
東京の下町・浅草は、平日・休日問わず多くの観光客が訪れる場所です。普段着でふらっと食べ歩きを楽しむ方も多いですが、着物レンタル店を利用し、衣装を変えて出かけてみましょう。江戸時代の風情が残る通りや重要文化財に登録されている史跡などを着物姿で巡れば、タイムスリップした気分を味わえるはず。さらに、人力車も活用すれば気分がますます高まります。

- えびす屋浅草店
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住所/東京都台東区浅草1-34-2
電話/03-3847-4443
時間/9:30~18:00(シーズンにより変動)
※架電後、お迎え有
定休日/無休
- 浅草寺雷門の参道・仲見世通りと直角に交わる全長約200mの商店街。通りには瓦を使った建物や伝統工芸品・江戸切子が買える店、100年以上続く老舗の和装履物屋などが建ち並び、足を一歩踏み入れると江戸時代にタイムスリップしたような感覚に。Hugoさんは「着物で歩くと、さらに浅草の町に溶け込めて楽しいです」とテンションが上がっていました。建物の周りをよく見ると、町を騒がせた盗賊「鼠小僧」や5人の大泥棒「白浪五人男」の人形も見つけられるので、ぜひ探してみて。

- 元和4(1618)年に建立した浅草寺の東に建つ門。江戸時代初期の古建築として国の重要文化財にも指定され、仏教の四天王として知られる守護神、持国天(じこくてん)と増長天(ぞうちょうてん)が安置されています。門の前で記念撮影ができるので、人力車で巡るスポットとしても大人気。ペピさんは「朱塗りの門は着物がよく映えますね」と満面の笑みを浮かべていました。

着物で浅草を旅するのは初めてでした。人力車にも乗っていたので目立っていたからか、周りの方が手を振ってくださって……。自然と笑顔になれますし、町の温かさにも触れられるので、いつもより充実感のある旅になりました。着物は窮屈なイメージもありますが、実はとても歩きやすいので、試してほしいです。
「形から入る」という言葉があるように、着物で観光するだけで日本の伝統文化を肌で感じられますし、浅草の町により一層浸れました。男性は着物で旅をする機会が少ないかもしれませんが、歴史ある場所に訪れる際はぜひ、着ていただきたいです。

誕生日や記念日、お祝い事など、高級感のあるお出かけをしたいならクルーズ船がおすすめ。ドレスコードのない船もありますが、あえてキレイめなワンピースを着たり、ジャケットを羽織ったりと、いつもより上品な服装で乗船してみましょう。特別なお出かけが、さらに思い出深くなるはずです。

- シンフォニークルーズ
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住所/東京都港区海岸2-7-104
電話/03-3798-8101 ※レストラン予約
10:00〜18:00
時間/ランチクルーズ11:50~14:00、アフタヌーンクルーズ15:00~15:50、サンセットクルーズ16:20~18:20、ディナークルーズ19:00~21:30 ※運航状況により変動あり
定休日/無休
- シンフォニークルーズはランチ、アフタヌーン、サンセット、ディナーと1日に4便ありますが、なかでも景色がきれいなのはサンセットクルーズ。東京湾が夕日に照らされて煌めく姿に目を奪われます。金子さんは「海の上から見る夕日は格別です。上品なワンピースを着るとさらに非日常感を味わえます」とうっとりした表情を浮かべていました。

- 航路がハート型を描くことから、2006年に『恋人の聖地サテライト』に選定されたシンフォニークルーズ。オープンデッキには記念プレートと舵輪が置かれ、船長になりきって記念撮影ができます。「気合いを入れた服を着ると、写真も積極的に撮りたくなりますね」と武田さん。ほかにも、ショップで購入できる「愛鍵」を施錠して二人の愛を深め記念撮影を楽しむエリアや、乗船前に船の前で写真が撮れる場所などが盛りだくさん。着飾った姿で思い出を写真に残してみて。

私は旅行に行くとき、訪れるスポットに合わせて洋服を何着も持参します。その方が特別な日になりますし、服にも思い出が詰まっていいですよね。今回のクルージングは本当に楽しかったので、ワンピースを見る度に思い出します。旅は、着飾ることでこんなにも満足度が高くなるんだということを、皆さんにもぜひ、味わっていただきたいです。
普段はゆるっとしたシルエットの服を着ることが多いですが、ジャケットを羽織ったり、革靴を履いたりするとスイッチが入り、普段は足を踏み出せない場所でも行きやすくなります。初めてのクルーズ船でも、衣装が変わるだけで緊張感なく過ごせますよ。