【北陸新幹線】敦賀延伸まであと1年! 新駅に隣接する道の駅「越前たけふ」が3月オープン

福井県

2023.04.13

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【北陸新幹線】敦賀延伸まであと1年! 新駅に隣接する道の駅「越前たけふ」が3月オープン

2024年春に開業が予定されている北陸新幹線の越前たけふ駅(福井県越前市)の真ん前に3月18日、新しい道の駅「越前たけふ」がオープンしました。全国に1,200ほどある道の駅の中で、新幹線の駅前に設置されたのは5つ目です。オープンから1週間経った週末、早速訪れてみました。

目次

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越前市ってこんなところ

インターチェンジからのアクセスも良好。越前観光の出発点に

鮮魚コーナーが充実している飲食・物販エリア

福井名物が味わえる飲食店

地元の伝統工芸品があちこちに

周辺観光スポットを紹介

おわりに

越前市ってこんなところ

福井県のほぼ中央にある市で、越前和紙、越前箪笥、越前打刃物などの工芸品で知られ、古くからモノづくりが盛んな地域です。紫式部が生涯でただ一度だけ都を離れて暮らした、紫式部ゆかりの地でもあります。越前市には2024年春、北陸新幹線に新設される駅の一つ「越前たけふ駅」が開業される予定です。

インターチェンジからのアクセスも良好。越前観光の出発点に

新幹線の新駅開業に先立ち、このほど開業した道の駅「越前たけふ」。道の駅開業と同時に、北陸自動車道の武生インターチェンジや国道から繋がる周辺道路も開通し、新幹線でも車でも非常にアクセスが便利な道の駅です。オープンからまだ1週間ということもあり混雑はしていましたが、駐車場が広々していて便利なので今後の越前観光の拠点になりそう。

JR新駅

奥に見えるのが2024年開業予定の越前たけふ駅。もう駅舎は完了しているようです。

道の駅「越前たけふ」

道の駅「越前たけふ」は2階建て。ガラス張りと物販エリア部分の吹き抜けのおかげで、開放感いっぱいです。

鮮魚コーナーが充実している飲食・物販エリア

鮮魚コーナー
鮮魚コーナー
鮮魚コーナー
下処理をしてくれるコーナー

地元の特産品が販売されている飲食・物販エリアの中で印象的だったのは、充実した品揃えの鮮魚コーナー。加工調理場があり、購入した鮮魚はその場で下処理を無料で行ってもらえます。また、ブリや鯛などの大きな魚は、2分の1、4分の1など小分けにして販売してくれるので嬉しいですね。魚の種類は豊富でお惣菜も充実。

店内

もちろん鮮魚以外の特産品もずらり。鮮魚コーナーのインパクトが強いですが、他の特産品も品揃えが充実しており、見て回るのが楽しかったです。日曜日とはいえ、オープンから1週間経っていたのと、お昼の時間帯を外して訪れたので、混雑で見て回れないというほどではありませんでした。駐車場に入るのは少々渋滞で時間かかりましたけどね。

福井名物が味わえる飲食店

飲食スペース
食事

ミニおろし蕎麦350円、甘海老丼900円

道の駅内には海鮮レストラン、寿司店、そば屋さんなどいくつかの飲食店が入っており、海鮮はもちろん、越前そば、ソースカツ丼などの地元グルメが楽しめます。海鮮レストランでミニサイズの越前おろしそばと甘エビ丼をいただきました。

絵本

レストランには越前市出身の絵本作家・かこさとしさんと、絵本画家・いわさきちひろさんの絵本が置いてあります。かこさとしさんの絵本は私も子どもたちも大好きで、家にも何冊かありました。懐かしくて思わず手にとります。地元出身の作家さんの本を並べるなんて、素敵な演出ですね。

地元の伝統工芸品があちこちに

観光案内所

観光案内所に入ると、伝統的工芸品「越前箪笥」の伝統工芸士が制作したカウンターがぱっと目に入ります。とても存在感があるカウンターで、ついつい箪笥の取手に手を伸ばしかけましたが、触れるのは厳禁です。

洗面所

お手洗いの洗面器に使われている陶器は越前焼、個室ドアの四角いプレートは越前漆器なのだとか。モノづくりの街らしく、地元の伝統工芸品をセンスよく、さりげなく取り入れているところがいいですね。

道の駅の敷地内には、3人制のバスケットコートを備えた多目的広場が設けられています。隣の交流広場では、道の駅で購入した食材でバーベキューをしたり、キャンプを楽しんだりするスペースも。これから先、越前市の観光拠点の一つになりつつ、地域の交流拠点として定着していくことも期待できそうな道の駅です。

◆道の駅「越前たけふ」
住所:福井県越前市大屋町38-5-1
電話番号:0778-43-5661
営業時間:8:00〜18:00(観光案内所)、9:00〜18:00(物産販売所)、 11:00〜22:00(お食事処(LO.21:30))
※店舗により営業時間変更の可能性があります

周辺観光スポットを紹介

道の駅「越前たけふ」の周辺にある越前市内の観光スポットを少しご紹介します。

紫式部公園・紫ゆかりの館

紫式部像

2024年NHK大河ドラマの主人公としても注目の紫式部は、結婚前に2年ほど越前で生活していました。園内には紫式部像があるので、近くに立ち寄った際にはぜひ。公園の隣には紫式部の資料館「紫ゆかりの館」があります。

◆紫式部公園
住所:福井県越前市東千福町20-369

◆紫ゆかりの館
住所:福井県越前市東千福町21-12
電話番号:0778-43-5013

御誕生寺(ごたんじょうじ)

猫

御誕生時は曹洞宗の寺院で、行き場のない猫を保護・飼育していることから“猫寺”としても親しまれています。現在は新たな猫の受け入れはしていないとのこと。猫好きさんはぜひ一度行ってみてください。

◆御誕生寺
住所:福井県越前市庄田町32-1-1
電話番号:0778-43-6081

かこさとし ふるさと絵本館「砳」(らく)

「だるまちゃん」や「からすのパンやさん」シリーズでお馴染みの絵本作家、かこさとしさんは、現在の越前市出身です(今立郡国高村)。絵本館の1階には「えほんのへや」と「あそびのへや」が、2階には「もとのえをみるへや」があります。

◆かこさとし ふるさと絵本館 砳(らく)
住所:越前市高瀬1丁目14番7号
電話番号:0778-21-2019
開館時間:10:00~16:00
休館日:火曜日、祝日の翌日、年末年始

「ちひろの生まれた家」記念館

越前市出身の絵本画家、いわさきちひろさんの生家が、記念館として一般公開されています。ギャラリーではシーズンごとに企画展も開催されているそう。生家の建物以外にも、絵本ライブラリーなどがある別館もあります。

◆「ちひろの生まれた家」記念館
住所:福井県越前市天王町4-14
電話番号:0778-66-7112

越前和紙の里

越前和紙の里では和紙について学べるだけではなく、紙すき体験ができます。越前市は高級手すき和紙の産地としても知られていて、その歴史は1500年以上にもなるようです。

◆越前和紙の里
住所:福井県越前市新在家町8-44
電話番号:0778-42-1363

おわりに

越前市には道の駅「越前たけふ」以外にも見どころがたくさんあるので、私は再訪する気満々です。新幹線駅開業とNHK大河ドラマゆかりの地となる2024年に向けて、これから一層盛り上がりそうな越前市。みなさんもこの機会にぜひ訪れてみてください。

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#道の駅 #ご当地グルメ #北陸新幹線 #大河ドラマ #北陸を元気に

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歴史旅 長月あき

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長月あき

時間を見つけては、歴史や伝統工芸などに触れられる旅スポットを巡っています。ものづくりの技術や創意工夫を知る産業観光も大好き。東海・関西エリアを中心に、歴史やものづくりを身近に感じられる旅体験をお届けします。近年は道の駅とかわいいおみくじ、地サイダーがマイブーム。

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