優れた飼育管理技術と、厳選された飼料で30か月にわたり育てられた黒毛和牛で、茨城県が誇る最高級ブランド牛です。約190年前、徳川斉昭公が現在の水戸市内で黒牛の飼育を始めたことが常陸牛の起こりと伝わります。赤身に程よく脂身の入ったやわらかい霜降りで、国内外でも知名度が高い銘柄牛のひとつです。
人気ブランド牛で地元を味わう ー関東編ー
世界的に有名な「松阪牛」や「神戸牛」「近江牛」は西日本で生産されていますが、関東にも人気の銘柄和牛があります。関東平野の自然や気候に恵まれて育った上質な「関東のブランド牛」を、生産地近辺でぜひとも味わってみてください。
国産牛は日本国内で一定期間育てられた牛のことですが、和牛は、黒毛和牛、褐毛和牛、日本短角種、無角和種の4種類のことをいいます。日本3大和牛と称される「松阪牛」「神戸牛」「近江牛」などのブランド牛(銘柄牛)は、育てられた地域や品質など、生産団体が定めた基準を満たした特別な和牛です。自然や気候に恵まれた関東地方には、味わいの違う数多くの人気ブランド牛があります。
大麦、トウモロコシ、ビール粕、おからなどを加熱発酵させたものに米などを添加した餌を与えるという、全国のブランド牛のなかでも独特の決まりがある葉山牛。年間わずか160頭ほどの出荷と数は限られていますが、農林水産大臣賞を5年連続で受賞するなど、最高峰の銘柄牛と評判で、とろけるような食感が特徴です。
北アメリカやヨーロッパ、東南アジアなど世界各地に輸出され、海外での知名度が高まり始めている群馬県産の上州牛。利根川水系の豊かな水と上毛三山に囲まれた自然環境に恵まれ、世界トップレベルの衛生管理のなかで育てられた牛は、赤身にしっかりした旨味があり、細かくバランスのいいサシが入っているのが特徴です。
赤城山麓の清らかな水と澄んだ空気のなか、オリジナルの配合飼料で愛情豊かに育てられた赤城牛。すき焼きで使用する食材は全て県内で手に入ることから、「すきやき県」とも呼ばれている群馬県のブランド牛らしく、おすすめの食べ方はすき焼き。肉質がきめ細かいリブロースや肩ロースが、すき焼きに向いています。
「究極の牛肉」として多くのメディアに取り上げられ、知名度の高い大田原牛。もともと栃木県は子牛の生産地として有名で、松阪や神戸、近江にもとちぎ和牛の子牛が送られています。そのなかでも、年間約30頭だけ厳選し、独自の肥育法で育てられたのが大田原牛です。融点の低い上質な脂が、口の中でとろけます。
大田原市、那須塩原市、那須町の指定農家が、豊かな自然環境のなか、丹精込めて育てた那須和牛。肉としての風味をさらによくするために餌に加えているのはお米。確かな技術を持つ生産者が約20か月という長い時間をかけて肥育することで、豊かな味わいを最大限に引き出します。ヒレステーキでいただくのがおすすめです。
埼玉県のブランド牛である武州和牛。乾式加熱処理したトウモロコシや麦などをブレンドしたオリジナルの配合飼料を使用、さらに各々の組合員が独自の工夫を加え、肉質の向上に努めています。きめ細いサシが入った霜降りの牛肉はやわらかな舌ざわり。口の中で上質な脂の香りが溶け合い、噛むほどにコクを感じます。
「一般的な霜降り牛肉は脂がしつこく苦手」という人におすすめしたいのが、かずさ和牛。融点が低くあっさりとした脂質が特徴で、たくさん食べても飽きのこない軽やかな味わいの銘柄牛です。ヨードの生産量が世界一の千葉県で、ヨードを多く含んだ水と、大麦を中心とする高品質の特製飼料にこだわり、生産されています。
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