ホップ収穫、そしてホップ増し増し。京都府・丹後でひと味違うビール旅
目次
みなさーん、股の下からこんにちは(?) “ビールおねえさん”こと古賀麻里沙です。
今回は、天橋立で有名な京都府・丹後でのビール旅をお届けしたいと思います。ぜひ、今後の旅の参考にしてみてくださいね。丹後の旅の目的はそう、ホップ収穫! 広大なホップ圃場で汗を流し、地元の食材を使った料理とおいしいビールで乾杯する……そんな楽しいビール旅の始まりです。
“ヤマノウエ”で腹ごしらえ
体力勝負の1日なので、まずは腹ごしらえです。山を登ってやって来たのは、その名もズバリ「ヤマノウエ食堂」。ジビエ料理が有名なお店です。
鹿モモ肉の唐揚げを注文しました。
柔らかくてジューシー。臭みは全くありません。唐揚げというより牛肉のステーキのような印象で、旨味が一気に口の中に広がります。
ランチビールは「A SAISON IN TANGO」を。ベルギー出身の方がつくる本格的なセゾンスタイルです。シトラス系の甘い香りに小麦の柔らかなコク、甘みが最高にうまい! 爽やかな苦味と軽い飲み口で、肉料理との相性は抜群です。
ぷはーっ。今から汗を流すので、まずは水分補給ですね。ふふふ^^よーし、これで気合いは十分に入ったぞ。いざ、ホップ収穫へ。
◆ヤマノウエ食堂
住所:京都府与謝郡与謝野町温江1401
電話番号:0772-43-0860
営業時間:昼11:00~LO14:00、夜17:00~LO21:00(金・土曜日のみ)
定休日:日・月・火曜日※予約対応可
汗をかくって素晴らしい~!
与謝野のホップ圃場へやって来ました。本日はこちらで、ホップ収穫を体験します。帽子、手袋、カンガルーポケットを装着して、準備万端。
「暑いので適度にサボって、楽しんでください」
と、お茶目に注意事項を教えてくれたのは日本ビアジャーナリスト協会代表の藤原ヒロユキさん。2019年にこの場所でホップ栽培を始めて、今年で3年目だそうです。今日の目標はどのくらいか尋ねてみると……
「50kgです。ちなみにホップ1つで1gくらいです」
え!!!!!? ってことは5万個? 気が遠くなりますね(笑) 気合いを入れて私も頑張ることに。プチプチと軸の部分をちぎるようにして、ホップの実を収穫していきます。
これは、「チヌーク」という種類のホップ。アメリカ産のホップで、実を割ると柑橘系の強い香りが広がります。
ついつい収穫に夢中になり、気が付けばTシャツがびっしょり。目標には惜しくも届きませんでしたが、大量のホップが収穫できましたよ。
【ビール豆知識】ホップはベランダで育つ!?
「ホップはベランダでも育てられるよ」という情報を入手しました。通常、ホップは涼しくて乾燥している場所で栽培されます。8~9mほど伸びるので家庭では無理だと諦めていたんですが、東京の自宅、しかもベランダで育てている人も意外といるらしいのです。これはやるしかない! ということで、私も育て始めてみました。
「地下茎」と呼ばれる茎を土に植えて約2ヶ月、元気に育っています! 毎日ホップの成長を観察するのが楽しみになりました。
ホップ増し増しビールで乾杯
いっぱい汗をかいたので、ご褒美の乾杯タイムです。与謝野で獲れたホップを使ったビールで喉を潤します。
京都与謝野酒造の「涼風ゴールデン」。
うまい、うますぎる! 疲れた体にビールの刺激が染み渡っていきます。地元の食材をふんだんに使ったおつまみにも舌鼓を打ちながら、ビールをひとくち、ふたくち、さn……ゴクゴクゴクゴク。ぷっはぁ~もう止まりません。
このビールに、先ほど摘んだホップを投入してみます。
香りがすごい!!! 柑橘フレーバーが華やかに広がります。新鮮なホップの苦味がアクセントになって、ビールがよりおいしくなりました。汗を流しながら自分で摘んだホップを浮かべて飲むビール、贅沢だなぁ。
ひと味違うビール旅で、ホップの魅力にどっぷりハマりました
ホップ栽培は、毎日水をあげて、つるの巻きつき具合を見て、収穫は大がかり。高いところの実に至っては、クレーンに乗って摘むほど! ほんの一部をお手伝いさせていただいただけですが、ホップ栽培って肉体労働なんだなぁ~と実感させてもらいました。
でも、たまにはこんなビール旅も良いですよね♪ これから私はベランダのホップに愛情を注いで、日々成長を見守り続けたいと思います。来年の夏に、自宅でホップ増し増しビールを飲むのが目標です!
それではまた、次のビール旅でお会いしましょう!