今年の旅傾向を総ざらい！

旅色が「2021年の旅」に関する調査結果を発表

全国

2021.12.28

旅行プラン

株式会社ブランジスタメディアが運営する、無料旅行プラン作成サービス「旅色コンシェルジュ」が、2021年度にいただいた問い合わせ内容を元に、2021年の旅の傾向について調査しました。

2021年旅先ランキング

2021年にいただいた「旅色コンシェルジュ」問い合わせ数は、919件。問い合わせいただいた内容にもとづく旅の目的地ランキング、トップ10位は以下のような結果になった。※カッコ内は前年のランキング順位比

＜2021年旅先TOP10＞
1位：北海道（↑）
2位：静岡（↓）
3位：京都（↓）
4位：沖縄（↑）
5位：神奈川（↓）
6位：長野（↓）
7位：兵庫（↑）
8位：大阪（↑）
9位：福岡（↑）
10位：石川（↓）

＜2020年旅先TOP3＞
1位：静岡
2位：京都
3位：長野

＜2019年旅先TOP3＞
1位：北海道
2位：静岡
3位：石川

コロナの影響により、都市圏よりも自然が豊かなエリアが人気という傾向は引き続きあるものの、2020年と比較すると都市圏への旅行が増加傾向に。

時期で見ると、夏は北海道、冬は東北・北陸への問い合わせが増加した。年間通して安定的に人気が高いのは、伊豆・箱根といった関東近郊の温泉地。

また、旅のスタイルに関しては、2020年は宿にこもって食や温泉を満喫して過ごす「おこもり旅」が人気だったが、2021年は全体的に「観光も少ししつつ、宿でのんびり疲れを癒やしたい」という要望が多かったのも特徴だ。

利用者の年齢層と問い合わせ数の推移

縦軸：年代、横軸：月

緊急事態宣言下だった2021年1～3月は、全体的に問い合わせ数が少なく、自粛ムードが伺える結果に。宣言が明けた4月からは20～30代からの問い合わせ数が増加したが、夏に緊急事態宣言が再開されると再び減少傾向となった。10月に宣言が明けると、40～60代からの問い合わせ数が急増したのが目立つ。

旅行時の移動手段

数字は問い合わせ件数

2021年に問い合わせいただいた利用者のうち、約30％の方が自家用車での旅行を希望。公共の交通機関での移動を希望された方も、うち4割は新幹線や飛行機で現地に到着後、レンタカーでの移動を希望した。

自家用車・レンタカーの利用は「便利だから」という理由のほか、「人との接触をできるだけ避けるため」というコロナ禍ならではの理由があることも大きい。

＊＊＊

2020年に続き、2021年の旅の傾向も引き続きコロナ禍の影響を受けた結果になった。問い合わせ数は感染者数と反比例で増減し、旅先も感染者数が多いと隣接都道府県などの近場へ、少ないと遠くへ、といった傾向が見て取れた。