- 1泊2日
- 1日目
東京の個性派書店を巡る 読書三昧なひとり旅
神田、杉並(東京都)
予算:12,000円〜
・旅行する時期やタイミングにより変動いたします。あくまでも目安ですので、旅行前にご自身でご確認ください。
・料金は1名あたりの参考価格で、宿泊施設は1泊2食付き週末料金を参考にしています。
更新日:2023/01/13
東京の個性派書店を巡りませんか? 人は、言葉によって考える生き物です。書籍を乱読する時期があると、語彙が豊かになるだけでなく、想像力も構想力も、以前とは段違いな自分に気づかされるはず。紙の匂い、立ち読みの背徳感、商売の温もり、そのすべてが愛おしいあなたに贈ります。

紀伊國屋書店 新宿本店
蟹ブックス
本屋Title

旅の本屋のまど

BUNDAN COFFEE & BEER

BAR 十誡
マンダラ

MANGA ART HOTEL, TOKYO
出発はお昼からになります。

鹿子沢ヒコーキのおすすめポイント
- ★ 個性派書店巡りといっても、まずは老舗の大御所から出発しましょう。お昼過ぎからゆっくりと、昭和から続く「待ち合わせのランドマーク」から始めます
- ★ 今回の売場リニューアルで、2階の文学売場では「BOOK WALL」「BOOK CLOCK」「ブック型デジタルサイネージ」など、最新の売り方や展示方法を見ることができます。なかでも時計は必見!
- ★ ここを待ち合わせ場所に設定する利点は、待ち人が少しくらい遅れても、新しい本やカルチャー情報との出合いがあるため。その出合いは、書店が街にあることの役割と大切さを思い出させてくれることでしょう

鹿子沢ヒコーキのおすすめポイント
- ★ 店主は「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」の著者としても知られる花田菜々子さん。ここはお客を迎える書店でもあり、同時に店主と仲間たちのシェアオフィスでもあるとのこと。居心地がよさそうです
- ★ 開店&仕入れ資金の一部はクラウドファンディングを活用したそうです。目標金額を上回る資金が集まったことでも分かるとおり、多くの人に応援されているお店ですね

鹿子沢ヒコーキのおすすめポイント
- ★ 店主の辻山良雄さんは、その発信力が伝説となっている大型書店「リブロ」に18年間勤務し、池袋本店で統括マネージャーを務めていました。あのリブロのテイストと版元を横断する文脈棚に、また出合えるとは!
- ★ 辻山さんにも、ご著書「本屋、はじめました(増補版)」(筑摩書房)があります。その辻山さん曰く「特に力を入れるのは生活の本です」とのこと。衣・食・住はもちろん、文学や哲学、芸術、社会、えほんも「生活」の本。店主の問題意識がストレートに現れる、それが独立系書店の良さですね

鹿子沢ヒコーキのおすすめポイント
- ★ 客層の8割が女性だそう。料理本や海外雑貨・民芸品の本がよく動くと言います。北欧、インド、中央アジア、中南米、イスラム圏など、良い意味でマニアックな情報を求めてやってくる好奇心旺盛なお客さんが今日もまた……
- ★ 店主の川田正和さんも、伝説の書店「リブロ」体験者。ノマドとは英語で遊牧民の意味ですが、近年は「自由な働き方」を表すかたちで使われるようになりました。そうした時代の雰囲気の源流をたどっていくと、バブル経済以降のサブカルチャーに行き着くようです。そしてそこには沢木耕太郎「深夜特急」と星野道夫「旅をする木」が必ずあって……

鹿子沢ヒコーキのおすすめポイント
- ★ 「日本近代文学館」内のブックカフェで一息つきましょう。公式な読み放題なので、どうぞ安心して読書してください。読書三昧の書店巡りは、休憩もまた読書です(笑)
- ★ さまざまなクリエイティブワークを手がける(株)BAKERUのプロデュースにより、メニュー名の多くが文学に寄せられています。画像でご紹介したのは「シェイクスピアのスコーン」ですが、ほかにも芥川龍之介、寺山修司、中島敦などの名が入ったメニューが。注文時に「あっ、芥川をお願いします」って言えるんですよ!
BAR 十誡

BAR 十誡

ゴシックにして妖艶な世界観に酔う

文豪モクテル 宮沢賢治「ケンタウル祭の夜に」(カフェタイムのみ)

カフェタイム限定メニュー「季節のクリームティ」

文豪カクテル アーネスト・ヘミングウェイ「午後の緩やかな死」(バータイムのみ)
「好事家(こうずか:風流を好む人)の書斎」がコンセプトのカフェ・バー。そのスタイルは訪れる人の感性を限りなく刺激する。アンティークのソファに身を沈め、午後は珈琲と紅茶で安らかなカフェタイムを、夜は美酒と粋な逸品で厳かなひとときを。書物との密談に心躍らせる束の間が、新たな人生の一頁となるように。

鹿子沢ヒコーキのおすすめポイント
- ★ ゴシックにして妖艶、ダークにして華やか。書架の選書センスは、コアな芸術書や写真集から稀覯本(きこうぼん:珍しい書物)、時代を往来する人文書や秀逸なミステリー、さらには魔術系、オカルト、サブカルチャー系など、縦横無尽。扉を開けば、そこは異世界です
- ★ 読み放題の書籍だけでなく、店内に流れる音楽も一筋縄ではいかず、またドリンクメニュー&カクテルの技術にも確かなものがあります。限定メニューのレシピはどれも独創性が高く、アーティストとのコラボもあったりして
- ★ オーナーは、いったい何者!? と舌を巻くばかり。好奇心を刺激されます。文学好きでなくても、このお店はハマります
マンダラ
マンダラ
チキンバターマサラ
サグパニール
シェフは味の魔術師

店内装飾
神田カレーグランプリの第二回優勝店舗。開店当初から変わらない店内装のもと、北インド出身のシェフが20種類以上のスパイスをブレンドして作るインドカレーは、濃厚でスパイシー。

鹿子沢ヒコーキのおすすめポイント
- ★ さて、神保町にやって来ました。神保町といえば、カレー激戦区。夕食のチョイスは多種ありますが、ここへ来たら、やっぱりカレーでしょう!
- ★ カレーのチョイスも、あまたありますが、今回はインドにしました。開業以来、味の変わらぬカレーはもちろん、ナンも熱々でもちもち。こればかりは実際に来ないと分かりません
- ★ 実は、学生時代に近隣の出版社でバイトしておりまして、もう長いこと通い続けております。おすすめは、絶対的に「チキンバターマサラ」のリトルホット(それでも辛いのでご注意を)に、マサラチャイ。一緒に行くようになった相方は「サグパニール」がイチ推し

鹿子沢ヒコーキのおすすめポイント
- ★ 宿泊先は、読書界隈・マンガ界隈で話題の漫泊カプセルホテルです。食べ物の持ち込みはNGですので、こちらへ来る前には必ず食事を済ませておきましょう
- ★ 夕食に訪れた「マンダラ」からは、神田の書店街を歩いていくことになります。日本一の書店街を通っていくわけで、書店旅の締めくくりとして最高の道順でしょ? 宿泊した翌日の昼に再度、書店街を歩くのもまたいいと思います
- ★ 施設は、女性専用・男性専用とフロアが分かれているので、安心して宿泊できるのもうれしい配慮です。今夜はマンガで眠れない……
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