下ろすことができ、背後には広大な太平洋を一望! 鎌倉は四方を海と丘陵に囲まれた「天然の城塞(じょうさい)都市」と称されますが、この展望台ではそれがよく理解できます
- ★ 今回ご紹介する「天園ハイキングコース」は初心者にもおすすめで、鎌倉の代表的なハイキングコース。そのスタート地点となる勝上けん展望台は標高145m、このあとに通過する鎌倉最高峰・太平山(おおひらやま)は、標高159m。アップダウンも適度で、ワイルドな道をこなしながら気持ち良い山歩きを楽しめます

土庄雄平のおすすめポイント
- ★ 道中には祠(ほこら:神を祀った小さなやしろ)が設けられ、巨岩が転がっているなど、信仰の軌跡も。自然と宗教が調和する鎌倉の風景に出合えます。海が見えるポイントもいくつかあり、景色変化に富んでいるのも魅力です
- ★ 道中には標識があるため道迷いの心配は少ないのですが、「覚園寺(かくおんじ)」方面へ向かうT字路にはご注意を。南には進まず直進し、太平山・鎌倉カントリークラブ方面を目指します。道が正しければ、斜めに川の字の切れ込みが入った巨岩が見えてきます

土庄雄平のおすすめポイント
- ★ 天園ハイキングコースも半分に差し掛かったところで、鎌倉アルプス最高峰の太平山に到着。標高差は少ないものの、2kmほど歩いてきたので達成感は十分!
- ★ すがすがしい風が吹き、海まで大パノラマが広がる山頂直下の広場。ここで少し休憩しましょう。「鎌倉はこれほどスケールの大きい自然が広がっていたのか……」と思わず感動を覚える絶景が待っています!
天園ハイキングコース(太平山〜瑞泉寺総門)
天園ハイキングコース(太平山〜瑞泉寺総門)
後半のスタートは林道から(現地にて撮影)
天園の標識(現地にて撮影)
登山道で出合う野草(現地にて撮影)
道中で見つけた美しい青紅葉(現地にて撮影)
天園ハイキングコース終点の標識(現地にて撮影)
太平山を過ぎたら、天園ハイキングコースも後半へ。前半とは変わり、広々とした林道からスタート。ハイキングコースの名前の由来となった天園を通過し、最後まで樹林帯を進む。

土庄雄平のおすすめポイント
- ★ 天園という名称は、日露戦争で連合艦隊を率いた東郷平八郎が「天国の園に遊ぶよう」と形容したことがはじまり。その響きも相まって、このハイキングコースは、なんだか鎌倉の裏山にある秘密基地のような雰囲気です
- ★ 後半は野草の彩りが豊かで、季節によってさまざまな花に出合えるのも魅力。道中をよく観察しながらマイペースに進んでいきましょう
- ★ 適度にパノラマポイントもあり、全体的に難易度が低めの天園ハイキングコースは初心者にもぴったり。登山前・下山後に寺院巡りや散策も組み合わせることができ、鎌倉の魅力が詰まった日帰りの冒険を楽しめますよ

土庄雄平のおすすめポイント
- ★ 鎌倉の花寺として有名な瑞泉寺。冬に咲く梅から、春先のミツマタや諸葛菜(しょかつさい)、夏の紫陽花や芙蓉(ふよう)、秋の秋明菊(しゅんめいぎく)まで、一年を通じて境内にはさまざまな花の彩りが加わります。禅宗寺院らしい静謐な雰囲気も味わい深いです
- ★ 国の特別名勝に指定されている瑞泉寺庭園。夢窓国師(むそうこくし)によって作庭され、鎌倉に残る鎌倉時代の唯一の庭園です。背後の丘は、紅葉が錦(にしき)の屏風のように美しいことから錦屏山(きんぺいさん)と名付けられ、鎌倉石(神奈川県鎌倉市および藤沢市、逗子市周辺に分布する凝灰岩質砂岩)の岩盤に洞窟を施した奇観を呈しています

土庄雄平のおすすめポイント
- ★ 天園ハイキングのあとに立ち寄るのに最適なお食事処。鎌倉内でもリーズナブルな価格帯で、ボリューム満点の定食を味わえます。とにかく小鉢の数がすごい!
- ★ おすすめは「かつ煮定食」。ふわふわの玉子でとじられた大ぶりのカツが、食べ応え抜群。王道の美味しさです。体を動かしたあとは、しっかり食べてエネルギーをチャージしましょう

土庄雄平のおすすめポイント
- ★ 駅へ向かう途中に、ぜひ立ち寄りたい和菓子店です。イチオシは、バリエーション豊富な「くずバー」。「二階堂ピーチ」や「十二所梨」「小町バナナ」など、ネーミングもユニーク
- ★ 写真は「満願寺ぶどう」。爽やかなぶどう果汁のくずバーの中に、ゴロゴロとぶどうが入っています。シャリっとしていながら、なめらかな食感も楽しめ、さらに溶けても垂れないので食べ歩きにぴったり!
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