“美作国(みまさかのくに)”の魅力を深掘り! 旅色FO-CAL岡山県津山市・真庭市・美作市特集が公開しました

日本のローカルにフォーカスする旅色特別号「旅色FO-CAL」。昨日、岡山県美作エリア(美作国)を特集した「旅色FO-CAL岡山県津山市・真庭市・美作市特集」が公開しました! 美作エリアとは、岡山県北に広がる雄大な自然が魅力の地域です。鳥取県と兵庫県に接し、津山市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、西粟倉村、久米南町、美咲町の10市町村で構成されています。本特集では、津山市・真庭市・美作市の3市を中心に美作国の見どころを紹介しました。実際に3市に足を運んだわたし、ヨシカワが、3市の中からおすすめスポットをピックアップ。本誌ではご紹介しきれなかった魅力をお伝えします。
写真/蜂谷秀人
目次
懐かしさと新しさが共存するまち/津山(つやま)市
津山市は緑が多く残るエリアと、歴史的建造物を活かした建物が並ぶ通りがあり、懐かしい雰囲気と近代的な雰囲気の両方を感じられるまちです。わたしが特に気になったのは津山市民の癒やしスポット「横野滝」。山の中に3つの滝があるのですが、滝までの歩道が森に囲まれていて気持ちがリフレッシュできます。3つの滝のひとつ、「二の滝」は落差15mほどで水量も多く、近づいてみると水しぶきが心地よく降ってくるのでマイナスイオンを感じられます。そんな横野滝で人気なのが4月29日の滝開きから11月まで行われるそうめん流し! こちらのそうめん流しは竹の筒につゆを入れて食べたり、終了の際に流れるミニトマトなど、ユニークな仕掛けも特徴です。現地の方に聞いたところ、ピーク時は3時間ほど待つこともあるそう……。でも、こんな気持ちの良いところで流しそうめんができるなら、待ってでも食べたくなりそうです。
自然と建物が共存するまち/真庭(まにわ)市
真庭市は蒜山(ひるぜん)三座の麓にあるまちで、まち並みの向こうには必ず山が見えます。自然と建物が共存するスポットの代表格のひとつが「GREENable HIRUZEN」です。建築家の隈研吾氏が設計した施設で、東京都晴海地区で一度活用された木造建築を移築したものです。敷地内の中心にあるパビリオン「風の葉」はCLTパネルという、ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料を使ったパネルを組み合わせて作られています。隙間が大きいですが、降雪時も難なく耐えられるそう。パビリオンの中は吹き抜ける風と人工芝の感触が気持ち良くていつまでもいたくなります。
歴史と伝統が息づくまち/美作市
美作市には、剣豪・宮本武蔵ゆかりの里や1200年に渡り人々に親しまれている湯郷温泉など、美作国の歴史を感じられるスポットが点在しています。なかでもわたしのイチオシは湯郷温泉街にある「現代玩具博物館・オルゴール夢館」。100年以上も前に作られたアンティークのオルゴールや、からくり人形約30点、おもちゃ約350点を展示している博物館です。オルゴールの展示室では実際に演奏を聞けるんです! 特に面白かったのはピエロの形をしたオルゴール。ランプに灯をつけて動かすと恋人宛の手紙を書きだします……が、途中で眠たくなってしまい首をかくかくさせるんです。こんな動きのオルゴール、見たことありません! おもちゃの展示室では世界各国のおもちゃで遊べます。わたしもスイスのネフ社製の積み木に挑戦したのですが、組み立てるのに苦戦しギブアップしました(笑)
更なる魅力は、ぜひ本誌でチェック!

ほかにもたくさん見どころがあるのですが、多すぎて語り切れないため、ぜひ本誌をチェックしてください! 本特集を読めば、美作国へきっと旅したくなるはずです。