《熊本編》
温泉街の中心部から徒歩で約7分と少し離れた、周囲に田んぼが広がる落ち着いた環境が自慢の温泉宿。草木に囲まれた露天風呂と、木の温もりを感じる内湯で、湯の香漂う天然の硫黄泉を満喫できる。肌に優しくやわらかい泉質が、心と体を癒してくれそう。時折浮く湯の華が、温泉情緒をより一層高めてくれる。客室は全室南向きで、日当たり良好だ。耳をすませば鳥のさえずりが聞こえ、豊かな自然を身近に感じられる。3階建てで、エレベータがないので、階段の上り下りをしながら宿の風情に浸りたい。
旅の目的は人それぞれですが、食事が目当ての旅も楽しいですね。鱧やカニなど、その時季に旬を迎える魚介や、筍や松茸などの山の幸など、その土地でいただく名物の旬の味覚は、ほかでは得難いものです。また、熟練の料理人が腕を振るった見た目も美しい会席料理や、名シェフが素材からこだわって仕上げた芸術品のようなひと皿など、一度は食べてみたいと思う料理はたくさん。プライベートな空間で、そんな美食を存分に堪能しましょう。