桜、紅葉、紫陽花……四季折々の景色を走りながら楽しむ
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突然ですが、皆さんのランニングの楽しみは何ですか?
ストイックに走ったり、爽快感がたまらなかったり、ランニングのあとのビールが美味しかったり……。楽しみ方は人それぞれかと思いますが、今日は私の楽しみ方を紹介したいと思います。花や木を追いかけて“四季折々の景色を楽しむランニング旅”です!
まずは春の桜
日本は桜の種類も豊富で、蕾、満開、散り桜など時期を変えれば同じ桜でも2度3度楽しめますよね。私が普段体力作りで走っている道にも桜があって、花見ランニングだと足取りも軽くなっちゃうから不思議です。「蕾だけど、今にも咲きそう!」「ここはもう満開だから陽当たりがいいのかな」と、普段は気付かないような発見があります。
都内でのおすすめスポットは「尾久の原公園」と荒川沿い。公園では枝垂れ桜が、荒川沿いでは桜と川のコラボレーションが楽しめます。
公園には私以外にもランニングをしている方がいたのですが、「桜の時期だと次はこの桜、あっちの桜も見に行こう、とついつい足を延ばしちゃう」と嬉しそうに話していて、全くその通りだな! と思いました。桜に足を委ねて、グングン走るのもアリじゃないでしょうか。
お次は、秋の紅葉
秋の景色を楽しむならやっぱり京都。紅葉の名所でどこを切り取っても綺麗だし、街がギュッとしているのであちこち寄ることもでき、ランニング旅にぴったりなんです。
なかでも「永観堂禅林寺」の紅葉にはうっとりしました。このとき私は、三条通りを抜けるルートで向かったのですが、そのゆる~く続く坂道がつらい……。でもその坂を越えて永観堂に入ると疲れなど忘れてしまうくらいの癒される空間が広がっていました。「方丈池」の周りから紅葉狩りをするのもいいですが、ここの紅葉は別の角度からも楽しめるんです。
「多宝塔」まで登ると……
京都の街並みはもちろん、紅葉も一望することができます! 見上げるだけでなく見下ろして、紅葉の赤・黄色・緑といったグラデーションを楽しむのもなかなかいいものです。
最後はこの時期の紫陽花
ジメジメしたり天気も不安定な梅雨ですが、そんな時だからこそ紫陽花を追いかけて楽しむのはいかがでしょう。
紫陽花を楽しむのにもってこいなのが鎌倉! 鎌倉は紫陽花の名所ですよね。山に囲まれた街で、雨による斜面の土砂崩れを防ぐために植えたんだとか。長く細かい根を横に広く張るのでうってつけだったようです。
民家の庭からひょっこりと顔を出していたり、街を駆け抜けると至るところで発見できて、紫陽花って鎌倉の人に愛されてるんだな~と実感しました。
せっかくなので、ランニング旅で気軽に寄れる紫陽花スポットを紹介しますね!
ひとつは、「亀ケ谷坂切通し」に向かう道に咲いている紫陽花。切通しとは、山や丘などを削ってできた道のこと。山で冷やされた風が切通しを抜けるので、ジメジメした気分も吹き飛ばしてくれますよ。
この時はまだ満開ではありませんでしたが、他の場所では……
斜面一面に咲いて、見応えあり! 坂道になっていますが、モリモリと咲く紫陽花に応援されている気分に。
もうひとつは「源氏山公園」。山の上にある穴場的スポットの公園です。しっとりと落ち着いた雰囲気のある公園で、梅雨時に咲く紫陽花と妙にマッチしていました。源氏山公園の先に「葛原岡神社」があって、その手前から富士山を見られるポイントもあるんです。葛原岡神社は縁結びでも有名なパワースポットだそうですよ。
紫陽花を見に鎌倉のメジャーな観光スポットに行ったことはありましたが、今回は、その時より多くの場所で紫陽花をたっぷり見られた気がします。ランニングでいろんな場所に移動して、そこに咲く花を独り占めできたからかな~。紫陽花を探しすぎて、木々の隙間から見える青い空でさえも「あ! 紫陽花だ!」と思ってしまったのは面白かったです。笑
“四季折々の景色を楽しむランニング旅”いかがでしたか? ランニング旅ってさまざまな角度から楽しめるんですよ。