実は気になる存在!? 走って楽しい“マンホール”の魅力
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今日は、いつもとひと味違うランニング旅をご紹介したいと思います!
ぐんぐん前に進みたくなるランニング旅ですが、道の先々でどこにでも現れる“マンホール”。色んな場所でランニング旅をしていると、その土地の特色溢れたマンホールに出合うことがあります。
そのなかで、私の心に残ったマンホールたちをご紹介します。
神戸の四角いマンホール
神戸でランニングをしているときのこと。信号待ちをしている時にふと足元に目をやると、とても凝ったデザインのものを発見。思わずランニングシューズと共に、パシャリ!
よく見ると、神戸の観光名所が描かれているではありませんか! ポートタワーに神戸大橋と港、異人館に風見鶏。デザイン性も高くてオシャレですよね。普段、消火栓のマンホールが目に止まることは無いんですが、これは足を止めてでも見たくなるものでした。
この後に私が向かったのは、マンホールにも描かれていた「風見鶏の館」!
明治にドイツ人の貿易商の方が住宅として建てたものなんだそう。外観だけでなく内装も美しく、こんなところで暮らしてみたいな、なんて考えていました。屋根の上の風見鶏は街を見守っているようです。
実はこの風見鶏の館は16年前、私がまだ中学生だった頃に家族旅行で来たことがある場所なのですが、昔に比べて外国人観光客の方が増えている感じがしました。それに、「こんな急な斜面だったっけ……?」と思うくらい坂がキツかった(笑) いや、でもマンホールの絵として描かれるくらい見どころのある場所なんだから! と、腕を思いっきり振って坂を登りきり、無事に登り切ったあとはのんびりと昔のことを思い出しつつ観光を。ハードな坂のあとにのんびりとした時間……ランニング旅ならではの過ごし方ですよね。
函館のマンホール
「函館朝市」を走っていると、遠くからでもひと際目を引くマンホールが!
黒一色のアスファルトの中で、カラフルなイカ! これは目立ちます。函館朝市で何か食べたいな~と思っていたので、迷わずイカをチョイスすることにしました。マンホールにはその土地の特産品が描かれているので、 選んで外すことはありません。
函館朝市ではなにやら変わった方法でイカを食べられるとのことで、挑戦してみました。それは、活イカ釣り! 生簀の中で元気に泳ぐイカを釣り上げて、その場で捌いてもらい食べることができるんです。私が行った時にはたくさんの方が生簀の周りに集まっていました。釣竿の先についた針にイカの耳をひっかけて釣るのですが、鮮度のいいイカはすばしっこく、スイスイと針を避けて泳いでいきます。ほかのお客さんが釣り上げた時に、イカがピューっと水を吐いているシーンなんかも見られましたよ。
イカが釣れた時は本当に嬉しかったです!
釣りたてのイカを早速捌いもらいましたが、まだ透き通っていてキレイな色。コリコリとした食感も鮮度がいいからこそ! ひとつの心残りは、もう少し大きなイカを釣り上げておけば良かったな~ということ。値段はイカの大きさに関わらず同一なんです。夢中になって釣った私のイカは小ぶりでした(笑) みなさんはぜひ、生簀で一番大きなイカを釣り上げてくださいね。
渋めなマンホール
さぁ、どこのマンホールでしょう?
ヒントは、連なる山の奥にちらっと見える富士山とお城。着物を着た人が担がれている絵が気になりますが、当時、橋のなかった川はこうやって渡っていたそうですよ。
……わかりましたか?
正解は小田原です!
小田原城の形、似ていますよね。小田原の昔の風景を教えてくれるマンホールとの出合いでした。
ランニング旅では色んな道を走ります。そんななかマンホールはどこにでも現れて、ランニングをより楽しませてくれるんです。さらに、地域の魅力を再発見させてくれたり、歴史に触れるキッカケを与えてくれたり。気付かないだけで、日常を楽しくしてくれる要素は思わぬところに転がっているかもしれませんね。
みなさんもマンホールを通して、ランニング旅を楽しむのはいかがですか?