- 日帰り
三重県で歴史散策の日帰り旅!松坂城の城下町“商都松坂”へ
松阪(三重県)
予算:13,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格になります。
更新日:2025/01/17
「松坂城」の城下町である商都松坂。江戸時代に商業のまちとして栄え、「豪商のまち」と謳われた町で歴史散策をしながら松阪の食を楽しみます。松阪城や御城番屋敷などを巡りながら、日本三大和牛のひとつである “松阪牛” を味わいます。
旧長谷川治郎兵衛家

旧長谷川治郎兵衛家

主屋の部屋からの眺望(現地にて撮影)

庭園(現地にて撮影)

主屋の広間(現地にて撮影)

外観(現地にて撮影)
魚町一丁目の「丹波屋」を屋号とする松阪屈指の豪商、長谷川治郎兵衛家の本宅。2013年、創業以来の土地・建物および8万7,000点にも及ぶ膨大な資料が長谷川家から松阪市に寄贈された。

佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 長谷川家は、江戸に店を持つ「江戸店持ち伊勢商人」の中でもいち早く江戸に進出して成功をおさめ、松坂屈指の豪商になりました。三井家・小津家・長井家などとともに松阪を代表する豪商のひとつです
- ★ 長谷川家の広大な屋敷は、隣接地を買収して徐々に敷地を広げ、長い歴史の中で増築を繰り返し形成されました。30以上の部屋からなる主屋と5棟ある蔵は、17世紀後期~20世紀初期に順次建てられたもので、近世から近代にかけて商家建築の変遷をたどることができます
- ★ 建物群のみならず、展示されているさまざまな物にもご注目ください。創業以来大切に保管されてきた商業資料、古文書、蔵書類及び商業関係の諸道具、生活用具など、貴重な文化遺産が展示されています。伊勢商人の繁栄の証をじっくりとお楽しみください

佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 老舗の牛鍋屋で極上の松阪肉を堪能できます。かつての「牛鍋屋」の風情を伝える「いぶし銀の造り」の格調ある木造二階建の店構えです。今も変わらぬ創業の初志をもって優れた味の名品を届ける「牛銀本店」で、ほかでは味わえない霜降り肉の甘さと柔らかさを楽しんでください
- ★ 牛銀は、宮川・雲出川の二大清流のほとりで純粋飼育された「特産」松阪牛の高品質のものを提供しています。「特産」とは900日以上育てた牛だけが名乗ることを許されるもので、そんな特産の松阪牛を、積年のキャリアをもつ職人を擁して長年の経験と勘により熟成させ、提供しています
御城番屋敷

御城番屋敷

石畳(現地にて撮影)

西棟北端1戸の入口(現地にて撮影)

西棟北端1戸の内部1(現地にて撮影)

西棟北端1戸の内部2(現地にて撮影)
組屋敷という武士の住宅建築である長屋状の建物が、ほぼ当時の状態で残る場所。かつての「松坂城」三之丸の中にあり、竹御門跡(搦手門)から裏門跡まで続く石畳の両側に長屋が立つ。国の重要文化財であり、現在でも住居として維持・管理されている。

佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 御城番屋敷は、その名の通り城の警護に当たった武士が住んだ屋敷です。松坂城を警護する「松坂御城番」という役職の武士20人とその家族が暮らしていました。現在でも子孫の方が維持・管理されており、一部は今も屋敷で暮らしています
- ★ 御城番屋敷は松坂城の外郭側にあった竹御門と、内郭側にあった裏門を結ぶ石畳の両端に建物が築かれています。ぜひこの石畳を端から端まで歩いてみてください。竹御門側に向かっていくとき、裏門側に向かって行く時、それぞれ違った印象の景観を楽しめます
- ★ 全体の構成としては、主屋2棟と前庭、畑地、土蔵、紀伊徳川家初代藩主を祀る「南龍神社」からなります。主屋は西棟に9戸、東棟に10戸が残っていますが、主屋で内部が公開されているのは西棟北端の1戸だけですので注意が必要です。ほかは個人宅ですので、お気をつけください

佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 松坂城といえば全国屈指の壮麗な石垣です。穴太衆という石垣専門の職人を近江(現在の滋賀県)から呼び寄せ、野面積み(自然石をほぼそのままの形で積み上げた石垣)を主体に築かれています。江戸時代に築かれた箇所もありますが、大半が築城時の頃の石垣が残っており、これほど壮麗で綺麗な状態の野面積みはなかなかありません。ぜひ石垣に注目して、お楽しみください
- ★ 松坂城は、最頂部にある本丸が上下2段に分かれているのも特徴です。その上段には、北西隅にさらに一段高い部分があります。これこそ、往時に三層からなる天守が築かれていた天守台で、松坂城の真の頂です
- ★ 松坂城の天守台は本丸から見るとあまり高さがない様にも見えます。ですが、この天守台は、本丸石垣の高さと合わさることで真価を発揮します。圧巻の石垣を堪能できるのは本丸西側下の「きたい丸」からです
- ★ 二ノ丸に足を運んだら、南側の端に立って眼下の景観を望んでみてください。先ほど訪れた御城番屋敷を上からの俯瞰で楽しむことができます。雑誌やメディアなど、松坂を紹介する写真や動画で最も使われているビュースポットがこの場所です

佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ 今では「鈴屋」とも呼ばれる本居宣長の邸宅。この「鈴屋」とは、建物の2階にある書斎の名に由来しています。書斎を鈴屋と名付けたのは本居宣長で、物置部屋だった場所を改造して書斎を設けたそうです。ちなみにこの書斎、鈴屋と書いて「すずのや」と読みます
- ★ 本居宣長旧邸は内部に入ることができます。2階には上がることはできませんが、本居宣長が暮らした空間を、ぜひ中からもお楽しみください。入場料は近くにある「本居宣長記念館」にて支払います。料金は記念館との共通になっているので、記念館も併せて満喫できます
うさぎの小屋

うさぎの小屋

日本茶とスイーツのセット(現地にて撮影)

カウンター席(現地にて撮影)

畳席(現地にて撮影)

インテリア雑貨(現地にて撮影)
築100年以上になる明治時代の町屋をリノベーションし、2024年2月にオープンしたカフェ。伊勢茶を中心とした単一品種の本格的な日本茶を提供する、お茶とスイーツを味わえる日本茶スタンド。

佐藤颯竜のおすすめポイント
- ★ お店の建物は「藤田屋」という魚町にある明治時代後半の町屋で、元は薬屋であったそうです。2024年の数年前から空家となっていましたが、松阪建築家クラブによる古民家再生事業の一環で、魚町の景観に溶け込む風情あるカフェへと生まれ変わりました
- ★ 「うさぎの小屋」は “お茶” を楽しむカフェです。伊勢茶を中心とした本格的な日本茶は、どれも茶釜で沸かしたお湯を使用して淹れています。セットのスイーツは日本茶との相性抜群。日本の風情を残す空間で日本茶を贅沢に味わえる、これこそ正に「japanese café」です
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