【2024年・おでかけ】初詣におすすめ東京の神社仏閣19選〈アンケート結果〉

【2024年・おでかけ】初詣におすすめ東京の神社仏閣19選〈アンケート結果〉

行事・お祭り

2024/04/22更新

「新年を良きものにしたい」と、初詣にでかける人も多いのではないでしょうか? また、神社やお寺へお参りすると心が洗われます。今回は、東京で初詣に行きたいおすすめの寺社19選をご紹介! 東京の初詣人出ランキングの上位に入る人気スポットから、比較的お参りしやすい穴場までお届けします。参拝時のポイントもお伝えするので、2024年の初詣先選びの参考にしてくださいね。

きちんと知っている!? 初詣の由来やしきたり

初詣に関するあれこれ…… 知っているようできちんと把握できていない人もいるのではないでしょうか? ここからは、初詣の由来やお参りの作法などをお伝えしていきます。

初詣の由来とは?

諸説ありますが、初詣は「年籠り(としごもり)」が由来といわれています。年籠りは平安時代に始まった風習です。大晦日から元旦にかけて氏子の家長たちが氏神様のいる神社にとどまり、新年の無病息災や作物の豊作を祈るものでした。いつしか年籠りは、大晦日のお参り「除夜詣」と元旦のお参り「元旦詣」へと分かれます。その後、氏神様に限らず恵方の寺社や、思い入れのある寺社へお参りする風潮も見られるようになりました。

現代の初詣のスタイルが生まれたのは「鉄道会社がきっかけ」との説もあり。閑散期の正月に乗車客を増やすため、鉄道を利用して参拝に訪れるようプロモーションをしたといわれています。

初詣の期間

初詣は三が日に行くのが一般的だと思う人が多いですが、松の内までに行くと良いでしょう。松の内は地域によって異なり、1月7日まで、あるいは15日までとする場合が多いです。昨今は新型コロナウィルス感染症拡大への対策として、分散参拝を呼びかける寺社も少なくありません。12月にお参りをする「幸先詣(さいさきもうで)」や、旧暦の正月である立春の前日(節分:2024年2月3日)までの初詣を提案する寺社も見られます。初詣先の候補となる神社やお寺がある人は、2024年初詣のスケジュールをチェックしておきましょう。

初詣の作法

初詣に限らず寺社に参拝する際には作法があります。神社とお寺とでは作法が異なります。それぞれ解説していきましょう。

<神社>
鳥居をくぐる前に服装を正し、会釈をして入ります。帽子やマフラーは外すのがマナーです。鳥居の先にある参道の中心は神様が通られる道。中心は避けて歩きましょう。次に手水舎で、手と口を清めます。手水は以下の順で行います。

1.右手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水を汲んで左手にかけます。
2.柄杓を左手に持ち替え、今度は右手に水をかけます。
3.再度右手で柄杓を持ち、左手に水を汲み、口をすすぎます。
4.左手に水をかけたら、柄杓をまっすぐに立て、残った水で柄杓の持ち手部分を洗います。

拝殿に着いたら、軽く会釈をしてお賽銭を入れます。鈴を鳴らし「二礼二拍手一礼」で神様へお参りをしましょう。礼は腰を90度に曲げ、頭を深く下げます。二拍手は胸の前で打ちましょう。以上が神社の基本の参拝方法ですが、神社によっては特別な作法で行うこともあるので確認しましょう。

<お寺>
お寺の場合は、山門の前で手を合わせ一礼します。敷居を踏まないようにくぐり、神社と同様に手水舎で身を清めましょう。ロウソクや線香を手向ける場所がある場合は、宗派にならって納めます。参拝する際は姿勢を正し、合掌をして一礼。神社のように手を打たないように気を付けましょう。礼拝が終わったら軽く一礼をして参拝を終えます。

神社とお寺は異なる参拝方法なので、間違えないように作法を心得ておきましょう!

初詣に関するアンケート結果

初詣の由来やしきたりを説明したところで、旅色読者に行った「初詣に関するアンケート結果」を発表します。こちらも参考にしながら、新年の初詣に訪れる神社を探してみましょう。

「初詣に行ったことありますか?」という質問では、“はい”と回答した方が96%と、ほとんどの方が行ったことあると回答しました。「2024年は初詣に行きますか?」という質問では、“はい”と回答した方が半分ほどで、“いいえ”“わからない”と回答した方も多く、毎年必ず訪れるという方が多くないことが読み取れます。次に「初詣はいつ行くことが多いですか?」という質問では、“元旦”と回答した方は3割程度で、“3日までに行く”と回答した方が4割と一番多く、合わせると7割の方が1月3日までに訪れることが分かりますね。

続いて、「神社やお寺の正しいマナーや参拝方法を知っていますか?」という質問では、“なんとなく把握している”と回答した方が6割でした。何気なく初詣に行くという方も多いようですね。次に「初詣でおみくじを引きますか?」と質問したところ、引く方と引かない方がほとんど半分ずつという結果になりました。このように半分に分かれるのは、意外な結果ですね。

「参拝する神社仏閣は、どういうところですか?」と質問したところ、“毎年決まった神社”と回答した方が1番多く、続いて“自宅や帰省先の近所”と回答した方が多い結果になりました。お正月は、旅先で初詣をする方より、いつも行く神社が決まっている方が多いことが読み取れますね。
今回はアンケート結果をもとに、編集部おすすめの初詣に行きたい東京の神社仏閣を紹介しますので、2024年の初詣に訪れる神社探しの参考にしてみてくださいね。


【アンケート調査概要】
●調査方法:インターネット調査 ●有効回答数:1,361 ●調査期間:2023/10/15~11/14

【千代田区】東京大神宮

日本初の神前結婚式をした縁結びの神社

1880(明治13)年に明治天皇の命により伊勢神宮の遥拝所として造営された神社。「東京のお伊勢さま」として親しまれており、日本初の神前結婚式を執り行ったことでも知られています。雅楽に合わせて巫女が舞う麗しい祝いの儀式が特徴です。年末年始から初詣に訪れる方が増え始め、正月三が日は多くの参拝客でにぎわいます。比較的、早朝は混雑状況が落ち着くといわれており、お守りやお神札を拝受するなら早い時間にでかけるのがよいかもしれません。

【千代田区】靖國神社

明治以後の戦歿者を祀る日本を代表する神社

1869(明治2)年に明治天皇の命を受け創建された神社。幕末の兵士からのちに起こった各大戦の戦歿者への慰霊の意が込められ、現在に至ります。境内にある博物館「遊就館(ゆうしゅうかん)」では遺品や貴重な宝物を展示。桜の標本木があり、春には多くの方々が桜を愛でる名所です。元日には新年祭が行われ、年明けと同時に太鼓の音が鳴り響き初詣に来た参拝客が一気に押し寄せます。井戸から水を汲み上げる「若水(わかみず)」の儀式や弓の儀式が披露されるほか、御神酒や甘酒も振る舞われます。

【千代田区】神田明神

縁起物のお守りや御朱印も人気!

730(天平2)年に造営された神社。1300年近く長きにわたって、神田・日本橋・秋葉原・丸の内エリアの氏神様として親しまれています。商売繫盛の「えびす様」の御利益を受けられるとあり、会社や店の経営者や従業員なども多く参拝に訪れます。例年、正月の三が日は初詣客で混雑し、入場を待つ列ができるほど。混雑を避けるには 元日以外の早朝や、会社の参拝が集中する仕事始め以降などの工夫をしてみましょう。

【千代田区】日枝神社

“山王さん”の名で親しまれる江戸城の鎮守神

鎌倉時代に創建され、のちに1590(天正18)年に徳川家康が江戸城を居城とする際に「徳川家の守り神」として崇めたのが、日枝神社(ひえじんじゃ)です。山の神である大山咋神(おおやまくいのかみ)を御祭神とし、境内には神の使いである「神猿(まさる)」の像が夫婦2体で配置。縁結びや子宝、安産、厄除けや商売繫盛など、あらゆる御利益が授かれます。元旦は本殿で「若水祭(わかみずまつり)」が執り行われたあと、新年祈願を開始。三が日は多くの参拝客でにぎわい、4日の仕事始め以降は社運隆昌を祈願して訪れるビジネスパーソンの姿も見られます。

【中央区】築地本願寺

オリエンタルな外観が魅力の寺院

京都の西本願寺を本山とする浄土真宗本願寺派のお寺。もとは浅草界隈に建立されましたが、1657(明暦3)年の振袖火事で焼失し、築地に移転しました。現在のインドをはじめ外国の古代仏教建築を意識したものは関東大震災による焼失後の1934年に建築されたもの。オリエンタルな雰囲気が特徴です。本堂の入り口にはステンドグラスや動物の彫刻などが配置されています。年末年始は恒例の「除夜会(じょやえ)」や「元旦会(がんたんえ)」を開催。2022年の大みそかには抽選で除夜の鐘をつくイベントも行われ、話題になりました。

【港区】乃木神社

都会に佇む閑静な神社

赤坂や六本木に近い場所に位置しながら、緑に囲まれた閑静な神社。日露戦争で指揮を執った乃木将軍と、夫人が祀られています。年末年始には多くの参拝客でにぎわい、年越しの大祓(おおはらえ)や元旦の歳旦祭などの祭事も見どころです。歳旦祭では新年を迎えた慶びを祝い、巫女による「浦安の舞」が組数を制限して披露されます。

【港区】増上寺

徳川家康ゆかりの大寺院

増上寺(ぞうじょうじ)は、1393(明徳4)年に創建された浄土宗の大本山の一つ徳川家の菩提寺としても知られ、将軍6人の墓所も設けられています。年末年始は毎年、初詣客でにぎわいますが、なかでも大晦日から元旦にかけての年越しの時間帯や、三が日の日中は混雑が予想されています。増上寺によると開門直後はほかの時間帯より混雑が少ないそうです。

【港区】赤坂氷川神社

江戸の名残が感じられる神社

951(天暦5)年に創祀されたのち、江戸中期には徳川吉宗が現在の地に社殿を造営しました。緑豊かで閑静な赤坂氷川神社(あかさかひかわじんじゃ)の境内には 数々の災禍から免れた江戸時代の石碑や狛犬が現存。縁結びのご利益にあやかれる神社としても有名です。2023(令和5)年は、お正月限定の御朱印「初茜(はつあかね)」の授与も。境内に生える茜草で染めた和紙で作られているそうですよ。

【港区】豊川稲荷東京別院

赤坂に鎮座する見どころ満載の神社

大岡越前守忠相公(おおおかえちぜんのかみただすけこう)が厚く信仰していた愛知県の豊川稲荷(とよかわいなり)の別院。境内には大岡廟や霊狐塚(れいこづか)、子宝観音などが並び、見どころが満載です。境内には七福神の石像が点在しており、七福神巡りも楽しめます。例年、初詣には10万人ほどが訪れるため、非常に混雑します。2022年は1月2日、3日は5:30から開門していたようなので、足を運べる人は早朝に参拝すると良いでしょう。

【文京区】根津神社

1900年の歴史 重要文化財を有する神社

遡ること1900年前、日本武尊(やまとたける)が創祀したとされる歴史ある根津神社(ねづじんじゃ)。文明年間には太田道灌(おおたどうかん)が社殿を造営しています。6代将軍である徳川家宣(いえのぶ)が誕生した地としても有名です。権現造(ごんげんづくり)の本殿をはじめ、拝殿や唐門など計7棟が重要文化財に指定されています。正月の三が日は参拝客でにぎわいますが、早朝は比較的お参りがしやすいでしょう。

【文京区】湯島天満宮

菅原道真を祀る学問の神様

458(雄略天皇2)年に天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀り、のちに学問の神様として知られる菅原道真公を合祀した神社です。湯島天神(ゆしまてんじん)とも呼ばれ、学生が合格祈願に訪れるほか、厄除けや開運祈願などの祈願も盛んです。東京のなかでも初詣参拝客が多く、例年三が日だけで約25~30万人の人出があります。混雑を避けるなら朝早くや夕方の参拝がよいでしょう。

【台東区】浅草神社

下町浅草を彩る華やかな三社祭が有名

東京ならではの観光スポットとして知られる浅草寺(せんそうじ)に接する神社。三体の御神体を祀っていることから「三社様」と呼ばれ、親しまれています。社殿は国の重要文化財に指定。たくさんの神輿が担がれ、にぎやかな祭り「三社祭」は、5月に行われる日本を代表する祭りの一つです。一方、大晦日から元旦にかけては浅草寺と合わせて多くの人出が予想されるため、例年交通規制が行われ、参拝順路も定められます。事前にチェックしてでかけましょう。

【台東区】上野東照宮

健康長寿の御利益を授かる上野の名所

1627(寛永4)年に創建された上野公園内に鎮座する神社。徳川家康を御神体とするほか、徳川家の将軍たちが祀られています。日光東照宮を彷彿とさせる豪華な造りが特徴。歴史的な大戦や大震災でも損壊しなかったことから、強運にあやかれるスポットとして有名です。とくに健康長寿や出世を祈願する人々が多く集まります。唐門前までの参拝(無料)には行列ができますが、唐門内側に入れる拝観(有料)は、金色殿(社殿)や、受験・就職・必勝の神様である栄誉権現社(えいよごんげんしゃ)、御神木の大楠などをゆったりと参拝・拝観できるとのこと

【台東区】浅草寺

浅草寺

浅草寺

浅草寺

浅草寺

国内外から多くの人が訪れる東京の古刹

約1400年もの長い歴史があり、東京で最も古いとされている寺院。東京の観光スポットとしても親しまれ、国内外から多くの人が訪れます。有名な「雷門(風雷神門)」のほか、宝蔵門や五重塔など見どころが満載。本堂に祀られる「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」は秘仏となっており、代わりに年に一度だけ「御前立ご本尊」を拝めます。例年、初詣には東京のみならず日本でも有数の参拝客が訪れます。交通規制や順路の指定などもあるのでチェックしてみましょう。

【江東区】富岡八幡宮

「深川の八幡様」として慕われる相撲発祥の神社

1627(寛永4)年に創建。江戸時代に勧進相撲が発祥した地としても知られ、境内には横綱力士碑と大関力士碑が建てられています。8月に行われる「深川八幡祭」も有名。数多くの神輿が町を練り歩き、沿道に集まった人々が清めの水を浴びせる盛大な祭りです。初詣は 正月三が日でも待ちが少ない時間帯もあるようです。

【品川区】蛇窪神社

白蛇様の御利益にあやかり立身出世を祈願

品川区に鎮座する “白蛇様”として親しまれる神社。立身出世の御利益にあやかれるほか、巳の日には良縁を求めて多くの参拝客でにぎわいます。例年、年末年始の初詣祈願は12月30日の年越大祓(としこしおおはらえ)にはじまり、正月の三が日には御新米の授与が無料で行われるほか、白蛇舞や巫女舞も披露されます。

【渋谷区】明治神宮

日本で最も多くの初詣客が参拝客

1920(大正9)年に創建された、明治天皇と昭憲(しょうけん)皇太后を祀る神社。都心にありながら緑が豊かで、訪れる人々の癒やしの場でもあります。広大な境内には本殿をはじめ、明治天皇が昭憲皇太后のために整えた御苑、明治神宮ミュージアムなどが併設されています。例年、初詣に訪れる参拝客は300万人台を超え、東京の初詣ランキングのみならず、日本でも参拝客のトップクラスの人気を誇る神社です。

【目黒区】上目黒氷川神社

目黒川を見守る“悪疫撤退”の神様

天正年間(1573~1592年)に甲州の武田信玄の家臣・加藤家が、山梨県の上野原より「産土神(うぶすながみ)」を上目黒に迎えたといわれている。「産土神」は地域の守り神として、その土地に暮らす人々と自然物を見守る神様。氏子地区にある目黒川の氾濫や疫病から人々を守り、「この神の氏子はいにしえより疫病知らず」と伝えられる。現在も“悪疫撤退の神様”として信仰を集め、毎年8月25日に近い土日に「例大祭」を執り行い、氏子や崇敬者の繁栄を祈る。末社には「浅間神社」と「稲荷神社」がある。

【調布市】深大寺

蕎麦と縁の深い東京の古刹

深大寺(じんだいじ)は、733(天平5)年に開山した天台宗の寺です。2017(平成29)年に国宝に指定された「釈迦如来像(しゃかにょらいぞう)」は東日本最古の国宝仏です。例年、3月3~4日には「だるま市」を開催。寺周辺の環境が蕎麦の栽培に適していたことから、現在も多くの蕎麦屋が軒を連ねます。例年、初詣には約20万人が訪れます。修正会大護摩供(しゅしょうえおおごまく)が開催され、厄除けや商売繫盛などで訪れる人々の祈願もともに行われます。

東京の初詣におすすめの寺社を訪れ御利益にあやかろう

東京には初詣で参拝したい寺社がたくさんあります。東京のみならず、日本でも有数の参拝客を誇る寺社は、行列も必至。とくに三が日の初詣は多くの人出が予想され、その周辺では交通規制や参拝順路の規制などが行われるケースもあります。早朝の参拝や、三が日を避けてお参りする方法も検討してみましょう。今回ご紹介した神社の情報を参考に初詣で御利益にあやかり、2024年を良い年にしてくださいね!

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