【北海道・日帰り】札幌駅から2時間以内!2024年おすすめの美術館・博物館17選

【北海道・日帰り】札幌駅から2時間以内!2024年おすすめの美術館・博物館17選

美術館・博物館

2024/01/16更新

北海道で芸術鑑賞を考えているなら、まずは札幌の美術館に足を運ぶのがおすすめ。ただ利便性が高いだけでなく、ガラスや彫刻、絵画など多岐にわたるジャンルの名品・逸品が丁寧に展示されており、見ているだけで心が躍る空間になっているんです。この記事では札幌市内の美術館を中心に、札幌駅から2時間以内でアクセスできるおすすめの北海道美術館や札幌市内の博物館、資料館、ミュージアムなどをエリア別にご紹介します!

【中央区】本郷新記念札幌彫刻美術館

彫刻家である本郷新の作品を展示

中央区宮の森にある「本郷新記念札幌彫刻美術館」は、静かな住宅街にたたずむ小さな美術館。札幌生まれで、戦後日本を代表する彫刻家の本郷新(ほんごうしん)の作品1,800点余りを所蔵し、展示しています。本郷新が特に力を注いだといわれている野外彫刻作品は、「広島平和記念公園」や「大阪市中之島公園」など日本各地に設置されています。

【中央区】札幌大通地下ギャラリー500m美術館

地下コンコースにあるアートギャラリー

駅と駅を結ぶ地下コンコースが会場になっている「札幌大通地下ギャラリー500m美術館」は、歩きながら無料で楽しめるアートスポットです。駅内の通路にあるギャラリーとしては、日本で最長級の施設。札幌のアーティストの作品を中心に展示しているほか、国内外の芸術文化を発信しており、札幌市民が気軽に芸術作品に触れられる場になっています。

【中央区】小原道城書道美術館

墨の香りにひたりながら書を楽しめる

中央区北2条西にある「小原道城書道美術館」は、地下鉄の大通り駅から徒歩約5分の場所にある書の美術館。書道の楽しさを体感してほしいという思いから、書家の小原道城(こはらどうじょう)によって設立されました。書道の魅力をより多くの方に知ってもらうため、書・水墨画・拓本などテーマに分けた企画展示を定期的に開催。作品に直に触れることで、書道文化の奥深さを知ることができますよ。

【中央区】ギャラリー大通美術館

赤い屋根が目印の美術館

中央区大通西にある「ギャラリー大通美術館」は、絵画関係の教室やサークルなどの展示会会場として使われている美術館です。館内は5つのブロックに分けられており、それぞれ個展作品や絵画教室の発表作品が展示されています。ほとんどの展示会は入場無料で行われているので、誰でも気軽に芸術に触れられるのが魅力。札幌の人気観光スポットである「大通公園」の近くにある美術館なので、観光がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

【中央区】北海道立三岸好太郎美術館(mima)

画家である三岸好太郎の作品を展示

中央区北2条西にある「北海道立三岸好太郎美術館(mima)」は、札幌出身の画家・三岸好太郎(みぎしこうたろう)の作品の展示や研究などを行っている美術館。建物は三岸好太郎が亡くなる直前まで構想していたアトリエのイメージを取り入れたデザインになっています。美術館では油彩や水彩、版画など三好幸太郎の代表作の展示を中心に、音楽会や講演会など、多彩なイベントを開催。館内にはカフェもあり、窓から見える美しい知事公館の庭園を眺めながら休憩することもできますよ。

【南区】札幌芸術の森美術館

約1,500点の作品を所蔵

南区にある「札幌芸術の森美術館」は、複合文化施設内にある美術館。札幌にゆかりのある作家の作品・国内外の優れた作品・森に関わる作品という3つの方針によって収集した作品を、約1,500点所蔵しています。館内のミュージアムショップでは、ここでしか手に入らないオリジナルグッズや作品などが販売されているので、お土産にいかがでしょうか。

【南区】札幌芸術の森野外美術館

さまざまな彫刻作品を野外で展示

複合文化施設内にある「札幌芸術の森野外美術館」は、緑に囲まれた場所にある美術館。7.5ヘクタールもの広大な土地には、現代を代表する彫刻作品などが野外に展示してあります。四季折々の植物を背景に彫刻鑑賞ができるのは、ここならではの楽しみ方。自然と芸術鑑賞、それぞれから秋を感じられるのが魅力です。

【南区】関口雄揮記念美術館

日本画家の関口雄揮の作品を所蔵

南区常盤3条にある「関口雄揮記念美術館」は、日本画家である関口雄揮(せきぐちゆうき)の作品を所蔵している美術館。作品展示のほか、北海道全体の芸術文化振興を目的とした企画展も定期的に行われています。建物は、周辺の豊かな自然と調和するシックなデザインになっており、結婚式会場などとしても解放しています。鑑賞の合間に、美術館前庭の自然豊かな風景を眺めながら、併設しているカフェでのんびり過ごすのもおすすめです。

《番外編①》札幌駅から2時間以内で行けるおすすめの日帰り美術館

【小樽市】北一ヴェネツィア美術館

ガラスの街で世界最高峰の技術を堪能

ヴェネツィアにある宮殿をモデルにして作られた北一ヴェネツィア美術館。札幌駅からは車・公共機関ともに約45分でアクセスでき、日帰りでの小樽観光や札幌からの日帰り旅行にもおすすめのデート・観光スポットです。世界最高峰の技術を継承してきたヴェネチアガラスを収集・展示しており、多彩なジャンルのガラス作品を堪能できますよ。ガラスモザイクで制作された名画の特別企画展やイベントなども定期的に開催しています。

18世紀のイタリアへタイムスリップ

こちらの美術館は内装から展示品、家具調度品に至るまでヴェネツィアン・スタイルで統一し、18世紀の貴族の暮らしを再現しているのも特徴。館内では18世紀スタイルのイタリア製ドレスを着て記念撮影もできます。男性用の衣装も用意されているので、家族やカップルで素敵な一枚を残せますよ。

  • 北一ヴェネツィア美術館

    北海道|小樽市

    ヴェネツィアンガラスを一堂に

    ヴェネツィアに現存する宮殿がモデル。故ダイアナ妃が実際に乗ったゴンドラや色鮮やかなヴェネツィアン・ガラスを展示する。イタリア製ドレスを着て記念撮影もできる。

    住所:北海道小樽市堺町5-27

    アクセス:JR函館本線南小樽駅から徒歩10分

    営業時間:通年9:00~17:00(閉館17:30)、1階ミュージアムショップは9:00~18:00、状況により変動あり

【小樽市】小樽芸術村

4つの美術館からなる小樽屈指の芸術村

ステンドグラス美術館、旧三井銀行小樽支店、似鳥美術館、そして2022年4月にオープンしたばかりの西洋美術館の4つの施設で構成されている小樽芸術村。こちらの美術館も北一ヴェネツィア美術館同様札幌駅から約45分の場所にあり、日帰りで足を運ぶのにもおすすめの観光スポットです。どの建物も1900年代前半に建てられた趣のある建築物で、レトロな雰囲気が体験できます。

それぞれの施設で繊細かつ優美な芸術作品を堪能

それぞれの美術館毎に全く違った雰囲気と作品を堪能できる小樽芸術村。ステンドグラス美術館では19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで実際に使われていたステンドグラスが展示。かつて「北日本一の経済都市」と言われた小樽の繁栄を今に残し、細部にまで細かな意匠が見られる旧三井銀行小樽支店や銀行ホールだった館内を改築し日本画、洋画、木彫りなどを展示している似鳥美術館、19世紀後半から20世紀初頭に制作されたステンドグラスをはじめ、ガラス細工や西洋芸術品がみられる西洋美術館で心ゆくまで芸術巡りしていきましょう。

  • 小樽芸術村

    北海道|小樽市

    歴史ある建物で近現代のアートを鑑賞

    旧三井銀行小樽支店、似鳥美術館、ステンドグラス美術館の3つの施設からなる芸術村。それぞれの建物は歴史的建造物を活用しており、趣のある建築と貴重な美術品を同時に堪能できる。ミュージアムショップは入場無料。

    住所:北海道小樽市色内1丁目3-1

    アクセス:JR函館本線小樽駅から徒歩10分

    営業時間:通年9:30~17:00(4~11月は10:00~16:00)

《番外編②》札幌駅から2時間以内で行けるおすすめの日帰り博物館・資料館・ミュージアム

【札幌市】サッポロビール博物館

日本を代表する老舗ブランドビールの博物館

札幌駅から車で10分弱、歩いて約25分ほどの場所にあるサッポロビール博物館は、言わずとしれた札幌の定番日帰り観光地。季節ごとに表情を変えるレンガ作りの外観は北海道遺産にも認定されており、札幌観光で外せないフォトジェニックスポットの一つです。会社の歴史を詳しく解説する「プレミアムツアー」(有料)ではここだけの復刻ビールも飲酒可能。

ここでしか飲めない限定ビールも人気

サッポロビール博物館では、さきほどご紹介したプレミアムツアー以外にも無料で自由に見学できるコースも。さらにツアーに参加すると北海道限定生ビールを含んだ3種類のビールが味わえるスターホールも利用でき、お酒好きの方にはたまらない観光スポットとなっています。ノンアルコールビールやソフトドリンクもあるので、お酒が苦手な方にもおすすめ。

  • サッポロビール博物館

    北海道|札幌市東区

    開拓時代から始まったビールの歴史を学ぶ

    日本のビール会社の先駆けとなった開拓使麦酒醸造所。現在にいたる140年余りの歴史と成長の軌跡について、詳しく解説している。

    住所:北海道札幌市東区北七条東9丁目1-1

    アクセス:JR函館本線苗穂駅から徒歩8分

    営業時間:通年11:00~17:30(閉館18:00、要確認)、プレミアムツアーは11:30~16:30

【札幌市】千歳鶴 酒ミュージアム

札幌唯一の酒蔵で大人気の地酒を試飲

お酒が好きな人は、先ほどご紹介したサッポロビール博物館と合わせてこちらのミュージアムにも立ち寄ってみませんか? 札幌駅やサッポロビール博物館から徒歩で約30分、公共機関を使うと約25分で到着する千歳鶴 酒ミュージアムも札幌では大人気の日帰り観光スポット。札幌唯一の地酒「千歳鶴」の酒蔵兼直営販売店で、これまでの酒蔵の歩みだけでなく地酒を仕込む工程をミニチュアで眺めることも出来ます。

子どもやドライバーにも嬉しい特製ソフトクリームも必見

千歳鶴 酒ミュージアムでは、蔵元限定酒やその場で瓶に詰めて販売してくれる生酒なども販売しており札幌観光のお土産にも大人気。さらに館内にある休みどころでは、酒粕と北海道産の牛乳を使用した特性ソフトクリームも販売。甘さは控えめで酒粕の風味がしっかり出ているのが特徴です。アルコールが入っていないため、運転手や子どもでも美味しくいただけますよ。

  • 千歳鶴 酒ミュージアム

    北海道|札幌市中央区

    展示や試飲で酒の魅力を発信

    札幌唯一の酒蔵「千歳鶴」の酒と文化をテーマにした蔵元直売店。歴史展示コーナーや試飲カウンターを設けるほか、蔵元限定酒や季節限定酒なども販売する。

    住所:北海道札幌市中央区南三条東5丁目1

    アクセス:地下鉄バスセンター前駅から徒歩5分

    営業時間:通年10:00~18:00(閉館)

【旭川市】男山酒造り資料館

北海道屈指の人気を誇る地酒の蔵元兼資料館

日本酒や地酒派の方におすすめしたい日帰り資料館がこちらの男山酒造り資料館。350年以上の歴史を誇る地酒「男山」の蔵元にあり、札幌駅からは車で約120分、公共機関を使うと最短約135分でアクセスできます。昔のお酒作りの道具や日本酒の製造工程と男山の歴史を映したVTR、男山の由来などを裏付ける江戸時代の貴重な文献などを展示。仕込みの時期には酒造りの様子も一部みられますよ。

季節・蔵元限定の地酒や仕込み水なども堪能できる

男山酒造り資料舘には試飲・売店コーナーも併設。蔵元限定の日本酒や酒器などの限定グッズも多数あり、北海道観光のお土産にもピッタリです。さらに「延命長寿の水」と呼ばれている男山の仕込水を無料で持ち帰られたり、季節の花が先ほどる日本庭園があったりと見どころがもりだくさん。資料館の入場料が無料なのも嬉しいポイントです。

  • 男山酒造り資料館

    北海道|旭川市

    江戸時代からの酒の歴史も学べる博物館

    旭川を代表する地酒“男山”の蔵元にあり、酒に関する資料を展示。冬期の仕込み時期には、その日の朝しぼったばかりの酒の試飲もできる。みやげコーナーも併設。

    住所:北海道旭川市永山二条7丁目1-33

    アクセス:JR函館本線旭川駅から道北バス永山13丁目行きで20分、永山2条6丁目下車、徒歩3分

    営業時間:通年 9:00~17:00(閉館)

札幌の美術館巡りは秋を満喫できる!

札幌の美術館は、館内でゆっくり絵画鑑賞ができたり、散策しながら壮大な野外作品に触れられたりと、さまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。ミュージアムショップが併設されているところも多いので、おすすめの美術館を巡った際は、そこのオリジナルグッズを購入すると思い出になるかもしれません。札幌へお出かけの際は、本記事を参考にして、自然や芸術から秋を堪能してみてくださいね。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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