【出雲大社周辺観光】ここにも行くべき!おすすめのスポット9選

2024/01/24

【出雲大社周辺観光】ここにも行くべき!おすすめのスポット9選

島根県東部に位置する出雲大社。日本最古の歴史書「古事記」にもその名が記される古社であり、縁結びのパワースポットとして、国内外から人々が訪れる一大観光地です。今回は、そんな出雲にある出雲神話にまつわるスポットや、歴史・文化を感じられるスポット、グルメスポットなどをピックアップしました。出雲大社を訪れるなら、風情あふれる出雲の街をぜひ満喫してみてください。

【出雲市大社町】稲佐の浜

見逃せない日没時の絶景

国譲り、国引きの神話の舞台となった、稲佐の浜(いなさのはま)。出雲大社の西約1kmに位置しています。毎年旧暦の10月10日の夜に「神迎(かみむかえ)神事」が行われる場所でもあり、八百万の神々が出雲に集う際は、この浜を通るといわれています。海を司る神・豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)を祀る祠が設けられた弁天島は、この浜のシンボル。弁天島越しに夕日が沈む美しい光景は、日が沈む聖地出雲の祈りの歴史を語り継りつぐとして、日本遺産「日が沈む聖地出雲」の構成文化財の一つとなっています。夕暮れ時に訪れたいスポットです。

【出雲市乙立町】立久恵峡

巨岩がそびえ立つ景勝地

「出雲の秘境」と称される、立久恵峡(たちくえきょう)。火山活動と神戸川(かんどがわ)の侵食により生み出された高さ100mを超える巨大な奇岩が約1kmにわたって連なる光景は、見渡す限りの絶景です。新緑や紅葉など、季節ごとに移り変わる景色も魅力。周辺には遊歩道が整備されており、苔むした石仏やつり橋など、さまざまな見どころを巡りながら散策が楽しめます。歩いたあとは、そばに湧き出る立久恵峡温泉で疲れを癒やすのもいいですね。

【出雲市大社町】出雲日御碕灯台

展望台からは広大な日本海を一望

「世界の灯台100選」にして、国の重要文化財に指定されている白亜の灯台。日御碕(ひのみさき)の海岸沿いに1903(明治36)年に設置されて以来、今なお海を照らす歴史的・文化的価値の高い灯台です。地上からの高さは43. 65m石造の灯台としては日本一の高さを誇り、らせん階段を上がり展望台に出れば、日本海の大パノラマが視界いっぱいに広がります。「恋する灯台」に認定された2017年からは、毎年さまざまな時期に日没後のライトアップを開催。暗闇に照らし出される灯台は、より一層ロマンチックな雰囲気に包まれます。

【出雲市大社町】神門通り(出雲大社正門前商店街)

にぎわいあふれる表参道

出雲大社の表参道である神門(しんもん)通り。宇迦橋(うがばし)の大鳥居を起点として、およそ700mの道にさまざまな店が軒を連ねます。ご当地グルメの出雲そば、出雲ぜんざいのお店も多く、どこに入ろうか迷ってしまいそう。出雲神話「因幡の白兎」にちなんだうさぎをモチーフにした雑貨やスイーツは、お土産にぴったりです。街路樹の松の木や石畳が敷かれた神門通りは、参道らしいレトロな雰囲気が魅力。街歩きを楽しみながら、お参りに出かけましょう。2023年11月13日まで、出雲大社周辺から稲佐の浜まで決まった時間に走る乗り合い交通「グリーンスローモビリティ」も金・土・日・月曜日限定で運行中。観光の足として、使うのもおすすめです。

【出雲市大社町】道の駅「大社ご縁広場」

足湯が楽しめる道の駅

出雲大社本殿をほうふつとさせる、大きな建物「吉兆館」が目印の道の駅。屋根の上には、黄金の扇と鉾が輝いています。名物の割子そばや釜揚げそばなどが味わえる「そば処 吉兆」、生そば、山陰沖で水揚げされた海産物、島根の地酒などさまざまな特産品を購入できる「出雲物産館」などがあり、大社観光の途中で休憩するのにぴったり。出雲そばでお腹を満たしたあとは、「吉兆館」にある温泉を引いた無料の足湯で、観光で疲れた足を癒やしましょう。

【出雲市多伎町】道の駅 キララ多伎

海を一望できるロケーションが魅力

目の前に日本海の大海原が広がる「道の駅 キララ多伎」。地元・多岐で収穫される希少なイチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」を使ったグルメをはじめ、島根の味覚がそろいます。また、建物の海側にある遠浅の「キララビーチ」は、毎年夏に大勢の海水浴客が訪れる人気のビーチであり、「日本の夕陽百選」にも選ばれた、絶景スポット。夕暮れ時にテラスから眺める夕日と海のコラボレーションは、旅の疲れを癒やしてくれますよ。

【出雲市大社町】島根県立古代出雲歴史博物館

貴重な資料から古代出雲の歴史を紐解く

出雲大社に隣接する博物館。出雲大社境内遺跡から出土した巨大な3本の柱「宇豆柱(うづばしら)」、出雲市の荒神谷遺跡から出土した銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本や雲南市の加茂岩倉遺跡から出土した銅鐸39個を間近に見ることができます。数々の貴重な歴史資料がずらりとならぶ展示は圧巻のひと言。平安時代の出雲大社本殿10分の1サイズ復元模型からは、古代の人々にとっての出雲大社の存在の大きさがうかがえます。出雲大社の参拝前後に訪れると、より理解が深まりますよ。

【出雲市大社町】島根ワイナリー

ワインの芳醇な香りに包まれる

出雲大社から車で5分ほどの距離にあるワイナリー。広大な敷地内には、島根産のぶどうをつかったワインの製造工程を無料で見学できる「ワイン醸造館」、しまね和牛のバーベキューが楽しめる「バーベキューハウスシャトー弥山」、ワインの無料試飲やショッピングができる「試飲即売館バッカス」などがあります。試飲即売館内の一角「ワインバル バッカス」では、無料試飲で味わえないスペシャルシリーズ、プレミアムシリーズのワインをおつまみとともにゆったりと堪能することが可能。ワイン好きなら、思わず長居してしまいそうですね。

【出雲市浜町】出雲文化伝承館

この地に伝わる文化を知る

出雲地方の大地主・江角(えずみ)家の母屋と長屋門を移築した「出雲文化伝承館」。1896(明治29)年に建てられた建物の北側と西側に植えられた築地松(ついじまつ)や、平造り枯山水の回遊式庭園は出雲に伝わる文化を色濃く反映していて、見ごたえがあります。なかでも、書院から見る庭園は、心洗われる美しさ。出雲にゆかりのある作家の作品を紹介する企画展示室や、抹茶や和菓子がいただける茶室「松籟亭(しょうらいてい)」などもあり、出雲の風土や歴史を肌で感じられますよ。

神話にまつわる歴史・文化に触れる旅に出かけませんか?

そこかしこに神々の足跡を感じられる、神話の国・出雲。現在の11月頃にあたる旧暦の10月「神無月(かんなづき)」を出雲では「神在月(かみありづき)」と呼ぶことからもわかるように、この時期は全国から八百万の神が出雲に集うといわれています。出雲大社の周辺では神様を迎え、見送るまでさまざまな神事が行われているので、その日に合わせて訪れるのもおすすめです。ぜひ、出雲で神様のご利益に預かる旅を楽しんでくださいね。

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