福島県の桜の名所「三春町」に行くなら立ち寄ってほしいグルメスポット

全国のおすすめ女子旅を紹介する旅色LIKESライターのほしこです。先日推し活で福島県郡山市へ行ってきました。旅行ついでにふらっと訪れたお隣の三春町は桜の名所。例年4月上旬~4月中旬ころに桜の見頃を迎え、多くの方が訪れます。今回は、桜を見に行くなら巡ってほしいおすすめのグルメスポットの紹介です。
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福島県郡山駅から車で約20分の距離にある、三春町をご存知でしょうか。その町の名は春の花「ウメ」「モモ」「サクラ」が同じ時期に見られることに由来しています。なかでも「三春滝桜」は、根尾谷淡墨桜(岐阜県本巣市)、山高神代桜(山梨県北杜市)とともに日本三大桜として知られ、樹齢1000年を超える大きなシダレザクラです。三春滝桜以外にも町内には1万本も桜があり、名所によっては歩いて巡ることもできます。観桜期間中には臨時バスも運行しているので便利。今回は、せっかく三春町に行くなら立ち寄ってほしい、三春町と郡山市のおすすめスポットを紹介します。
三春町のおすすめスポット3選
地元民に愛される道の駅「三春の里田園生活館」
廃校を利用した複合施設で、宿泊施設や売店がある「田園生活館」。自然に囲まれたこの施設は地元で採れた新鮮な野菜を目当てに朝早くから地元の人が集まります。敷地内にはBBQができる施設や公園などもあり、なかでも「ジェラテリア・マッテオ」は福島の野菜や果物を使ったジェラートがいただけるお店です。どのフレーバーにするか悩んだ人も、最大4種類まで選べるのでご安心を!
◆三春の里田園生活館
住所:福島県田村郡三春町大字西方字石畑487-1
営業時間: 8:30~18:00(売店)、10:30~16:00(ジェラテリア・マッテオ)
定休日:年中無休
名物の分厚い三春三角油揚を食べるならココ! 「TO-FU Café おおはたや」

「えらべるランチ」で「油揚カツ」と「とうふカツ」をチョイスしました。
三春三角油揚は、全国的にも珍しい分厚い油揚げです。表面だけ揚げる厚揚げとは異なり、中までじっくり揚げるのが油揚げ。その分厚さで食べ応え満点です。おおはたやでは、三春三角油揚など、手作りの豆腐を使った料理を堪能することができます。大豆の濃さと甘さを存分に感じられるおかずは、ヘルシーながらボリューム満点です。豆乳はクリーミーで本当にミルクのようでした。
◆TO-FU Café おおはたや
住所:福島県田村郡三春町西方字石畑253
営業時間: 11:00~16:00(ランチは15:00まで)
定休日:年中無休
レトロでアメリカンな蔵カフェ「カフェーブリキイヌ」
三春城跡近くには「三春なかまち蔵」という、蔵を改装したお店が3棟並んでいます。そのうちの一つが「カフェーブリキイヌ」です。薬剤師さんが考えた身体にやさしい料理と、「ブリキコーヒープリン」(400円)が人気です。牛乳ビンに入ったコーヒープリンは滑らかな舌触りのクリーミーなプリン。やさしいコーヒーの香りがする看板メニューです。店内はブリキのおもちゃが並ぶレトロアメリカンな雰囲気で、ここが蔵だということを忘れてしまいそう。
◆カフェーブリキイヌ
住所:福島県田村郡三春町字中町4 二ノ蔵
電話:0247-61-6757
営業時間:平日 11:00~21:00(LO 20:00)、土曜日 8:00~21:00、日曜祝日 8:00~17:00
定休日:木曜日、第1水曜日
郡山駅周辺・地元の人に愛される名店2選
自家焙煎喫茶WEEKEND

安積国造神社(あさかくにつこじんじゃ)の裏手に位置するお店は、福島県会津出身の小川さんが2023年9月にオープンしたばかり。青い眼鏡がトレードマークの店主が一人で切盛りし、店内はこだわりがあちこちに散りばめられています。気さくな人柄に惹かれて、店主とおしゃべりしに訪れるお客さんも多く、アットホームな雰囲気でリラックスした時間が流れていました。
まず目を引くのが、店の外からも見える焙煎機。店名にもある「自家焙煎喫茶」のとおり、自ら焙煎した珈琲をいただくことができます。また、小川さんは定期的に読書会を開くという本好き。本棚には様々なジャンルの本が並びます。
コーヒーのお供には、店名の由来となった「ウィークエンドシトロン」がオススメ。バターがきいたしっとりとしたケーキにシトラスの香りがサッパリとして珈琲にもよく合います。手のひらサイズのケーキは、コーヒーを一杯飲むのにちょうどいい大きさ。しっかりお腹を満たしたい方には、「コンビーフサンドウィッチ」がおすすめ。
◆自家焙煎喫茶WEEKEND
住所:福島県郡山市清水台1-6-9
営業時間:火~木・土・日曜日 10:00~18:00、金曜日 12:00~21:00
定休日:月曜日
ケのハレ

自家焙煎喫茶WEEKENDでいただける焼き菓子やサンドウィッチを作っているお店を紹介してもらいました。それが「ケのハレ」です。「ケ(日常)の中で食べることでハレ(特別)な瞬間を感じて欲しい」という想いが詰まっているとのこと。お店に入るとふわっと甘い香りに包まれ、店主の古川さんが笑顔で迎えてくれます。

ショーケースには、古川さんイチ推し・種子島のきび糖を使ったマドレーヌやフィナンシェのほか、ナポリ発祥の焼き菓子「スフォリアテッラ」も並びます。何層にも重なったパイの内側にクリームが入ったスフォリアテッラを頂けるのは県内でここだけ。

店内には丸椅子が二つあり、イートインもできるようになっています。私は注文してからクリームを入れてくれるシュークリームをいただくことに。外のシューは程よくパリッとしてバニラが香るカスタードクリームとのバランスが最高。

オンラインショップ「ハレとケ デザイン舎」で販売予定
オンライン販売開始に向けて準備中というクッキー缶を見せてくれました。丸いクッキーに描かれているのは、店主の息子さん。ちょうどお店に現れた息子さんを指さして、「あの子がモデルなんです」と教えてくれました。店内で個別に購入可能なクッキーの詰め合わせは幸せがいっぱい詰まったかわいい缶は、手土産にきっと喜ばれる、素敵な一品です。
◆ケのハレ
住所:福島県郡山市堂前町18-2
営業時間:11:00~17:30(なくなり次第終了)
定休日:日・月曜日
その他:「えんどうのパン」と書かれた建物がお店
まだまだある! 郡山の見逃せないグルメ
「Blue Bird apartment.」はデザイン会社が経営するオシャレなカフェ。スイーツだけでなく、カレーやお酒もあるので、タイミングを選びません。期間限定ドリンクは、須賀川市・横田農園さんのオリジナル品種「甘園房(あまえんぼう)」というイチゴをつかった「イチゴミルク」。地元の素材を使ったメニューが食べられるのが嬉しいです。
「大友パン店」では郡山のご当地パン「クリームボックス」を。白くて甘いミルククリームが食パンにたっぷり塗られています。ご当地ドリンク「酪王カフェオレ」と合わせていただくのが定番です。郡山市内には各地に「クリームボックス」を扱う店があり、それぞれの味の違いもたのしんでも面白いと思います。
◆Blue Bird apartment.
住所:福島県郡山市清水台1-8-15
営業時間: 11:00~19:00
定休日: 年中無休
◆大友パン店
住所:福島県郡山市虎丸町24-9
電話:024-923-6536
営業時間:7:30~19:00(日曜日のみ18:00まで)
定休日:なし
さいごに
推し活で訪れた郡山からちょっと足を延ばすと、福島のソウルフードや、福島愛にあふれる店主が営む素敵なお店に出会えました。これから桜を見に三春町へ行かれる方も多いのではないでしょうか。東京から郡山まで新幹線で約1時間半、そこから三春町へは更に電車で約30分。せっかく遠出をするなら、おいしいグルメも探してみてください。きっと、より素敵な旅になるはずです。また「三春滝桜」の詳細は、みはる観光協会の公式HPをご覧ください。
◆三春滝桜
住所:福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296
期間:2024年未定
料金:500円 ※中学生以下無料