【城崎温泉周辺観光】人気の7つの外湯めぐりを満喫! 一緒に巡りたいスポット11選

2024/01/24

【城崎温泉周辺観光】人気の7つの外湯めぐりを満喫! 一緒に巡りたいスポット11選

外湯めぐりで有名な「城崎温泉(きのさきおんせん)」。外湯めぐりができるのは、合計7つの温泉施設です。温泉の泉質はどれも同じですが、施設ごとに異なる特徴があります。そこで当記事を参考に、事前にどこへ行くのかを決めておくことがおすすめです。また、城崎温泉へ訪れたら合わせて楽しみたい観光施設もご紹介しますので、こちらにもぜひ立ち寄ってみてください。

お得なチケットを利用

日帰りで湯めぐりを楽しむ場合は、各外湯の窓口で購入できる「1日入浴パスポート(通称:ゆめぱ)」がおすすめです。大人1,500円、子ども750円で7つの外湯に入り放題。思う存分外湯めぐりができるので、2カ所以上巡る場合はお得になります。

外湯巡りの持ち物は?

タオルは持参するようにしましょう。各外湯には、無料で使用できるバスタオルやフェイスタオルは設置されていません。各外湯の受付でタオルのレンタル、もしくは購入が可能です。また、フェイスタオルを一枚、体拭き用として用意しておくと脱衣所をぬらさずに済むのでこちらも忘れずに。

城崎温泉の外湯

まずは、7つの外湯をご紹介します。

鴻の湯

庭園露天風呂が魅力

「鴻の湯(こうのゆ)」は、約1400年前にコウノトリが足の傷を癒やしていたところに温泉が湧き出していたことが由来で名づけられました。つつじと松の木を眺めながら入浴できる庭園露天風呂が人気で、特に雪の季節は雪見風呂が楽しめます。幸運を招く湯だとされており、不老長寿や夫婦円満という御利益があるそう。また鴻の湯の近くには温泉卵を作ることができる場所もあるので、ぜひセットで楽しんでみてください。

まんだら湯

人生の節目や勝負事の前に訪れると幸運を呼び込める

「まんだら湯」は、個性的な寺院風の屋根が印象的な温泉施設です。717年に温泉寺の開祖・道智(どうち)上人が、一千日間に渡って八曼陀羅経(はちまんだらきょう)というお経を唱え祈願していたところ、温泉が湧き出したと伝えられています。「一生一願の湯」として知られており、人生節目のタイミングや、大切な勝負事の前に利用すると、幸運を呼び込めると評判があります。また露天にある陶器製の桶風呂が人気で、四季折々の景観を眺めながら入浴できますよ。

御所の湯

四季折々の景観を味わう

湯の里通りある「御所の湯(ごしょのゆ)」は、年間約30万人が訪れる人気の外湯です。荘厳な外観で佇む風格は、思わず足を止めてしまう風格。「美人の湯」でも知られるこちらの温泉は、内風呂と露天風呂が一体になったような開放的な造りが特徴です。館内は但馬(たじま)の山々をイメージした近畿豆桜、三葉つつじ、橘などの植栽が施されています。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の自然美を味わえますよ。良縁成就・火伏防災などの御利益があるとされています。

一の湯

名物は裏山の天然の岩を利用した洞窟風呂

温泉街のほぼ中心に位置している「一の湯(いちのゆ)」。江戸中期の医師・香川修徳(しゅうとく)氏がその著「薬選」の中で当時は新湯という名前だったこの湯を、天下一と推賞したことから名づけられました。歌舞伎座を思わせる(桃山方式の)建物で、城崎温泉の象徴ともいえる佇まいです。名物は洞窟風呂。裏山の天然の岩を利用した造りで、半露天になっています。こちらは家族風呂や休憩室があり、外には足湯も完備。開運招福の湯ともされており、合格祈願・交通安全、開運招福の湯としても知られています。

柳湯

あつ湯と浴槽の深さが特徴的

中国の西湖から移植した柳の木の下から湧き出たことから「柳湯(やなぎゆ)」と名付けられました。外湯の中では一番小さな温泉ですが、風情があり温もり感じる温泉です。こちらの湯は、外傷やはれものに効果があったといわれています。また子授安産、子授けの湯としても知られています。お風呂は深く、小さいお子さんだと頭まで浸かってしまうほど。お子さんと入るときは目を離さないよう、注意してくださいね。そしてお湯の熱さも特徴で、「あつ湯」としても有名です。表玄関と裏玄関には足湯も完備しています。

地蔵湯

外湯で唯一、子ども風呂を完備

かつて、この湯の泉源から地蔵尊が出たことから、「地蔵湯(じぞうゆ)」と名付けられました。こちらは、灯篭をイメージした外観、「玄武洞」を表現した六角形の窓枠など、和モダンな雰囲気漂う外湯です。温泉は広めの内湯などがあります。外湯で唯一の子ども風呂があるのでファミリーものんびり楽しめるのがうれしいですね。江戸時代から多くの村民に親しまれており、現代においても庶民的でローカルなムードを味わうことができますよ。また、家内安全・水子供養、衆生救いの湯としても知られています。

さとの湯

エキゾチックな雰囲気漂う温泉

城崎温泉駅からすぐ近くにある「さとの湯」は、“ふれあいの湯”として親しまれている温泉です。施設が広く、滝の音やハーブの香りがエキゾチックな雰囲気を漂わせる現代風のあしらいが特徴。また、近くを流れる円山川を望める露天風呂や、サウナなど、設備も充実しています。さらに、入り口には足湯もあり、こちらは誰でも無料で入れるので、電車の待ち時間などに立ち寄るのにも最適です。

城崎温泉街周辺の観光スポット

城崎温泉に来たら、ここは行っておきたい定番観光スポットをピックアップ!

城崎温泉ロープウェイ

山頂から温泉街を一望する

中間駅を持つ「城崎温泉ロープウェイ」。城崎温泉駅から中間の温泉寺駅を経て大師山頂駅まで、約7分間の空中散歩が楽しめます。中間には国の重要文化財に指定された温泉寺が。ロープウェイは、温泉街の奥にある大師山にかかり、春夏の新緑や秋の紅葉、冬の雪景色など四季折々の表情と山頂からの眺望を味わえますよ。山頂では、城崎の町並みと遠くに日本海と絶景を一望。またテラスカフェでは、おいしいコーヒーを飲みながらほっと一息を。ほかにも、子どもが遊べる遊具も設置されており、家族連れも楽しむことができますよ。

末代山 温泉寺

温泉に入ることのできるお寺

「末代山 温泉寺(まつだいさん おんせんじ)」は720(養老4)年に城崎温泉を開いた道智上人により738(天平10)年に開創された古刹です。かつては温泉に入湯する前に参拝し、お湯に感謝して入湯することが作法とされていたそう。こちらは全国でも珍しい、温泉に入ることのできるお寺で、「薬師湯」は薄いエメラルドグリーンの色が特徴的な温泉です。また、毎月13日には、誰でも無料で参加できる座禅会も行われているので、興味のある方はぜひ参加してみてください。

城崎美術館

温泉寺の寺宝を鑑賞できる

末代山 温泉寺境内に建つ「城崎美術館」。こちらでは、1971(昭和46)年の開設以来、寺所蔵の鎌倉時代を中心とする仏教関係の古文化財を多数展示しています。それらに加え、円山川流域の遺跡から出土した、縄文時代・弥生時代・古墳時代の遺物(埋蔵文化財)も展示。見どころが多く弥生古墳時代から現代にいたる城崎の生活文化と芸術を体感しながら鑑賞できるスポットです。

城崎マリンワールド

日和山海岸の体験型水族館

水深約12mの大水槽でのダイバーとの交信やイルカ・アシカショーなどが楽しめる体験型の水族館が「城崎マリンワールド」です。ドーナツ型の巨大水槽と最新映像技術を駆使した360度の映像を組み合わせたアトラクション「フィッシュダンス」は必見。また水族館の裏側を見るバックヤードツアーも開催しており、ダイブゾーンの「ロック・フィールド」や「ドルフィンコープ」では、海の生き物を手にとったり、イルカと触れ合ったりすることもできます。またアジを釣って天ぷらにして食べられるフィッシングなど、ユニークな催しがあり、さまざまな楽しみ方ができるスポットです。

おわりに

城崎温泉の観光では、歴史と自然の調和が楽しめる特別な体験が可能です。外湯めぐりでは良質な湯を体感しながら、心身ともにリフレッシュする贅沢な時間が待っていますよ。ぜひ7つの外湯めぐりと合わせて、周辺の観光スポットにも立ち寄ってみてくださいね。

旅色編集部 いたがき

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記事企画・監修:旅色編集部 いたがき

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