まだ間に合う! 女子キャンプブームの火付け役・こいしゆうかさん伝授、GWの穴場キャンプ場5つ 〔2024年4月更新〕

暖かくなってきて、絶好のキャンプシーズンが到来です。実はキャンプって夏の暑くてじめじめした時期よりも、春や秋のちょっと涼しいシーズンがおすすめなんです。しかし、人気のキャンプ場はもう満員、なんてことありますよね。でも、予約はとれないと諦めていたらもったいない! 実は人気キャンプ場の中にこっそり潜んだ穴場のサイトがあったり、あまり知られていないけど素敵なキャンプ場があったりします。今回はまだ間に合うかもしれない、GWの穴場のキャンプ場をご紹介します。
※GW、夏休み、秋の連休などは料金が変更になる場合があります。
Text&Photo:こいしゆうか
目次
1、2023年のGWからオープン!「-be- 北軽井沢キャンプフィールド」(群馬)
2023年のGWからオープンしたてのキャンプ場です。芝生が気持ち良く、サイト内も比較的広々と使えます。オープンしたてと言っても、キャンプ場自体は古くからあり(旧:軽井沢オートキャンプ場 クリオフィールド)人気スポットだったそうですが、二年ほどクローズしていたのを別のオーナーが改めて開業。どこか懐かしさを感じられながらも、お湯が出たりトイレに靴を履いたまま履けるスリッパを設置したりと、より過ごしやすい工夫がされたフレッシュさが嬉しいところ。都心から約2時間半ですが、渋滞もあるのでなるべく早朝から向かうといいでしょう。
◆-be- 北軽井沢キャンプフィールド
住所:群馬県吾妻郡長野原町応桑1984−160
チェックイン:10:00~17:00
チェックアウト:08:00~14:00
料金:ファミリー:(1家族5名まで)7,500円、デュオ:(大人2名)、親子(大人1名、子ども3名までの同一世帯内)5,500円、ソロ:(大人1名)3,500円
2、人気キャンプエリアの隠れスポット「やぐら沢キャンプ場」(山梨)
山梨から神奈川にかけて流れる道志川とその支流沿いには、色々なタイプのキャンプ場が集まっていることから“キャンプ場銀座”といわれています。そんな道志みちからちょっとはずれた場所にあるキャンプ場です。こちらも昔ながらの雰囲気で林間と川に挟まれていて、木陰で気持ち良く過ごせます。サイトは少し狭めなので、ミニマムなキャンプスタイルの方におすすめ。貸切サウナがあり、水風呂はなんと天然の川(プール型もあります)。焚き火でもサウナでも温まって、全身ととのっちゃいましょう!
◆やぐら沢キャンプ場
住所:山梨県南都留郡道志村戸渡6735
電話:0554-56-7681
料金(1泊2日4名):テントサイト9,900円~、ユースサイト1,650円~ ※土祝前日・指定日などは公式HPにて要確認
3、王道キャンプ場で抜け穴を楽しむ「富士見の丘オートキャンプ場」(静岡)
富士山がどかんと見える贅沢な立地で、2021年のオープン直後から大人気のキャンプ場です。人気のメインサイトはまるでフェスのようにテントが立ち並びますが、富士山はちょっと諦めて、こじんまり楽しむハンモックサイトや直火サイト、離れサイトはまだ空きがあるかもしれません! 高台に位置するため、左側にはアルプス山脈(赤石山脈)、後ろには駿河湾を望めますよ。白糸の滝や大渕笹場といった名所も近く、ロケーションも抜群です。
◆富士見の丘オートキャンプ場
住所:静岡県富士市大淵1297
電話:090-3003-0100
営業期間:通年
料金:フリーサイト:車1台+テント1張5,000円/泊、追加テント1張ごと3,000円/泊 他サイトなどは公式HPを要確認
4、伊豆の入り口の町で絶景キャンプ「neguracampground」(静岡・伊豆)

静岡からはもう一つ、伊豆半島、富士山、熱海、箱根と風光明媚な土地に囲まれた、農業集落の高台にあるキャンプ場を。富士山と夕日と夜景と、この上ない景色の豪華さです。クラウドファンディングで資金を集めて開拓し、オープンして数年ですが、すでに大人気となっています。これからまだまだサイトは広がりを見せるそうですが、GWの穴場は林間サイト。クルマが乗り入れできないので、ミニマム装備な方にぴったり。ハンモック泊もできますよ。
◆neguracampground
住所:静岡県函南町平井1689-55
チェックイン:12:00
チェックアウト:12:00
料金:大人1,500円、小・中学生1,000円、未就学児無料、車1,500円、バイク・自転車1,000円 ※ハイシーズンは公式HPにて要確認
5、<ちょっと上級編> 野性味あるキャンプを満喫「Sakura Bushcraft Field」(福島)
最近流行りの、ブッシュクラフト(「最低限の道具だけ用意し、必要なアイテムは現地にある素材を使って作りながら自然の中で過ごす」アウトドアスタイル)キャンプが思う存分楽しめるキャンプ場です。いろんなサイトがありますが、全て直火(地面の上に直接薪を組み焚き火をすること)OKなのも嬉しい(ただし独自のルールがあるので、しっかりと守りましょう)。近年は直火NGなキャンプ場がほとんどなので、焚火好きの方は必見です。落ちてある木は自由に使っていいので、木々でチェアを作るなどちょっとワイルドなことに挑戦しても。トイレなど施設は最低限なので、上級者向けです。この春ワンランクアップしたい人は、ぜひ旅先候補に入れてみて。
◆Sakura Bushcraft Field
住所:福島県二本松市下川崎七色山1
電話:080-4620-0038
料金:日帰り・宿泊1,000円、駐車場1,000円
おわりに
ピックアップした施設は、人気のキャンプ場からオープンしたてのもの、上級者のものなど様々。しかし、お伝えしたような人気のキャンプ場の穴場のサイトを利用するにはいくつかコツがあります。穴場に近づくための一番の秘訣は「道具を極力減らすこと」。クルマで行くキャンプが多いので必然的にみんなが選ぶのはクルマ横付けのキャンプ場ばかり。そのためクルマが入れないような穴場サイトがGW中でも比較的に空いているなんてことよくあります。なるべく荷物を最小限にして、身軽で静かなキャンプを楽しんでくださいね。

◆こいしゆうか
イラストレーター/漫画家/キャンプコーディネイター。女子キャンプ発起人。キャンプ道具のプロダクトデザインやキャンプ場プロデュースなども手がける。著書に『ゆるっと始めるキャンプ読本』(KADOKAWA)、『カメラ始めます!』(サンクチュアリ出版)などがある。累計35万部。
twitter :koipanda instagram:@koishi_yuka