Plan No.1479

旅色コンシェルジュ・甲斐Kai

日帰り

熊野で世界遺産を観光　花の窟神社や鬼ヶ城へ

熊野（三重県）
予算：3,000円〜

・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。

更新日：2023/02/01

プランナー旅色コンシェルジュ・甲斐

三重県熊野市で世界遺産＆絶景巡りを

三重県熊野市の世界遺産や絶景を巡るプランです。45mの巨岩がご神体の「花の窟神社」・日本一長い砂礫海岸「七里御浜」・奇岩が織り成す「鬼ヶ城」の3つの世界遺産と、日本最大の棚田「丸山千枚田」を訪れます。鉱山資料館やトロッコ列車体験、日帰り温泉も楽しむ、素敵な友達旅をどうぞ。

こんな旅気分の人におすすめ

START 花の窟（はなのいわや）神社七里御浜（しちりみはま）鬼ヶ城（おにがじょう）鬼ヶ城センター丸山千枚田熊野市紀和鉱山資料館鉱山トロッコ列車湯ノ口温泉

スタートはここ！

花の窟（はなのいわや）神社

七里御浜（しちりみはま）

鬼ヶ城（おにがじょう）

鬼ヶ城センター

丸山千枚田

熊野市紀和鉱山資料館

鉱山トロッコ列車

湯ノ口温泉

Spot.1花の窟（はなのいわや）神社
Spot.2七里御浜（しちりみはま）
Spot.3鬼ヶ城（おにがじょう）
Spot.4鬼ヶ城センター
Spot.5丸山千枚田
Spot.6熊野市紀和鉱山資料館
Spot.7鉱山トロッコ列車
Spot.8湯ノ口温泉

新宮駅

車約35分

1スポットめ周辺駐車場に車を停め、徒歩すぐ

SPOT1

神々が眠る日本最古の地

花の窟（はなのいわや）神社

神社の上にかかる綱

境内①

境内②

黄泉の国と接する場所

ご神体から落ちてきた丸石

高さ約45mの巨岩がご神体で、太古の自然崇拝の姿を残す神社。神々の母・イザナミノミコトを葬った日本最古の神社として伝わる。毎年、春と秋の大祭で行われる「お綱かけ神事」は有名。熊野三山の元宮であり、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている。

DATA

【住所】三重県熊野市有馬町130
【TEL】 0597-89-2881

旅色コンシェルジュ・甲斐のおすすめポイント

★ 「黄泉の国と接する場所」と伝わる、日本最古の神社です。「国産み」「神産み」をしたといわれる伊弉諾尊（イザナミノミコト）とその子軻遇突智尊（カグツチノミコト）が祀られています。日本最古の歴史書「日本書紀」にも記載されているこちらを、ぜひ訪れてみて
★ 神社の上にかかる綱は、イザナミが産んだ7つの自然神（風、海、木、草、火、土、水）を表す7本の綱をひとまとめにした、長さ約170mもある綱なんです。その綱にぶら下がっている3つの旗縄は、イザナミが産んだ天照大神（アマテラスオオミカミ）、月読尊（ツクヨミノミコト）、素戔嗚尊（スサノオノミコト）の3神をそれぞれ表しています。毎年2月2日と10月2日の例大祭では「お綱かけ神事」を行っており、神事まで綱が残っている年は豊作だとされていますよ
★ 手水舎の横には、しめ縄がかけてある直径1mほどの大きな丸石が置かれています。こちらは、ご神体である磐座（いわくら）から落ちてきたと伝えられるご神体。この石がボールのように丸いということもあり、野球やソフトボールの試合前に、ご利益を求めて参拝に訪れる方も多いそう

徒歩すぐ

SPOT2

日本で一番長い砂礫海岸

七里御浜（しちりみはま）

七里御浜①

七里御浜②

さまざまな石

熊野市から紀宝町まで約22km続く、日本で一番長い砂礫海岸。荒々しい黒潮を受けとめるこの浜には、熊野川の上流から新宮を経て熊野灘の荒波に磨かれた小石が敷き詰められている。世界遺産（浜街道）、日本の渚百選にも選ばれ、アカウミガメの上陸地としても有名。

DATA

【住所】三重県熊野市～紀宝町
【TEL】 0597-89-0100 （熊野市観光協会）

旅色コンシェルジュ・甲斐のおすすめポイント

★ ゆるやかな弧を描きながら約22km（＝約7里）続く、日本一長い砂利海岸なんです。海を見ながらのんびりと散策するのもおすすめです
★ 砂利はさまざま色や形の石が混じり合っています。古いもので約1億5000万年前から、比較的新しいもので約1500万年前のものまで、色々な年代の岩石があるので、自分好みの石を見つけるのも楽しそうですね

1スポットめ周辺駐車場まで徒歩すぐ

車を取り、3スポットめ周辺駐車場まで車約15分

車を停め、徒歩すぐ

SPOT3

奇岩地帯で自然の芸術を鑑賞

鬼ヶ城（おにがじょう）

鬼ヶ城①

鬼ヶ城②

鬼ヶ城③

鬼ヶ城④

トトロではなく、鬼をイメージした置物

1400万年前から数度に及ぶ隆起と風化と波の浸食によって生じた、ほかに類を見ない奇岩地帯で、世界遺産および国の天然記念物に指定されている。1.2kmに渡り大小無数の洞窟があり、千変万化の趣がある。熊野古道・松本峠と連結するハイキングコースが整備され、鬼の見晴台といわれる展望台からは熊野灘が一望できる。

DATA

【住所】三重県熊野市木本町
【TEL】 0597-89-4111（熊野市観光スポーツ交流課）

旅色コンシェルジュ・甲斐のおすすめポイント

★ 隆起と風化と波の浸食によって生じた自然の芸術が見られる、まさにジオパークのようなスポット。マグマがゆっくりと固まったため、表面の岩はデコボコなのだそう。潮風や波の音を感じながら、ほかに類を見ない景観が楽しめます。転ばないように十分気を付けてくださいね
★ こちらの散策コースのハイライトは千畳敷！上下2段の大きな岩窟になっていて、まさに鬼のすみかのようです。岩肌には無数の蜂の巣状の風蝕（ふうしょく）跡が見られ、風や波に削られたむき出しの奇観を目の当たりにすると、自然の力の神秘を感じずにはいられませんよ
★ 平安時代に征夷大将軍の坂上田村麻呂が、この地で熊野の海を荒らし回り、鬼と恐れられた海賊・多娥丸（たがまる）を征伐したという「鬼退治伝説」も残っているんですよ。ここに海賊が暮らしていたなんて、ちょっとワクワクしますね！

徒歩すぐ

SPOT4

三重ブランドの絶品ランチ

鬼ヶ城センター

おみやげコーナー

熊野地鶏のすき焼き御膳

熊野鯛とマグロの紅白丼

松坂牛すき焼き御膳

世界遺産のまち・熊野の玄関口にある観光センター。熊野の旅の情報や特産品を取りそろえ、施設内のレストランでは地元の新鮮な食材を使った料理を楽しめる。世界遺産・鬼ヶ城に隣接し、青く美しい熊野灘を見渡せる抜群のロケーションが魅力。年間を通して多くの観光客が訪れる。

DATA

【住所】三重県熊野市木本町1835-7
【TEL】 0597-89-1502
【営業時間】 9:00～17:00
【定休日】年中無休

旅色コンシェルジュ・甲斐のおすすめポイント

★ 3階にあるお食事処「グランデ・サーラ千畳敷」では、海を眺めながらのお食事が楽しめますよ。三重ブランド「熊野地鶏」「熊野鯛」をはじめ、熊野発祥の「さんま寿司」など、地元グルメがいただけます。ランチの際は、ぜひ立ち寄ってみて
★ 食後のデザートには、鬼ヶ城名物「新姫（にいひめ）ソフト」がおすすめです。「新姫」とは、熊野市で発見された幻の柑橘のこと。シークヮーサーのような爽やかな風味が特徴で、さっぱりとした口当たりが散策のお供にもピッタリですよ
★ 1階には熊野ならではのお土産をそろえた売店があるので、食後におみやげ探しをしてみては？「新姫」を使った飲み物や加工品、熊野市神川町でしか採石されない貴重な「那智黒石」など、ここでしか購入できない特産品は要チェックです

3スポットめ周辺駐車場まで徒歩すぐ

車を取り、車約35分

SPOT5

日本の原風景が残る

丸山千枚田

大谷翔平選手をイメージしたカカシ

丸山千枚田（夏）

棚田の中で一番小さい田んぼ

日本最大級の棚田

さまざまなカカシ

紀和町丸山地区の斜面に広がる日本最大級の棚田。日本の棚田百選にも選ばれており、1,340枚の規模を誇るその景観は日本一と称されている。年間を通し稲作体験など数多くのイベントも開催され、毎年6～7月に行われる虫送り行事では、棚田に1,300本余りの火が灯され、日が沈むとともに幻想的な風景が味わえると好評。

DATA

【住所】三重県熊野市丸山
【TEL】 0597-97-1113（熊野市地域振興課）

旅色コンシェルジュ・甲斐のおすすめポイント

★ 棚田好きにはたまらない、日本最大級の棚田がこちら。さまざまな形状の1,340枚もの田んぼが眼下に広がる様は、見ごたえがありますよ。水を張る春、稲が夏の風に揺れる夏、黄金色に輝く秋、そして雪化粧の冬と、四季を通じてその美しさが変わるのも魅力です
★ 棚田の石垣も見どころの一つ。一番古い石垣は室町時代に造られたものだそう。また、西日本は雨が多いため石垣の棚田が、東日本は「土」の棚田が多いといわれています
★ トトロをはじめ、大谷翔平選手や阿佐ヶ谷姉妹さんなど、ユニークなカカシが多いので、探しながら散策してみてもいいですね
★ 一番小さい棚田は、苗が3本しか植えられないほど小さいんです。田んぼのさまざまな形状や配置の妙を観察するのも面白いですよ

車約10分

SPOT6

日本一の大蛍石は必見

熊野市紀和鉱山資料館

紀和鉱山資料館

さまざまな鉱石を展示

鉱山トロッコも展示

鉱山で働く人の様子

国内でも珍しい、紀伊半島では唯一の鉱山資料館。実際に使われた本物のトロッコや鉱山器具、鉱石の数々など、紀州鉱山の様子を実物や模型を使って分かりやすく展示している。鉱石の採取体験も行え、敷地内には足湯、近隣には運行しているトロッコや温泉などもある。

DATA

【住所】三重県熊野市紀和町板屋110-1
【TEL】 0597-97-1000 ※常駐一人の施設のため、来館者の対応中は電話に出ることができませんが、ご了承ください
【営業時間】 9:00～17:00
【定休日】月曜日（月曜日が祝日の場合は開館し、その翌平日が休館）、12月29日～1月3日
【料金】大人300円、小中学生100円、身体障害者の方及び付き添いの方1名半額

旅色コンシェルジュ・甲斐のおすすめポイント

★ 紀伊半島では唯一の鉱山資料館です。実際に使われた本物のトロッコや鉱山器具をはじめ、さまざまな鉱石を展示しています。鉱山の歴史が学べるこちらで、見学をお楽しみください
★ ぜひ見ていただきたいのが、日本一ともいわれる大蛍石（ほたるいし）。小さな結晶が集まったおよそ77cmの群晶標本で、通常はいわゆる普通の鉱石ですが、ブラックライトの下では美しいブルーに蛍光するんですよ！まるで「天空の城ラピュタ」の世界ですね
★ エレベーターで降りる際に、「地底」へ行くように促されるちょっとした面白い演出や、マネキンによる会話劇の展示もあり、日によっては鉱石の採取体験も行っているので、興味のある方はぜひ

7スポットめ周辺駐車場まで車約5分

車を停め、瀞流荘駅まで徒歩すぐ

SPOT7

熊野の秘湯へ出かけよう

鉱山トロッコ列車

後ろから見た姿

座席の様子

トンネル内の様子

かつての銅鉱山専用線の一部を使用した観光用トロッコ電車。1200年以上も昔から鉱山の町として栄えた鉱山の閉山後、坑内観光用として復活。実際に使われていたトロッコが、入鹿（いるか）温泉「ホテル瀞流荘」と湯元山荘「湯ノ口温泉」の二つの温泉をつないでいる。約1kmの道のりを走るレトロなトロッコ体験が楽しめると評判。

DATA

【住所】三重県熊野市紀和町湯ノ口10
【TEL】 0597-97-1126（湯元山荘湯ノ口温泉）
【営業時間】 8:50～17:10（定期便あり）
【定休日】無休
【料金】＜片道＞大人280円、小人150円、＜往復＞大人550円、小人280円、＜入浴付き＞大人880円、小人440円

旅色コンシェルジュ・甲斐のおすすめポイント

★ 鉱山で実際に使われていたトロッコに乗るという、貴重な体験ができるスポットです。約1kmの元鉱山のトンネルを走る約10分間のワクワク旅を、テーマパークのアトラクション気分でお楽しみください。電車の乗り心地とは違って車体の揺れをダイレクトに感じますが、それも味があっていいですよ
★ 白×モスグリーンの車両は、レトロ感でいっぱい。採掘をしていた労働者の息遣いが聞こえてきそうです。かつて坑道だったトンネルの中はうす暗く、実際に鉱山にいるような感覚になります
★ トロッコ列車の運賃には、温泉の入浴券とセットになったものもあるので、ぜひご利用くださいね
★ 湯ノ口温泉で日帰り入浴をされる際は、トロッコ列車の最終便・湯ノ口温泉駅発17:10までに戻れるプランをご検討ください

湯ノ口温泉駅まで、トロッコ列車約10分