女優・深川麻衣さんが体験した富山の3大いいところ!
1月29日に公開する映画「おもいで写眞」。遺影写真を撮る仕事を始めたことから、人生の意味を見出し成長していく本作は、全て富山で撮影が行われました! ということで、主人公を演じた深川麻衣さんに富山の魅力を伺いました!
文:堀江 翔(ART&旭)、撮影:冨樂和也、ヘアメイク:村上 綾、スタイリスト:原 未来
目次
「また必ず行きたい富山県!」
プライベートではニューヨークへ一人旅をするほどの旅好きの深川麻衣さん。旅の思い出をイラストにして残すことも多く、過去には旅色でも連載をしてもらっていました。
(深川麻衣さんのイラスト旅 https://tabiiro.jp/ambassador/members/m001/)
そんな旅好きの深川さんに、撮影中に体験した富山の魅力を伺い、思い出写真とあわせて振り返ります!
「富山は街並みが綺麗で、食べ物も美味しい! また、撮影中に近所のおばあさんが冷やしトマトをくれたりと、人の温かさも感じました。そこが私が感じた“3大富山の良いところ”! 私の思い出をご紹介します!」
「風情漂う街並に癒されました!」
ロケ地のひとつ富山県金屋町は、かつて高岡鋳物の街として栄え、石畳の道と千本格子の古い家並みが美しい佇まいで、重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。
「撮影をしていた2019年初夏の金屋町の軒先では、高岡鋳物の風鈴が風になびく度に美しい音色を奏でて、家並みと相まってとても癒やされました」
「やっぱり魚介は最高です! 特に白エビは絶品」
日本海に面する富山県は海の幸の宝庫。深川さんも富山の地魚を堪能した“おもいで”が鮮やかに残っているそうです。
「白身魚をよく食べました。でもやっぱり一番おいしかったのは富山の名物の白エビ!お寿司や唐揚げ、天ぷらで頂きました!」と笑顔で語る深川さん。その他焼き魚やホタルイカ等、どれもこれも都内では食べられないものばかりで食を求めてまた富山に再訪したくなったようです!
「国宝・瑞龍寺は山門からの風景がおすすめです」
旅先ではよく寺社仏閣巡りをするという深川さん。撮影滞在中に、国宝の禅寺瑞龍寺(ずいりゅうじ)を訪れたそうです。ここは「トイレの神様」としても知られる木像の烏瑟沙摩明王像(うすさまみょうおう)が公開されています。
「日本文化が好きでよく寺社仏閣に行きます。撮影の前日に瑞龍寺さんを訪れて、山門をくぐると見える正面からの風景がとても美しくって。左右の白砂利と芝生の緑と空の青さの色と正面まっすぐにある仏殿の構図がとても印象的でしたね。」と和な雰囲気が大好きな深川さん。
◆国宝 高岡山瑞龍寺
住所:富山県高岡市関本町35
電話:0766-22-0179
営業時間:9:00~16:30
料金:大人500円、中高生200円、小学生100円
アクセス:JR「新高岡駅」から徒歩15分
「撮影中は地元の人の温かさも感じられました!」
自転車に乗って散策する深川さん。「今はほとんど乗らなくなりましたが、中学までは家から学校まで自転車で通学してました。劇中に登場する団地付近を撮影の合間に自転車で散策したんですが、団地がすごく広いので、迷っちゃいました。」
「富山の方のやさしさにも、癒されました」
「外で立っていたスタッフさんがすぐに日焼けしてしまうほど日差しが強くて、ぐったりしていたら共演の香里奈さんがアイスを差し入れてくれたり、地元の方から冷やしトマトをいただいたり、スタッフや共演者の方はもちろん、富山のみなさんの協力も本当に感謝です! 必ずまた行きます!」写真は、酷暑の中氷のうで、暑さを和らげる深川さん。
「今回の作品は、アナログの象徴としての写真の良さを描いた作品です。デジタルな世の中では、人と人との繋がりが希薄になってしまいがちです。便利な世の中になったからこそ、いま一度写真を残して、人と人とが直接に触れ合う大切さを感じていただきたいです。観てくださった方が大切な人を思い出したり、考えたりするきっかけになればなと思います。」
映画『おもいで写眞』
1月29日(金)より全国公開。深川麻衣主演、熊澤尚人監督の感動作。東京で夢破れ、祖母の死をきっかけに故郷・富山へ戻った結子(深川麻衣)は、役場に勤める幼なじみの星野(高良健吾)からお年寄りの遺影撮影の仕事を頼まれる。はじめはお年寄りに警戒されていた結子だったが、一人暮らしの和子(吉行和子)との出会いをきっかけに、「遺影」ではなく、それぞれの思い出の場所で写真を撮る“おもいで写真”として写真を撮り始める。
©️「おもいで 写眞」製作委員会
監督・脚本:熊澤尚人
出演:深川麻衣、高良健吾、香里奈、井浦新、古谷一行、吉行和子、ほか
配給:イオンエンターテイメント
深川麻衣
1991年、静岡県生まれ。「乃木坂46」の初期メンバーとして数多くのヒット作を生み出し、グループを牽引する存在として活動。その後、女優業に専念するべく2016年にグループを卒業。2017年には舞台「SKIP」で初主演を務める。2018年には主演映画「パンとバスと2度目のハツコイ」(今泉力哉監督)でTAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞。NHK連続テレビ小説「まんぷく」、TX「日本ボロ宿紀行」、KTV「まだ結婚できない男」などのドラマの他、映画「愛がなんだ」、「空母いぶき」、「水曜日が消えた」に出演するなど活躍中。
おわりに
自然と歴史に心ほぐれ、グルメも堪能できる富山県。映画を見てから行けば、また楽しみ方も違ってくるかも?