《九州編》
四季折々の美しい自然に癒される、紫尾山の麓にひっそりと佇む「紫尾庵」は、8つの客室で構成された閑静な宿。この地には、紫尾神社の拝殿の下から源泉が湧き出ることから“神の湯”と呼ばれている紫尾温泉があり、全客室で源泉掛け流しの湯を堪能できる。硫黄の香りがほんのり漂うエメラルドグリーンの湯はどこか神秘的。まろやかな湯がベールのように体を包み込み、湯上がりには肌がしっとりとなめらかになる。客室に備わる露天風呂や内風呂で静かな湯浴みを愉しみ、疲れた心と体を解放しよう。
100の地域があれば、100通り以上もの味わいがある郷土料理やご当地グルメ。その土地の気候・風土に育まれた地元特産の食材を使い、そこに住む人々が生活のなかで大事に受け継いできた伝統の調理法で提供される料理の味は、旅の思い出とともに舌と胃袋に深く刻まれます。また、旅先で一度は食べてみたいご当地グルメや名物料理などを、夕・朝食のバイキングなどでラインアップしている宿も多いので、ぜひチェックしてみましょう。
大分県・久住山系のふもとに広がる自然豊かな約3万坪の敷地に、茅葺き屋根の母屋を中心にして、旅籠長屋タイプの客室と一戸建ての離れが点在する宿房。地産地消の食材を使った料理が大きな魅力になっており、渓流の宝石といわれるエノハ(ヤマメ)や「おおいた豊後牛」をはじめとする地物、季節ごとの旬の山の幸、自家菜園の地野菜やハーブ、平飼い卵などを使った創作料理を楽しめる。ソムリエが厳選したワインを常時50種類以上、約500本用意。好みに合わせて、食事との最良のペアリングをソムリエがアドバイスしてくれる。