玉貴は清流・寒河江川のほとりに佇む創業50年を誇る老舗料亭。四季の景色をうつす庭園や川のせせらぎを楽しみつつ、山形が誇る食材を使った会席料理がいただけます。料理は季節ごとの旬を大切にした「ひな膳料理」「山菜料理」「七夕料理」「きのこ料理」などが提供されるほか、通年でブランド和牛「月山和牛」を使ったコース料理も提供。好みに合わせて、山形の美味を堪能できます。館内では五節供など季節に合わせた飾りつけがされるので、目でも四季を感じられるのもうれしいところです。

[DATA]
住所／西川町間沢80-1
電話／0120-74-2364
時間／11:00～20:00
定休日／不定休

出羽三山に囲まれた寒河江ダムで、湖面から高さ112ｍまで吹き上がる月山湖大噴水。日本一といわれる噴射能力ですが、「112」をキーワードにさまざまな逸話があります。たとえば、寒河江ダムの高さ（堤高）が112m、ダムの横を通るのが国道112号線、寒河江ダムの竣工式の日時が11月2日11時20分など。現在、噴水が吹き上がるのは毎時ちょうど、1回の噴水時間は約10分間で、季節によって打ち上げパターンが変化します。夏はライトアップもされ、幻想的な風景が楽しめます。

[DATA]
住所／西川町砂子関八ッ楯沢158地先
電話／0237-74-4120（西川町役場建設水道課）
噴水時間／4月下旬～11月上旬　平日10:00～16:00、土・日・祝日10:00～17:00の1時間おき

明治29年創業の老舗酒造。人気の銘柄酒「一声（ひとこえ）」は、名水百選の月山水と高精白した米から造っており、すっきりとした香りとふくよかな味わいが特徴です。敷地内には、「月山の酒造資料館」が併設されており、酒造りに使われてきた伝統的な道具を展示し、昔ながらの日本酒の製造工程を紹介しています。館内ではいくつかのお酒が試飲できるほか、ここでしか味わえない幻のお酒も入手できるとか。旅の思い出にぜひどうぞ。

[DATA]
住所／西川町睦合丙674-2
電話／0237-74-2020
時間／9:00～16:30
定休日／12月下旬～3月末

「地元の果物を使ったお酒を」という県からの要請で、老舗酒造「千代寿虎屋」から独立。日本酒の醸造所だった趣ある建屋で1972年からワイン造りをスタートさせました。山形産の果実にこだわり、現在は自家農園や契約農家で栽培されたブドウや果物などの原料を使っています。定番の「月山山麓（白）」は果実を搾ったようなフレッシュな味わい。ほか、季節・数量限定のしぼりたて濁りワイン「ほいりげ」や、国内外で賞を受賞するプレミアムワインなども人気で、笛木さんも「どれにしようかな」とお土産選びに悩んでいました。

[DATA]
住所／西川町吉川79
電話／0237-74-4315
時間／平日9:00～17:00
定休日／不定休（土・日・祝日は要問い合わせ）

昭和4年、出羽三山へ参詣する行者を泊める宿として開業した出羽屋。今では、月山で収穫した天然ものを中心に、県内で採れたみずみずしい山菜や川魚がいただける山菜料理専門の宿として知られています。客室は、創業当時の趣が残る昔懐かしい部屋から、こだわりの建材で改築された和モダンの部屋、江戸期の蔵を移築した部屋などがあり、ゆったりと落ち着ける造りになっています。客室からは手入れの行き届いた日本庭園が望めるのもうれしいところ。お風呂は月山の天然水を沸かしており、肌に優しく湯上りはしっとりと潤います。食事のみの利用も可能です。

[DATA]
住所／西川町間沢58
電話／0237-74-2323
料金／16,500円～（1泊2食付）
定休日／火曜日

標高約1,984ｍを誇る月山を気軽に楽しめるリフトです。リフトで降りたところからさらに1時間半ほど登った山頂に、月山神社があり、伊弉諾命（いざなぎのみこと）の禊ぎの際に生まれたとされる月読命（つくよみのみこと）が祀られています。また、月山は雪深く、夏スキーのメッカとしても知られていますが、6月下旬からはグリーンシーズンとなり、高山植物が咲き誇るなか、「月山フラワートレッキング」を楽しむ人で賑わいます。夏でも残る雪渓を吹き渡る風は心地よく、まさに楽園の趣。リフトはグリーンシーズンに限り、往復乗ることができます。

[DATA]
住所／西川町月山沢字月山国有林　月山スキー場
電話／0237-75-2025（月山ペアリフト下駅）
時間／8:00～16:30
定休日／11月初旬～4月初旬、6月中旬の3日間（リフト架替作業のため）
料金／スキーシーズン１回600円、夏山リフト往復券1,100円（1回600円）

山岳信仰の聖地として、古より信仰を集めてきた出羽三山（でわさんざん）。その中心となる主峰が月山で、北に羽黒山、西南に湯殿山が連なります。羽黒山は現世の幸せを、月山は死後の安楽と往生を、湯殿山は生まれ変わった来世を、それぞれに祈る山とされ、三山めぐりを行う参拝者が今も絶えません。

月山を訪れる人々を癒す宿として栄えてきた老舗温泉宿。変若水（おちみず）とは若返りの水を意味し、月山に湧く温泉で心身共に若返ってもらいたい、という思いを込めて命名されました。四季折々の山菜料理や山里料理が人気で、食事処「雪恋」ではランチ営業も行っており、名物料理「月山山菜そば」（1,650円）が味わえます。30年ほど前に考案された月山山菜そばは、山菜やきのこがたっぷり入った鉄鍋に、茹であがったそばを入れながら食べる、身も心もほっこりできる懐かしい味わいです。

[DATA]
住所／西川町志津10
電話／0237-75-2222
時間／11:00～L.O. 13:30
定休日／不定休

約400年の歴史を誇る山形県の伝統工芸品・月山和紙を使ったあかりづくり体験が「旅館仙臺屋」でできます。きめ細かな素材を透けて伝わるほのかなあかりは、とても柔らかく幻想的。自分だけのオリジナル製品を作ってみましょう。体験教室では、月山和紙あかりアーティスト・せいのまゆみさんが丁寧に教えてくれるので、初心者でも安心して楽しめます。また、館内にはせいのさんの作品が随所に使われており、月山和紙の魅力に触れることができます。

[DATA]
住所／西川町志津22
電話／0237-75-2218
料金／あかりづくり体験1,000円～

山菜やきのこをはじめ西川町の特産品が揃い、地元食材を生かしたメニューが食べられるレストランなどがあり、旅の途中にも立ち寄りたい道の駅です。なんと地ビール「月山ビール」醸造工場を併設しており、レストランでは工場を眺めながらおいしいクラフトビールや、その麦汁を使ったソフトクリームが味わえます。ほか、牛肉の地ビール煮など、月山ビールを使ったグルメもおすすめ。敷地内には日帰り温泉施設もあるので、ゆっくり旅の汗を流すこともできます。

[DATA]
住所／西川町水沢2304
電話／0237-74-2100
時間／9:00～17:00
定休日／年末年始