【大人の社会科見学】飛行機を間近で体感できる「ANA Blue Hangar Tour」

子どもの頃、社会科見学がある日はわくわくしませんでしたか? いつも見ているものの詳細や施設の裏側を知ることができて好奇心が掻き立てられたものです。最近では、お菓子やお酒など幅広いジャンルの社会科見学ができ、子どもから大人まで楽しめます。今回は、LIKESメンバーの&ヨシカさんが航空会社のANAが開催する社会科見学ツアーを紹介してくれます。
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この記事を書いたメンバー

&ヨシカさん(1期生)
10年間和歌山の一ノ宮で巫女助勤をしていたことから、全国一ノ宮巡りをしています。 行き先の一ノ宮だけを決めて、交通手段・ホテル・ご当地グルメ・温泉・お土産などは基本事前リサーチなしで行き当たりばったりの旅スタイル! 1日で歩く歩数が30,000を超えることもしばしば。
安全な空の旅を陰で支える整備部門の裏側を知る

新整備場駅をでるとすぐそこが滑走路。
東京モノレールに乗って「新整備場駅」へ。ANA Blue Hangar Tourに参加してきました。ANAの整備部門の見学と本物の飛行機を間近で見ることができるツアーです。
新整備場駅の前は閑散としていますが、滑走路が近く飛行機が間近に見られ、轟音も聴けるので飛行機見学だけでも楽しめます。駅から歩いて徒歩約15分で会場に到着します。

到着してからは、空港と同じようなつくりの受付でチェックインします。

こちらはANA版。左上の雲に乗ったキツネがかわいい。
受付後、ツアーが始まるまではこの施設でしか買えないグッズや展示ホールを見て過ごします。私はANA好きなので欲しいグッズはありますが、物を増やしたくないので購入は我慢……。しかし最近販売し始めたANAと穴守稲荷とのコラボで作られた御朱印帳は購入してしまいました。写真はANA版で表紙に飛行機が描かれています。実は穴守稲荷版もあり、ツアーの前日に穴守稲荷神社に行きましたが完売していました。

さて、展示ホールにも入ってみましょう。飛行機の整備の一部を体験できる展示がたくさんあります。
私は工具を使うお仕事もしているので「工具の展示」エリアがお気に入り。様々な種類の工具に興味津々です。見たことのない工具もたくさんありました。展示を見ていると、普段目にする機会が少ない整備の仕事にはたくさんの知識と経験が必要だとよくわかります。ANAが保有する約300機を5,000人ほどの整備士がメンテナンスしています。整備士のみなさんがいるからこそ安全に目的地まで運んでもらえるので感謝です。
展示スペースに心を奪われていると、あっという間にツアー開始の時間になりました。まずはお話し会場で座学です。座席はチェックインの際に決められています。お話し会では、この後行く格納庫での注意点や、空港の豆知識などを聞きます。

1番驚きだったことは、羽田空港が世界一滑走路を多く持っているということでした。 空港に滑走路は4本しかないのに集中する時間帯は45秒に1機着陸します。風向きによって使う滑走路が限られるので少なすぎると感じてしまいました。整備士と同じく普段見ることのない管制官のみなさんの指示の細かさが伺えます。

格納庫に入ってすぐ3階から見える全体写真です。
ここには大小含め5台入ることが出来ます。奥に見える扉の高さが23mでFLYING HONU※1は入ることが出来ないらしいです。(そもそもフライングホヌは日本で整備しないらしいですが)
※1 2019年にデビューした成田空港とホノルルを結ぶ世界最大の旅客機。別名を「空飛ぶウミガメ」と呼ばれ、ウミガメの特別塗装がされている。
写真で見ると機材がたくさんあってどこからどこまでが飛行機かわかりませんが、翼がすごく薄い! 本物を間近で見ると機体の大きさもエンジンの轟音も迫力があります。また飛行機のお鼻の部分は気象レーダーで羽田空港からは大阪伊丹空港くらいまでの雲の様子がわかるみたいです! そういえば以前JALの格納庫に行ったときは冬で、夕方からの時間帯だととても夕日がきれいでいい写真が撮れたので冬にも来てみたいな。
◆ANA Blue Hangar Tour
住所:東京都大田区羽田空港3-5-4
定休日:土日祝日、年末年始
料金:無料
その他:要予約(見学希望日1か月前の同一日09:30から2営業日前まで)
※催行人数が決められています
※詳細は公式ホームページでご確認ください
最後に

格納庫のすぐ前は滑走路になっていて、どんどん飛行機が着陸していきます。
終始大好きな飛行機を目の前に、写真を撮るのに夢中になってしまい、アテンドの方の説明を聞き逃してしまうこともしばしばありましたが(笑)。他の航空会社の飛行機が着陸する度に機体の説明など丁寧にしてくれるので時間いっぱい楽しむことができます。またいつも同じ機体がここにいるわけではないですし、季節や時間帯によって撮れる写真も様々。アテンドの方によってお話する内容も違うと思うので定期的に参加したいツアーだと思いました。
今回紹介したツアーのほかに訓練施設を見学する「ANA Blue Base Tour」もあります。どちらのツアーも参加に予約が必要です。あまりの人気に一瞬で予約が埋まることもあるので、予約開始時間にはPCかスマホでスタンバイが必要です。
◆ANA Blue Base Tour
住所:東京都大田区羽田旭町10‐8 ANA Blue Base
定休日:水曜、土日祝日、年末年始
料金:小学生 500円、中高生 800円、大人 1,000円
その他:要予約(ツアー開催月の前月1日 10:00~)
※詳細は公式ホームページをご確認ください。