《岐阜編》
城山の高台からは、かつてこの地の主も眺めたであろう、四季折々に美しい古都の風景が広がる。そんな飛騨高山温泉の風情ある町並みを望む「宝生閣」は、「プロが選ぶ旅館・ホテル100選」に毎年ランクインする人気の湯宿。宿に流れるゆったりとした時間と温かなおもてなしは、久しぶりに故郷に帰ってきたような懐かしさを感じる。最上階にある露天風呂付客室と、湯あそび処「織姫」では、高山市内を望むパノラマを愉しみながら、ゆったりと温泉に浸かってリラックスしたひと時を過ごせる。
女性のなかには、自家用車を持っていない、運転免許を持っていないという理由でひとり旅に躊躇している人がいるかもしれません。鉄道でのアクセスがよい、もしくは送迎サービスのある宿を選び、あまり外に出かけずゆっくり過ごすなら、車なしでも全く問題ありません。また、「人が少ない場所だと女性一人の宿泊は不安」という人は、日帰りはいかがでしょう。食事と入浴がセットになっている温泉日帰りプランも増えています。
奥飛騨の緑豊かな山間に佇む、澄んだ空気が印象的な「寛ぎの舎 游」。豊富にあふれる新平湯温泉が宿の自慢。落ち着いた雰囲気の内湯のほか、露天風呂もあり、満点の星空を眺めながら静かに湯浴みを愉しむひと時はまさに至福。夕食は、上質な飛騨牛を使った焼肉やしゃぶしゃぶが味わえる郷土料理が並ぶ。季節の素材を盛り込んだ逸品ぞろいで、優雅な気分を味わえるだろう。その一方、館内にはところどころにかわいらしい小物が飾られ、心和ませる。そんな細やかなもてなしの心がうれしい。