【徳島から車で1時間】日帰りで絶景や名産を楽しめるスポット14選

【徳島から車で1時間】日帰りで絶景や名産を楽しめるスポット14選

自然・絶景

2023/12/19更新

四国の東に位置し、播磨灘と紀伊水道、太平洋に囲まれた徳島県。徳島市から車で1時間台のドライブをすれば、瀬戸内海が広がる香川や夜景が美しいことで有名な本州・神戸にも行けます。そこで今回は、風光明媚な景勝地を中心に1時間台のドライブで気軽に行けるおでかけスポットをご紹介します。

兵庫県

神戸・有馬

神戸・有馬エリアは、徳島市より1時間半ほどのドライブで到着します。兵庫県の南東部に位置し、大阪湾に面するエリアです。港町として発展してきた神戸エリアは、異人館、旧居留地、南京町とエキゾチックな観光スポットが多数。有馬エリアは、日本最古ともいわれる長い歴史をもつ温泉地、有馬温泉で有名。温泉地ならではの魅力的なグルメも楽しめます。

【神戸・有馬】六甲ガーデンテラス

1000万ドルの夜景が堪能できるレジャースポット

標高約880mに位置し、庭園・レストラン・展望台などがあるレジャースポット。眺望スポットが点在し、昼と夜で雰囲気が大きく変わるのが魅力です。昼は関西国際空港や明石海峡が見晴らせる大パノラマが広がり、夜は「1000万ドル」と称される煌びやかな夜景になります。ゆっくり外を眺められるレストランもあり、ロマンチックな夜景と共に食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【神戸・有馬】神戸布引ハーブ園/ロープウェイ

四季折々の花々とハーブに癒されよう

標高約400mの山頂にある日本最大級のハーブ園で、約200種7万5000株の花やハーブが園内を彩っています。開花が最盛期を迎える春から初夏のシーズンが見頃です。園内には植物だけでなく、季節のハーブをふんだんに使ったレストランやアロマグッズ作りができる施設もあり、心身共にリラックスできるはずです。ハーブ園まではロープウェイで約10分。ロープウェイの窓からは、神戸の街や布引(ぬのひき)の滝などが眺められます。

淡路

淡路エリアは、徳島市から1時間弱のドライブで到着します。兵庫県南部の瀬戸内海東部に位置し、日本で最初に生まれた島といういわれから「国生みの島」とも呼ばれる島です。 徳島市からは明石海峡大橋を渡って行くことができ、観光地としても人気があります。豊かな自然とおいしい空気に恵まれ、特産品も多いです。

【淡路】淡路島国営明石海峡公園

多種多様の花風景が広がる海辺の公園

「海辺の園遊空間」をコンセプトとした、約100ヘクタールの広さを誇る国営公園です。春はスイセン、夏はひまわり、秋はコスモス、冬はクリスマスローズなど、四季折々の美しい草花が1年を通じて鑑賞できます。特に春に咲くチューリップの景色は時間を忘れて見入ってしまうほど鮮やか。思いっきり走り回れる芝生広場や、150種類ほどの遊具がある「夢っこランド」などお子さんの遊び場も充実しており、家族で訪れても楽しめるでしょう。

【淡路】兵庫県立公園 あわじ花さじき

咲き誇る花々はまさに絨毯のよう

公園は淡路島北部の丘陵地域の頂上から海に向かって、なだらかに広がる高原に位置します。高原は花々が咲き乱れる淡路島随一の絶景スポットです。春は菜の花やポピー、夏から秋はコスモス、冬はストックなどが一面に咲く風景はまさに花の絨毯。小高い展望デッキに上がれば、明石海峡大橋や大阪湾の壮大な風景を楽しめます。季節限定ですが、5,000平方メートルの広大な牧草畑を刈り込んで描いた地上絵の「アースワーク」も必見です。

香川県

さぬき・東かがわ

さぬき・東かがわエリアは、徳島市より1時間弱のドライブで到着します。香川県東部の瀬戸内海に面したエリアです。さぬきエリアは、北に瀬戸内海、南に讃岐山地に囲まれた自然豊かなところ。四国霊場の3寺があり、大窪寺(おおくぼじ)は四国遍路を締めくくる結願の寺で紅葉の名所でもあります。東かがわ市には瀬戸内海の展望地や海水浴場が点在するところです。

【さぬき・東かがわ】讃州井筒屋敷

醤油醸造で富を築いた豪商の邸宅

醤油醸造で栄えた街・引田(ひけた)にある江戸時代の商家「井筒屋」の邸宅です。当時の面影を残す母屋は見学でき、パネルや展示物を通して歴史を知ることができます。例年ひな祭りの時期にはひな人形展を開催。江戸時代末期などに制作された歴史ある人形たちが各部屋を飾ります。蔵にはレストランや売店があり、ブリ養殖発祥の地・引田名物のブリの漬け丼はぜひ味わってほしい一品。和三盆の型抜きや革小物作り体験もでき、旅の思い出づくりができるスポットです。

高松

高松エリアは、徳島市より1時間前後のドライブで到着します。香川県北部の瀬戸内海に面したエリアです。穏やかな気候で、海・島・山・街がぎゅっとつまったコンパクトなところ。南に讃岐山脈、東を屋島と八栗山(やくりやま)、西を五色台(ごしきだい)で囲まれた香川県の県庁所在地で、瀬戸内海の島々を臨む美しい風景が魅力。

【高松】道の駅 瀬戸大橋記念公園

アウトドアもアートも楽しめる広大な公園

瀬戸大橋記念公園は、岡山県と香川県を結ぶ瀬戸大橋完成を記念して作られました。園内には、敷石と噴水のコントラストが美しいメインプロムナードの「水の回廊」や、架橋工事の歴史が学べ、瀬戸大橋を映像で体感できるブリッジシアターがある記念館など、多彩な施設が揃っています。天然芝のグラウンドや、大型遊具がある「こども広場」で身体を思いきり動かしてリフレッシュしてみてはいかがでしょう。

【高松】屋島

源平合戦の舞台になった800年以上の歴史が残る島

瀬戸内海国立公園にあり、標高292mほどの高台に位置する高松きっての景勝地。800年以上前に源氏と平氏の戦いが屋島の地で繰り広げられたところで、歴史好きなら一度は訪れたいスポットでもあります。屋島の頂上には、四国霊場札所の屋島寺(やしまじ)や、アメリカマナティやピラルクなどが飼育されている新屋島水族館、展望スポットなど観光名所が点在。展望スポットでは、小さな皿状の土器である“かわらけ”を投げて、開運や厄除けを祈願する「かわらけ投げ」を体験できますよ。

観音寺・三豊

観音寺・三豊(みとよ)エリアは、徳島市より1時間半ほどのドライブで到着します。香川県西部に位置するエリアです。観音寺市は、四国の中心に位置します。巨大な砂絵「銭形砂絵」があることで有名。三豊は、夕陽と瀬戸内の海がつくる水鏡が人気の父母ヶ浜(ちちぶがはま)や紫雲出山(しうでやま)の桜など、美しい自然や温暖な気候、海と山の食材に恵まれています。

【観音寺・三豊】父母ヶ浜

瀬戸内海にある「天空の鏡」

約1kmのロングビーチがある、香川県三豊市(みとよし)の海水浴場。日本の夕陽百選に選ばれるほど美しい夕日は、まるで絵画のような光景です。日本から遠く離れた南米・ボリビアのウユニ塩湖のような夕日と人物が潮だまりに映りこむ絶景が、父母ヶ浜(ちちぶがはま)で見られると話題になりました。特におすすめなのは雲で太陽がかすんで見えず、日差しが弱すぎない春と秋。フォトジェニックな写真を撮りに、友人や恋人と訪れてみてください。

【観音寺・三豊】雲辺寺ロープウェイ

日本最大級の規模を誇るロープウェイ

香川県と徳島県の県境に位置する雲辺寺山(うんぺんじさん)の山麓と山頂を結ぶ約101人乗りのロープウェイ。2号柱~3号柱間が約1,884mあり、支柱間の長さとしては日本最長といわれています。 全長約2,600m、高低差約660mを最高時速36kmで進むため、7分ほどで到着してしまいます。ゴンドラの窓越しからは讃岐平野や瀬戸内海をはじめ、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋まで見渡せてしまう贅沢な眺望が広がります。

丸亀・坂出・宇多津

丸亀・坂出・宇多津(まるがめ・さかいで・うたづ)エリアは、徳島市より1時間半ほどのドライブで到着します。香川県北部に位置するエリアです。丸亀は、400年以上の歴史を誇る「丸亀城」があります。その石垣は高く、“石の城”と形容されるほど。また瀬戸大橋がかかる坂出エリアは、橋を間近に臨む絶景スポットなどがあります。雨が少なく温暖な気候が自慢の宇多津エリアは塩の生産地として知られています。

【丸亀・坂出・宇多津】道の駅 恋人の聖地うたづ臨海公園

瀬戸内海を望む「恋人の聖地」

瀬戸大橋を一望できる塩田跡地に建つ公園です。「恋人の聖地」にも認定されており、国内で140カ所以上ある恋人の聖地の中でも夕日の美しさはトップクラスでしょう。日が暮れると瀬戸大橋のライトアップがあり、一層ロマンチックな雰囲気に。園内にはカフェや特産品コーナーがある複合施設や、塩作りの作業を体験できる塩田などがあります。

【丸亀・坂出・宇多津】ゴールドタワー

瀬戸内の景色を見渡せる金色に輝く展望塔

瀬戸大橋に程近い宇多津町(うたづちょう)に建つ、展望塔「ソラキン」と別館の屋内遊戯施設「プレイパーク」の2つの施設からなる全長158mほどの「ゴールドタワー」。ソラキンは、瀬戸内の景色をきらめくアクアリウムと共に眺めることができ、万華鏡のような光と金魚の幻想的な空間が広がります。プレイパークは、ボールプールや大型バルーンなどの遊具が豊富です。屋内施設のため、天候を気にせず1日中遊べるのが嬉しいですね。

徳島県

美馬・三好・祖谷

美馬・三好・祖谷(みま・みよし・いや)エリアは、徳島市より1時間弱から2時間弱のドライブで到着します。徳島県西部で、内陸に位置するエリアです。美馬・三好エリアは、江戸中期より商人たちにより栄えた町で、美しい「うだつの町並み 」で知られています。祖谷エリアには絶景スポットが多くあり、1,000m級の山々やエメラルドグリーンの祖谷川に囲まれ、“秘境”とも呼ばれています。

【美馬・三好・祖谷】阿波 土柱の湯

阿波平野を眺めながらゆっくり温泉に浸かろう

阿波(あわ)平野が一望できる高台にある「阿波 土柱(どちゅう)の湯」は日帰り温浴施設です。露天風呂は日中も夜も景色がバツグン。昼間は阿波市内から対岸の吉野川市まで見渡せ、夜はきらめく星空を眺めながら温泉に入れます。施設内は温泉だけでなく、みんなでわいわい楽しめるバーベキュー場や身体を動かしたい方にぴったりのボルダリングスペースなども完備。バーベキューやボルダリングで楽しんだ後、温泉でまったり癒されてください。

【美馬・三好・祖谷】箸蔵山ロープウェイ

山麓から「こんぴら奥の院」まで繋ぐロープウェイ

山麓から箸蔵寺(はしくらじ)までの全長950mほどを約3分で結ぶ登山用ロープウェイ。箸蔵寺は828年に弘法大師が開基したと伝えられており、1,000年以上の歴史がある由緒あるお寺です。別名「こんぴら奥の院」と親しまれています。毎年8月4日の「箸の日」に使われなくなったお箸の供養を行っていることでも有名。ロープウェイからは四国山脈の山々や吉野川といった雄大な自然が広がり、春は桜、秋は紅葉と季節ごとに変化する風景が楽しめます。

【美馬・三好・祖谷】祖谷のかずら橋

日本三大奇橋に選ばれたスリル満点の橋

「秘境」と呼ばれる祖谷(いや)エリアに架かる、長さ約45m、幅約2mの祖谷のかずら橋は、日本三大奇橋とされる吊り橋です。シラクチカズラという植物を編み込んで作られ、平家の落人が追っ手から逃れるために切り落とせるようにしたと伝えられています。今も実際に橋を渡ることができ、水面からの高さはなんとおよそ14m! 足元から川面が見えるのでヒヤッとしてしまいそう。足を踏み出すたびに橋がゆらゆらと揺れ動くスリルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

<おわりに>

1時間台のドライブで、瀬戸内海にも本州にもおでかけできてしまう徳島市。源氏と平氏が戦いを繰り広げた屋島や1000万ドルの夜景が堪能できる六甲山をはじめ、徳島周辺には絶景スポットや歴史が感じられる景勝地などが満載です。大切な人や家族、友人と思い出を作りにドライブに出かけてみてはいかがでしょうか。

旅色編集部 なかやま

参考になりましたか? 旅行・おでかけの際に活用してみてください。

記事企画・監修:旅色編集部 なかやま

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