夏・延長戦! 沖縄で楽しむダイビングとクラフトビール
目次
こんにちは! “ビールおねえさん”こと古賀麻里沙です。
もうすっかり肌寒くなりましたが、10月の終わりに沖縄で夏の続きを楽しんできました。美しく広がる海! 空! そして個性豊かなクラフトビールたち!!! 東京からでも月1で通いたくなるくらいに魅了された沖縄旅を余すことなくお伝えします♪
まずは港の猫たちにご挨拶の乾杯
沖縄といえばやっぱりこれですよね。言わずと知れたオリオンビール! 海を眺めながら……乾杯!
スッキリとした軽い飲み口にキレのある後味。沖縄の最初の一杯に相応しすぎます。海風を全身に感じながら飲むビールは格別ですね^^ (それにしても風、強いなぁ)
このオリオンビールは首里城再建支援デザイン! 1本の売り上げにつき、3円が首里城復興の活動費用に充てられるそうです。
……おっ! ビールを飲んでいるとかわいい猫たちが集まってきましたよ。
こんにちは。今日からお世話になりまーす。
すりすり近寄ってきてクンクン。え、ビールが欲しいの? 一緒に乾杯したいのは山々だけど、ダメダメ。水がめに落ちて溺れちゃいますよ。
ビール豆知識①猫とビール
猫とビールといえば、夏目漱石の「吾輩は猫である」を思い出します。「吾輩は猫である。名前はまだない。」という文章から始まり、最後は人間の飲み残したビールを飲んで酔っ払い、水がめに落ちて溺れて死んでしまいます。切ない最期です。物語にビールを登場させている漱石ですが、実は彼は下戸だったんだそうです。ビール一杯で顔が真っ赤になり、火照って町を歩けないほどだったとか。もしも漱石がお酒好きだったら、物語のラストは変わっていたかもしれませんよね。
地元民にも愛される老舗沖縄料理店「ゆうなんぎい」
しばらく散歩をしていたらお腹がすいてきたので、沖縄料理を求めて「ゆうなんぎい」にやってきました! 行列ができるほどの人気店です。店名の「ゆうなんぎい」とは、黄色やピンクの可愛らしい花を咲かせる、沖縄の木の名前だそうですよ。
お箸でほろりと崩れるほど柔らかく煮込まれたラフテー!
甘辛ダレがしみしみ。美しく照り輝いていて、見た目も美味しい!
優しい甘みのジーマミー豆腐に、もずくとゴーヤの天ぷらに、海の香りをたっぷりと感じられるイカスミの焼きそば…お腹がはちきれそうなくらいに食べちゃいました。外はサックリ、中はほくほくの「グルクンの唐揚げ」もいただきましたよ。「グルクン」とはタカサゴの方言で、沖縄の「県魚」のことです。
沖縄の料理はしっかりめ味付けのものが多いので、さっぱりとした飲み口のオリオンビールは相性抜群! 首里城再建のためにも……オリオンビールもう1本くださーい♪
◆ゆうなんぎい
住所:沖縄県那覇市久茂地3-3-3
電話番号:098-867-3765
営業時間:昼12:00~15:00、夜17:30~22:30
定休日:日・祝日
沖縄豆知識“うめーし”
どこのお店に入っても目にする“うめーし”という言葉。よっぽど味に自信があるんだろうなぁ、と思っていたのですが……勘違いでした!
「うまい」という意味ではなく、沖縄の方言で「お箸」のことを「うめーし」と呼ぶんだそう! たしかに、だから箸袋に書いてあるんですね。納得。でも、どれもこれも美味しいから、うまいって意味でもあながち間違いじゃないかもしれません(笑)
青い海! カラフルな魚! いざ、ダーイブ!!
今回の旅の目的はクラフトビールともうひとつ、ダイビングです。魚のお尻を追っかけ回すぞーーー。およそ10年ぶりのダイビングにドキドキ。
プロのダイバーに2日間みっちりと研修を受け、ライセンスをGET☆ これでたくさんの魚たちに会いに行けます♪
フル装備で沖縄の海へ。
美しい~~~! 海の底には幻想的な世界が広がっていました。
お食事中の亀を発見! 夢中で食べていてカワイイ^^
あ! ニモだ! カクレクマノミも発見しました。
青、黄色、シマシマ、水玉、色とりどりの魚たち。深く潜らないと出会うことのできない生き物に感動しつつ……たっぷり泳いだのでお腹がペッコペコ! 綺麗な魚たちの次は、おいしいクラフトビールとおつまみを探しに行きましょう♪
沖縄No.1を誇るタップ数
樽生を繋いでいる数=タップ数は沖縄で一番多い、という「麦BAKU」へやってきました。銘柄は北海道から沖縄まで多岐にわたるラインナップです。
「麦BAKU」の店長はもともと東京のビアバーで働いていて、8月に沖縄に移住してきたばかりなんだそう。
ずらりと並んだ珍しいラベルたちに、お店のビール愛を感じます。
何を注文しよう……う~ん、色々あって迷っちゃいますね。せっかくなので沖縄のビールにしました。
沖縄の「サンゴビール」、ケルシュと島らっきょうの浅漬けをチョイスしました♪ 独特の香りにシャキッとした歯ごたえ、ピリッとした辛み。島らっきょうの味わいってクセになりますよね。ビールは軽い口当たりで喉ごしがよく、柔らかな甘みが広がります。マイルドな飲み心地で、クセのあるおつまみにぴったり!
ダイビングをした後は気圧の関係で酔いが回りやすくなるので、深酒は禁物です。一杯で切り上げて次のお店へハシゴしちゃいましょう。(まだ飲むんかい)
◆麦BAKU
住所:沖縄県那覇市久茂地3-9-21 UD久茂地ビル2F
電話番号:098-861-8915
営業時間:19:00~24:00
定休日:日曜日
ギネス級!? 世界一の浮島のビールのお店
世界で一番、浮島ブルーイングのビールが飲めるお店としてギネスに登録!!! ……されないかなぁ~と毎日妄想をしている店長が、コチラ(笑)
とっても素敵な笑顔です。そんな楽しい店長がいる「浮島ブルーイング」は、店内で醸造をしているので新鮮なビールが味わえるんです。いろんな味を楽しみたい! と、欲張りな私は迷わずビアフライトセットを注文しました。
「スムースブラック」は、まるでチョコレート! コーヒーのような香ばしい香りに高カカオを思わせるような甘苦い味わいが特徴です。かなり好きな味! チョコ好き、スタウト好きにおすすめです。「ベルジャンIPA」は、どこまでもフルーティーな香りです。とってもジューシーなホップ感に爽やかな苦味がクセになります。「久高島ヴァイツェン」は、“神の島”と呼ばれる久高島でとれたハダカムギを使用したビール。独特の甘い香りがして、軽やかな口当たりです。苦味が少なくスムーズな飲み口。どれもクオリティが高くて……おいしい~!
おつまみにはポテトサラダを選びました。まるでスイーツのような可愛らしい盛り付け。マスカルポーネ入りでチーズのコクが効いていて、ほくほくのじゃがいもが甘くておいしい! 優しい味付けなので、この3種類のビールの中だと「久高島ヴァイツェン」との相性が一番よかったです^^
◆浮島ブルーイング
住所:沖縄県那覇市牧志3-3-1 水上店舗第二街区3F
電話番号:098-894-2636
営業時間:17:00~22:00
定休日:水曜日
ビール豆知識②原料にチョコレート!?
黒ビールを飲んでいると、たまにチョコレートの香りや味わいを感じることがあります。なかには実際にチョコレートを原材料として使っているものもありますが、ほとんどは麦芽からくる風味。麦芽に熱を加えることによってこんがりと黒っぽくなり、甘みとコクが生まれます。焙煎方法や温度によってさまざまな種類の麦芽ができ、その中のひとつがチョコレート麦芽です。チョコレート麦芽と金色の麦芽をブレンドすることによって、いろんな味わいのビールが生まれるんですよ。黒ビールはチョコレートやケーキ、ベリー系のフルーツなど、デザートとの相性がとても良いです^^
お土産ビールは琉球ガラスで
今回の沖縄旅では、琉球ガラス作りも体験しました。そこで出来上がったのがこのグラスです。夕焼けをイメージした上部のオレンジ色に海をイメージした底の青。そこに夕日色に輝くビールを注げば……サンセットビーチの出来上がり♪ 旅先で購入した貝殻たちを使って素敵にテーブルコーディネートも頑張ってみました。
家に帰ってからも沖縄の海を思い出せるって素敵ですよね。お土産ビールは「浮島ブルーイング」で飲んだ、「ベルジャンIPA」にしました。ラベルにはこんな紹介文が。
「甘くエロティックな大人のIPA。でもやっぱりちょっと苦いからまるで10ドルの恋。」
遊び心……満載! 全種類買えばよかったな~と、今ちょっぴり後悔しています。
海とビールの沖縄旅、いかがでしたか?
沖縄の美しい海に、地元で作られた絶品ごはん。そしてクラフトビール! やっぱりその土地ならではのものを楽しむのって旅の醍醐味ですよね。同郷の友達と馬が合うように、同じ土地で育った食べ物とビールはとても相性がいいものです。
全国全世界の“同郷ペアリング”に出会うために、これからもいろんなところにお出かけしたいな。それではまた、次のビール旅でお会いしましょう☆