国内外から観光客が集まり、賑わう大阪。
2025年に迫る大阪・関西万博に向けて、
その盛り上がりはどんどん加速中!
古さと新しさが混在するこのまちで、
レトロな商店街を巡ったり、
最先端のアートに出会ったり。
大阪出身の松村沙友理さんと一緒に、
ずっと“あたらしい”大阪を体感する旅へ!
写真/長谷波ロビン スタイリスト/鬼束香奈子
ヘアメイク/吉田真佐美 文/松澤都呼(旅色編集部)
※新型コロナウイルスの影響により、施設の営業状況が変更になっている場合があります。
最新の公式情報をご確認ください。






1丁目から6丁目まで全長2.6kmに及ぶ天神橋筋商店街。老舗の喫茶店やレストラン、衣料品店と多様な店舗が並びます。路地裏に入ると昔ながらのお好み焼き店や立ち飲みの店があったり、天満駅の北側「ぷららてんま・天満市場」の周辺・通称「裏天満」と呼ばれるエリアには、大量のちょうちんが吊るされたノスタルジックな空間も。大阪らしさが詰まったこの商店街で、買い物や散策を楽しんで。





商店街を散策

商店街の2丁目、賑わう通りの一角に、心身ともにゆったりとできる癒やしの空間「CAFE大阪茶会」はあります。壁際に並ぶ100種類以上の器からお気に入りを選び、飲み物を注文。鹿児島茶、朝宮茶、丹波茶、和歌山茶の4種から茶葉をセレクトし、挽きたての粉茶をお湯やお水で解いて、好みの濃さにします。松村さんは、一口含みホッとした様子で「渋みがなくておいしいし飲みやすい!」とご満悦。
CAFE大阪茶会
住所/大阪市北区天神橋2-1-25
電話/06-6755-4789
時間/イートイン:13:00~18:00(LO17:30)テイクアウト・物販:13:00~20:00
定休日/なし

お茶と合わせていただく北海道小豆のフリーズドライもおいしい


徒歩 約5分

インドのおかずやインドサラダもプレートに入っています


インドのお家ご飯をテーマにアレンジした、優しい味わいのスパイスカレーが食べられる「ガネーシュN」。2023年で9年目を迎え、土日には行列ができるほどの人気店です。アジアンテイストの店内は外からの陽が差し込み温かみのある空間。「おすすめは、あいがけ!」と気さくに教えてくれたオーナーによると、スパイスカレー発祥の地といわれる大阪にはたくさんカレー屋さんがあってみんな仲良しだそう。
ガネーシュN
住所/大阪市北区天神橋1-10-18
電話/080-3888-6868
時間/11:30~15:00、16:00~21:00※売り切れ次第終了
定休日/月曜日※祝日の場合は営業、臨時休業あり

落語家・六代 桂文枝が、いつでも落語を聞ける場所を作ろうと2006年に設立した「天満天神繁昌亭」。大阪天満宮の宮司が、商店街周辺の活性化につながるならと当時駐車場だった場所を提供し、多くの市民や商店街の人々から寄付を集め開業が実現しました。一門や所属事務所に関係なく若手も出演し、ネタを毎日変える人もいれば、怪談話を集めた夜席などもあり、朝席・昼席・夜席とそれぞれ違った楽しみ方ができます。
天満天神繁昌亭
住所/大阪市北区天神橋2-1-34
電話/06-6352-4874
昼席公演時間/13:30~16:10頃
昼席公演数/上記時間内に10本
昼席料金/大人:前売り2,500円、当日2,800円

ガネーシュNから
徒歩 約15分

大正11年に建てられたレトロな新井ビルの中に「五感 北浜本館」はあります。できうる限り国産で季節や素材にこだわったスイーツが並び、ふっくらと炊いた丹波の黒豆を米粉の生地で巻き上げた「お米の純生ルーロ」や、旬のフルーツならではのみずみずしさと素材の味わいが楽しめるケーキが人気。2階のサロンでは、優雅な雰囲気に浸りながらお茶やスイーツをいただけます。「お米の純生ルーロ」を一口頬張った松村さん。思わず「おいしい~」と幸せそうに頬を緩ませていました。
五感 北浜本館
住所/大阪市中央区今橋2-1-1 新井ビル
電話/06-4706-5160
時間/1F:10:00~19:00、2階サロン:10:00~19:00(LO18:00)
定休日/1月1~3日

その中から好きなもの選べます。2、3個選ぶ方が多いのだとか

完熟苺のショートケーキ(715円)、厳選茶葉の紅茶(880円)

徒歩 すぐ

堂島川と土佐掘川に挟まれている「中之島公園」。園内には310種類ほど、およそ3,700株からなるバラ園があり、5月中旬と10月中旬に見ごろを迎えます。壮麗な中央公会堂や大阪府立中之島図書館から、バラ園までの道は、広々としたスペースが続き開放感があって散策にピッタリです。園内にはカフェもあり、松村さんもコーヒーを片手にゆっくりとリバーサイドを散歩。きらめく水面を眺めながら、心地良い時間を過ごしました。
中之島公園
住所/大阪市北区中之島1
電話/06-6312-8121(北部公園事務所)
時間/常時開園



中之島公園内にあるこちらの建物は、「表参道ヒルズ」を手掛けた大阪出身の建築家・安藤忠雄氏が「こどもたちに多様な本を手にとってもらい、無限の創造力や好奇心を育んでほしい」との思いで寄贈した文化施設。コンクリート打ちっぱなしのスタイリッシュな外観とエントランスの「永遠の青春」がテーマの青リンゴオブジェに惹かれ、「さゆりんご」こと松村沙友理さん、記念にパシャリ。
こども本の森 中之島
住所/大阪市北区中之島1-1-28
電話/06-6204-0808
時間/9:30~17:00(入館方法は公式HPを確認)
休館日/月曜日(祝日の場合は開館、翌平日は休館)蔵書整理期間・年末年始
入館料/無料
徒歩 約20分


バリー・フラナガン作《ボウラー》と同じポーズ
19世紀後半から今日に至る国内外の代表的な美術・デザイン作品を、約6,000点も所蔵している「大阪中之島美術館」。入り口にあるインパクトの強い猫のオブジェと松村さんを撮影していると……「これ俺が作ったんだよね」。なんと、猫のオブジェの作者で現代美術作家のヤノベケンジさん御本人が登場(たまたま通りかかったのだそう!)。かつて広島藩の蔵屋敷で、すぐ前の堂島川から船を入れて荷揚げをしていたこの地にちなんで「SHIP’S CAT(船乗り猫)」を館の守り神にしたそうです。
大阪中之島美術館
住所/大阪市北区中之島4-3-1
電話/06-6479-0550
時間/10:00~17:00※展示室への入場は16:30まで
休館日/月曜日休館※祝日の場合は翌平日
料金/展覧会によって異なる

松村さんも「こんなことがあるんですね」と驚き

「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」、
6月25日までは開館1周年記念特別展
「佐伯祐三 ― 自画像としての風景」と
期間ごとに展示が変わります


佐伯祐三 ― 自画像としての風景(2023.04.15 – 06.25)展示風景

宮崎県直送の宮崎牛や当日市場で仕入れた新鮮な魚などの厳選した素材を鉄板焼きのコースで味わえる「創作鉄板焼蔵人」。素材のおいしさに加え、料理人の腕と手間がさらなる旨味を引き出します。肉や魚介に合うワインや熟成ビール、市場では見かけないウイスキーで作るハイボールなど、お酒のラインナップも豊富。
創作鉄板焼蔵人
住所/大阪市北区中之島3丁目1-2 レクシア中之島2F
電話/06-6486-9296
時間/昼:11:30~15:00(LO14:00)、夜:17:00~23:00(LO22:00)
定休日/日曜日



堂島川左岸に、デザインをテーマにしたミュージアムやカフェなどが連なる複合施設「NAKANOSHIMA BANKS(中之島バンクス)」にある「BAR BANKS」。大阪の真ん中に位置しながらも穏やかな空気が流れ、上質な大人の隠れ家的存在です。オープンテラスで川を抜ける爽風に涼みながら美しい夜景とともに、静かに好みのお酒を楽しむのがおすすめ。
BAR BANKS
住所/大阪市北区中之島5-3-60 2F
電話/06-6445-7705
時間/月~土:19:00〜26:00、日祝:19:00~24:00
定休日/不定休
トップス8,690円(LILLIAN CARAT/03-4578-3338)、スカート11,550円(COCO DEAL/03-4578-3421)、バッグ11,880円(SeaRoomlynn/06-6804-6844)、イヤリング2,200円、リング1,870円(Jemica/03-6457-7791)その他スタイリスト私物