国宝のみならず、世界遺産にも登録されているものがある日本の名城──。趣を今に伝える城郭に触れたり、御朱印ならぬ御城印が登場するなど、新しい楽しみ方も増えています。今回は歴史ファンならずとも楽しめる、城郭・城址の楽しみ方を教えます。
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お城のシンボルともいえる天守閣。織田信長が安土城につくったものが起源といわれ、以降各地の大名の権力のシンボルとして各地に天守閣がつくられましたが、時代の変遷とともに廃城や焼失してしまいました。その後、復元されたものも多くありますが「現存12天守」と呼ばれ、かつてのままの姿を見せてくれる城も全国に12か所ほど残っています。ただの展望台とは違った、天守閣からの眺めを当主気分で味わいましょう。
姫路城(兵庫県)、大阪城(大阪府)、松本城(長野県)、熊本城(熊本県)、犬山城(愛知県)など
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天守閣を支える石垣ですが、作り方は主に3種類。石をそのまま積み上げるため隙間が多い「野面積(のづらづみ)」。隙間を減らすべく、簡単な加工を施した石を積み上げる「打込接(うちこみはぎ)」、パズルのように石を積みげた「切込接(きりこみはぎ)」があります。そんなうんちくとあわせて、重機も何もない時代につくられた技術の結晶とも呼べる建造物の精巧なつくりに思いを巡らせましょう。
竹田城(兵庫県)、丸亀城(香川県)、高取城(奈良県)、岩村城(岐阜県)、岡城(大分県)など
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ここ数年で、御朱印ならぬ「御城印」を発行するお城が増え、お城好きの間で人気を博しています。御城印は、半紙(和紙)に城名や家紋、花押などの印が押されたものなど城ごとの特長を表し、登城の記念にもらえるものもあれば、300円程度で購入できるものなど様々です。今では、200以上のもお城のものが手に入るようで、ぜひ、お城巡りの記念品として、コレクションしてみましょう。
安土城(滋賀県)、彦根城(滋賀県)、二条城(京都府)、松江城(島根県)、会津若松城(福島県)など
「初心者でも楽しめる 日本のお城の歩き方」全国のおすすめ旅館・ホテル
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